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水道水が飲める国は12カ国。アジアでは日本と○○だけなんです。そこにはある秘密が、、、

「海外で水道水が飲める国は12カ国」

実は、安全に水道のお水が飲める国は少ないんです。僕は普段から水道水派ですので海外に住めそうもありません、、、

ちなみにアジアで美味しく水道水が飲める国は日本ともう一つあります(しかありません笑)。

アラブ首長国連邦。はい、ドバイです。

えっ、ドバイってそもそも水があるんでしたっけ?ドバイの年間降水量はたった68mm、一方で昨年の日本の平均は1,661.5mmなので、日本の僅か半月分しか雨が降らないのです。

ただでさえ日本のダムが干からびてしまうニュースを目にする日が増えたというのに不思議です。

なんとドバイのお水は工場で作っているのです。

アラビア湾に豊富にある海水を利用して、海水を脱塩し真水を作り出すんです。いわゆる海水淡水化(desalination)と呼ばれる方法で大量の水を作り出してくれるおかげで、国民は1日550リットルもの水をふんだんに使っているのです。

ちなみに日本の水道水の使用量は1日あたり214リットルで、それでも世界の平均の2倍以上です。やっぱりお金とエネルギーのある国はやる事が違います。

お水の作り方は2種類あって、発電所の廃熱で海水を蒸発する方法と、海水に圧力をかけてフィルターを通して濾過する方法があります。

どちらの方法からでも無菌のキレイなお水が出来上がります。素晴らしい!でもドバイの配管のメンテナンス技術がそれほど高くないので、水道水を飲むには多少勇気がいそうです。

ところで後者の濾過で無菌の水を作り出すって、ちょっと気になりましたよね(笑)

そうなんです。この濾過に使われているフィルターこそ日本の誇る技術「RO膜」なんです。

水分子 0.38  <  RO膜の孔 2 <  ウイルス 20

単位はナノメートル(ナノってなんなの?笑。10億分の1メートルです)で、水よりも大きくて、ウイルスよりも小さいものを通す膜なんです。素晴らしい!

あっ、ちなみに僕がいつも着けている不織布のマスクは5μmくらいです。マスクすごいじゃんって思わないで下さいね(笑)

nm ≠   μm

はい、5,000ナノメートルです笑

ってことで、水を手に入れるのはほんとに大変なんです。

水の需要は、人口増加率の2倍に比例

総務省統計局「世界の統計 2021」をもとに要約

これから世界の人口は100億人近くに増えるのですが、人口は1.3倍でも水は2.6倍も必要なんです。

でも、どんなに人口増加して水の需要が増大しても、地球上には限られた水資源しかありません。

そして、地球上に存在する水のうち、約98%が海水で、淡水は約2%だけなんです。さらに、淡水の大部分は南極や北極の氷山などであって、人間などの陸上生物がいますぐに利用できる水は全体の0.01%にも満たないんです。

たぶん、今後も水をキッカケとした争いは絶えないと思いますが、きっと日本の技術が近い将来解決してくれると思っています。


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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