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日本の経営者の8割は「資本コスト」を知らないらしいけど、知らなくて良いと思う笑。


「日本の上場企業の8割の経営者は資本コストを理解していない」

こんな話を散々とコンサルの人たちからされて、立て続けに難しい横文字を延々と並べられたら、3分でめまいがして睡眠モードになってしまったじゃないですか(笑)。

ROE、WACC、CAPM、FCF、EVA、、、、
(エヴァはわかるわかる笑)

要は、ROE > WACC が良いということです。

すなわち、自分たちが集めたお金で、たくさん利益を出した方が良い。少なくとも金利とか配当以上は稼いでね、ということを言っています。

特に株主から集めたお金は、株主から見てこの会社の株はどれくらい儲かりそうか?それは国債の利回りとの乖離具合と、日々の株価の暴れ具合からわかるらしい。それがCAPM(Mサイズの帽子では無い笑)。

じゃあ株主から見て、儲かりそうな企業に、お金を預けて使ってもらうなら、企業が現金や不動産をいっぱい持っていてもしょうがない。「だったら自分で直接不動産買うよ」ってなる。

だから、せっかくのお金預けるんだから自分にはできない「本業にいっぱい使って、いっぱい稼いでよ」ってお願いする。その度合いがFCF(この並びは結構気に入っている笑。見た目がカワイイ)。

しかし当然、そんなこと言われてもサラリーマン社長に決められるわけないじゃん、ってなって

「えいっ!」っていってM&Aをする。

たいてい的外れなお買い物になって株主からは、「全然わかってない。社長交代だ」ってなるんです。

そうすると、社長は

「怖くて投資なんて出来るわけないじゃん」

ってなって現金が貯まり続けて、気がついたら株主にキャッシュバックキャンペーンを始め出すんです(笑)。

すると、株主からは「もっと、くれくれ」ってなってコロナで利益がなくともドンドン、キャッシュバックしていく(泣)。

その結果、ROEの分子の利益は増えなくとも、分母の株主資本が減ったおかげで、ROEはWACCを超えることになって、めでたしめでたし、、、


なんじゃこりゃ(笑)

会社ってこんなこと真面目にやってたのか?そもそも株主って外国のファンドとかばかりでしょ。

ひたすら日本の社員を働かせて、付加価値を海外に流出しているだけじゃ無いか。

日本企業の付加価値の分配ですが、2000年と比べて、株主への分配は10倍に増えている一方で、それ以外は軒並み減少を続けているそうです。

結局、難しい横文字を並べられて、お金を溜め込んでいる大企業から搾り取っているんだと思います。しかも経営者にはなかなか理解しにくい言葉を使って。

その結果、日本の上場企業の9割が赤字だろうと関係なく配当し続けます。アメリカの上場企業は4割も配当していません(笑)。

日本国内の株主に還流するのなら、ドンドンお金を回していけば良いと思いますが、海外に流れれば2度と自分たちの業界には戻って来ないと思っていた方が良いと思います。

そろそろ株主偏重の経営は見直した方が良い気がします。もっと長い目で本当に楽しいことに投資していけばいいんじゃ無いでしょうか。

どうも「会社の分配」と「国の富」の方程式には乖離があるようです。

会社は成長でしか分配できないはずです。もし、成長なき分配をしたならばそれは取引先や従業員への適正な投資が行われないということになります。

会社は、最も優秀な人材が集まるところに集中的に分配(投資)し続けることが必要だと思います。それが、長期的に新たな技術やビジネスを生み出し、成長につながります。

そして、その成果が新たな産業を作り、業界を支える中小企業を潤わせます。これはきっと国の目指している富の形と同じはずです。

経営者は、「資本コスト」という断片的な指標に捉われずに、事業にしっかりと目を向けて、そして、一企業の論理にとどまらず日本で最も優秀な人材達にみんなで投資して行きましょう。

そうすればきっと日本の明るい未来は訪れるはずです。

資本コストがわからない僕からのひがみでした。でもこれ、素人目に見ても絶対おかしいと思います。

あっ、EVAはもちろん知ってますよ(笑)

きっと経営者は、人類が「使徒」に対抗する唯一の手段であるEVAの操縦者に抜擢されてしまったんだと思います。

社員の命運を掛けた戦いの火蓋が切って落とされたのである(笑)。。。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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