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柚起乃。~のんびり地学遅延中~
2022年4月2日 22:03
人のありよう、生への意味づけはさまざまありますがリアル、音声などの隔たりなくとても不思議なご縁に感謝します「笠原メイのほぼ毎日ボソボソ配信stand.fm承認チャンネル(SPP)」の、メイメイさん朗読を依頼していただいて本当にありがとうございました高瀬舟からの命題は足るを知る生き方と安楽死問題といえます我が身の上に引き比べてみた彼と我との間の差とは?本
2022年4月1日 22:33
高瀬舟7(全7回)
森 鴎外
全7回のうちの最終回です。高瀬舟の朗読を依頼して下さった、stand.fmの笠原メイ(メイメイ)さん、本当にありがとうございました。《ふわっとあらすじ》喜助は、すべてを語り終えるとうつむいて口を閉じた。庄兵衛もまた、答えの出ない、何ともいいようのない思いに沈黙するしかなかった。年寄衆…江戸時代、 町村内の行政をつかさどる役人。オオトリテエ…オオソリティ(aut
2022年3月31日 21:58
高瀬舟6(全7回)
全7回のうちの、6回目です。《ふわっとあらすじ》喜助はなぜ罪を犯してしまったのか?庄兵衛は、その訳を尋ねてみた。喜助は事件当時のことを静かに、事細かに語りだした。時疫…流行り病。空引き…空引機(そらびきはた) 錦や綾織りなどの紋織物に使われた手機。 西陣を中心として 多くの公家織物を製織してきた。二寸…約6cm。一寸は3.08cm。
2022年3月30日 20:59
高瀬舟5(全7回)
全7回のうちの、5回目です。《ふわっとあらすじ》庄兵衛は、常日頃より経済的に余裕のないことに不安を抱えていた。人は1つの欲が満たされても、また次の欲を求めてしまうものである。喜助の謙虚で無欲な姿勢に、感銘を受けるばかりの庄兵衛だった。懸隔…二つの間がかけ離れていること。疑懼(ぎく)…疑って不安に思うこと。係累…面倒をみなければならない親、妻子毫光(ごうこう)…仏の眉間の
2022年3月29日 18:26
高瀬舟4(全7回)
全7回のうちの、4回目です。《ふわっとあらすじ》庄兵衛は、自分と喜助の身の上を比べた。日々の倹約を心掛けてはいるが、妻が家計をうまくきりもりできず、つい苛立ってしまう。喜助の欲がなく足るを知るという生き方と自分の余裕のない気持ちのありように、何か大きな隔たりがあるのだと感じた。吝嗇(りんしょく)…度が過ぎた節約。扶持米(ふちまい)…主君が家臣へ給与した俸禄としての米。五
2022年3月28日 20:33
高瀬舟3(全7回)
全7回のうちの、3回目です。《ふわっとあらすじ》こらえきれず、喜助に島流しになった気持ちを問う庄兵衛。喜助からの意外な返答に、庄兵衛は言葉を失うしかなかった。鳥目…銭の異称。二百文…現在の2,300円程度。
2022年3月27日 18:11
高瀬舟2(全7回)
全7回のうちの、2回目です。《ふわっとあらすじ》寛政の頃のこと。弟殺しの罪により高瀬舟で大阪へ護送される喜助。同船した同心の羽田庄兵衛は、喜助のあまりにすがすがしく穏やかな様子に疑念をいだく。白河楽翁侯…松平定信。 (江戸時代中期の老中、寛政の改革)痩肉(やせじし)…痩せた体。舳(へさき)…船の前の部分、船首。
2022年3月26日 22:36
高瀬舟1(全7回)
stand.fmのご縁で笠原メイさんより高瀬舟の朗読の依頼をいただきました。5~6分ずつ分けて欲しいとのことで全7回に分かれており、その1回目です。《ふわっとあらすじ》江戸時代、遠島を申し渡された京都の罪人は、日暮れ時に出帆する高瀬舟で、大阪まで護送された。船の上では、罪人と付き添いを許された親族が夜通し、泣きながら語り合うのであった。そして監視役の同心は、自然と耳に入