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母のうた 吉田山田

営業周りの仕事をしているとき、
社用車の中では、いつもラジオが流れている。


僕が聞くラジオ局は決まっていて、
愛知県ではお馴染みの「ZIP-FM


実は10年以上も前、
何度かZIP-FMのラジオ番組に出演させて頂いたこともあり、
ラジオを聞くならZIPと僕の中で決まっている。




ある日、ZIP-FMから流れてきた、ある曲。
聞いた瞬間、衝撃が走った。


「こんな良い曲、あるんだ」


素直にそう思った。


それがこの曲。

めちゃくちゃ良い曲。


携帯に「吉田山田 日々」と、
忘れないようにメモして、後日曲を購入。


他にも数曲購入してみたのだが、
たくさんの良い曲の中、上で紹介した「日々」以外に、
一際僕の中で、心に刺さった、心に染みた歌があった。





今の会社で働かせて頂くようになるまで(28歳で当社に就職)
僕は好き勝手に生きてきた。


「好き勝手」


この言葉、聞こえは良いかもしれないが、
僕の場合は、どちらかというと、
悪い意味での好き勝手。



両親、家族には散々迷惑をかけてきた。


散々迷惑、どころか。
とんでもない迷惑の数々と
とんでもない心配をかけ続けた。



だけど、
そんな日々を積み重ねてしまったおかげで、
そして、
そのことに真正面から向き合えたおかげで、
僕は色々なことに気付くことができた。



だからこそ、今の自分がいるし、
過去を無駄にせず、今に繋いで生きている。
今現在も繋ぎ続けている。


そう生きられるように、僕はなった。





「点」が「線」になる。




その言葉の持つ意味がようやく分かった。

気付き、繋ぎ、分かることができた。






あ と   何 年

あ と   何 回






僕の両親が「60歳」だとして、


「80歳」まで元気で生きられるとして、

年に「1回」家族旅行ができるとしたら。。。





あ と   何 年

あ と   何 回





あと、「たったの20回」しか行けない。





たったの、たったの20回。






今の自分にたどり着くまでに
犠牲にしてしまった時間を
悔やむことは、しない。



でも、あとたったの20回。
これが現実。




それに気付いた時、胸が痛いどころでは無かった。




涙は今でも、溢れそうになる。



でも、涙は流さない。





さぁ、ここからどう生きよう。

それはもう、決まってる。

たくさんの「点」を、打つ。

大切に、打つ。

愛情を注ぎながら、打つ。

そして、

「点」と「点」を、繋いでいこう。

いつかかならず「線」になる。

きっと。



吉田山田 母のうた

作詞:吉田結威   作曲:吉田結威

空いたミネラルウォーターの ラベルもないペットボトルに
煮出した麦茶入れる母の 口煩さが恋しいです
本当は優しくしたくて 何故だかいつも出来なくて
駅まで向かう帰り道 自分の幼さが嫌になる

あと何年 あと何回
あと何年 あと何回

私が大人になり あなたの背を超えた時は
照れたように笑いながら 一体何を想っていたのですか


トイレに貼ったカレンダー 特に書くこともないのに
私が帰るその日には 真っ赤な丸を書いてた

あと何年 あと何回
あと何年 あと何回

選ばないまま受け入れて 足りないまま寄り添いあって
手垢の付いた月日が 頑なになった心を解かしていく


白髪が少し増えたね シワもきっと増えたでしょうね
だけどこんなにも美しく 笑える人を私は知りません

あなたがもしもいつか 私を忘れてしまっても
私が覚えている 私はずっとあなたのワガママな子

幸せでいてください それが私の幸せ
そんな風に思えるほど 私も少し大人になりました。

うれしそうに笑ってる あなたの歌




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