短い自己紹介

 私は十五歳から二十六歳まで自室から出ずに過ごした。私が生まれる前から、母は私を身ごもっている腹を父に蹴られていた。私は乳児の頃からアレルギーがあり、七歳の時喘息で意識を失い、手足が冷たくなっていて救急搬送された。十歳の時、母は顔が原型を留めなくなるほど父に殴られ、肋を折られ、胃液の嘔吐が止まらなくなり、救急車で運ばれ、離婚した。前頭側頭型認知症の祖母がいる母の実家に戻ると、その頃から私はアトピーが悪化し、ステロイド外用薬を常用するようになった。十四歳の時、林間学校で忙しく薬を塗り忘れ、ステロイドの反作用で薬を使う前よりアトピーが重症化し、顔、耳、頭皮、首、胸、乳首、脇、肘窩、手指、鼠径部、臀部、陰部、腿、膝裏、全身の皮膚から体液が溢れて固まらなくなり、学校へ行けなくなった。計二百日間中学を欠席し、高校は入学したが体調不良で一ヶ月で通学できなくなり退学した。それから祖母を介護し、アルコール依存症になり急性膵炎や乾癬で瀕死になった母に犯されながら、祖母や母を殴る祖父のいる家で、治癒しないアトピーを寝たきりで闘病する生活を私は十一年間送った。十九歳からは私も連続飲酒するようになっていた。

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