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QBハウスの美容師さんは「従業員」なのか?でも頑張ってほしいなぁ、、、

だいたい僕は全くオシャレに興味が無くて散髪はいつも「QBハウス」に決めています。もちろん10分1,350円というところに魅力を感じて行っていますよ(笑)。

やはり「10分」、「信号灯」、「洗髪・顔剃りなし」っていうのは惹かれますよ。全国591店舗もあるのも頷けます。

ところで、美容師さんって大変ですよね。

特に30代を迎えた男性美容師さんってたいてい女性客からの指名が減ってきて転職、独立を考えたりするらしいです。しかも家族が出来る年頃で給料面に不安という時期と重なるんです。

それと美容師さんの人数が56万人と多くて競争も厳しいのです。そうなるとやはりセカンドキャリアとして「経営」という選択肢を考えるようになります。

そこにQBハウスの業務委託契約店舗というのがあるのですが、今日はそこで起きた有名な事件についてです。ちなみに業務委託契約店舗とはフランチャイズ店です。

QB本社の求人を見て応募した理容師は、エリアマネジャーの面接を受けて採用。受け取った「QBスタッフ採用書」という書類には、賃金や就労場所などの労働条件が記されていたが、雇用主の名前や連絡先などは記載されていなかったという。

 配属された店で働き始めると、給与明細に記された会社名は、「QBハウス」。違和感なく仕事を続けていたが、ローン手続きで会社の証明書が必要になり、会社に問い合わせると、実は雇用主がQB本社ではなく、面接したエリアマネジャーだったことが明らかになったという。

日刊ゲンダイより

ななんと、QB本社との雇用関係はなく、業務委託契約店舗のエリアマネジャーとの、いわば「社員が社員を雇用する」という異様な雇用形態を作り出していたんです。

本来なら、フランチャイズ店と雇用契約を締結すべきなのです。加盟店は、従業員の労務管理や保険加入などの雇用責任に伴う義務を担う代わりに、従業員に指揮命令する権利を有することになります。

まあ、実際にはこのパターンの契約するフランチャイズチェーンはいくつか見かけたことはあるのですが、問題は本人が知らなかったという点が大きいです。

「本社との雇用契約に見せかけた業務委託契約」だったのです。そうなると当然、有給休暇も無いし、社会保険未加入、健康診断の実施がないなど本来雇用主が提供すべきものが得られなくなってしまうんです。。。

そこで結局、現在従業員とQB本社が争っているという事らしいです。

この中でもQB本社としては「我々の従業員でない」との主張で平行線の状態なのですが、QBの採用ページを見ると

雇用形態は大きく二つに分けられます。
直轄店舗:キュービーネット株式会社が雇用主となり、その従業員として働いていただきます。
業務委託店舗:キュービーネット株式会社と業務委託契約を締結している事業者が雇用主となり、その従業員として働いていただきます。

QBグループ採用サイトより

確かに契約は、事業者個人との契約となっていますが、雇用契約ですね(笑)、、、しかも従業員って言ってますし、、、

せっかく希望を持って入社した美容師さんの夢を潰さないで欲しいなあ、どうしても成長過渡期の企業は色々な歪みが出てきて、従業員が増えてくると手の届かないところが増えてきます。創業者の故小西社長の意思を受け継いだはずの、北野社長には従業員の声は届いていないのでしょうか?QBハウスには新たなリーダーが求められると思います。

でもいつも必要以上に干渉してこないQBハウスの美容師さんには感謝です!居心地が良いんですよね。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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