見出し画像

最年少市長とSNS。これからネット選挙の姿は変わっていくと思います

昨日の京都府八幡市長選で、33才の最年少女性市長が生まれましたね。おめでとうございます。

少し前の4月の兵庫県芦屋市長選では、26才の歴代最年少市長が誕生していましたが、20代の市長はなんと5人目、そして今回の33才以下でも20名ほどしかいませんので大変素晴らしいことだと思います。ちなみに、公職選挙法に定められる市長選挙の被選挙権は満25歳からですから、もう少し記録が伸びそうですね。

若いリーダーの力が社会を変えてくれることを期待しています。

ところで、選挙というとだいたいいつも話題になるのが「ネット選挙」。2013年に解禁し、候補者が選挙中に演説の動画を配信したり、ホームページなどで自らへの支持を訴えたりすることを認めています。

例えば、有権者が候補者への支持を求めてメールで発信するのは違法だが、フェイスブックなどSNSに書き込む場合は認められているのです。分かりずらいですよねえ、、、

有権者、政党、有権者でそれぞれ出来ることが違うんですが、今回は有権者に限って言うとホームページとSNSは可能で、メールと有料ネット広告が違法となります。

でも、なんで選挙期間中になるとYouTubeに候補者が出演した選挙の広告がバンバン流れているの?ってなりますよね。

「政治活動の有料広告は認められている」

そうなんですよ、選挙期間中だとしても、いわゆる「選挙活動」ではなく「政治活動」であれば、法的には問題がないということらしいんです。

ほぼ、カネの力で決まるんです(笑)。YouTubeのターゲティング広告に大金叩けば狙った獲物のところにずっと流れて来るんですよねえ、、、

でも、今回の最年少市長の方は、さすがにSNS世代だけあって、

「ハーバード卒にグーグルの入社試験解かせてみた」

などのTikTok動画で100万再生を記録する強者でしたから、お金を使わずに若者世代への認知を高めていたんだと思います。

でも、昨年7月の参院選で28万票も獲得して、一度も登院せず国民から任せられた責務を放棄してしまうような方もいましたので、くれぐれもよく見てから投票するようにしましょう(笑)

ネット選挙の解禁から10年が経過、流れは「ドブ板」からSNSマーケティングの時代に移り変わってきました。リアルタイムで高画質、彩光、編集、SEO、見飽きない尺といった、これまでとは全く異なるキーワードが選挙対策として並ぶようになりました。

恐らく今後は、候補者の言葉では伝え切れなかった社会の姿のイメージを非言語生成AIが簡単にビジュアル化してしまうと思います。

きっと、これから選挙の姿は大きく変わると思います。楽しみですね。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?