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ペコの気胸体験記⑨

9th story

H25,1 妊娠した

12月は安静に過ごし、なんとか気胸を自然治癒させることが出来た。
1月に入り、また普通通り仕事復帰し、無理な体勢や重たい物は
持たないように気を付けながら事務作業をしていた。
もちろん自転車はしばらく乗らず、バス通勤。
治ったといい聞かせながらも、やっぱり不安な気持ちはずっとあった・・・
(・・・会社を辞めようかな・・・)
安静にしている時間の中、次第にその答えに行きついていた
何度も気胸になるには、何か他に原因があるのかもしれないし、
今年は会社を辞めて、ゆったりと過ごすのもいいかもしれない。
そう開き直ってみると、不思議と心が落ち着いた感じがしていた

そして・・・私はやっと妊娠した
半分あきらめかけていた妊娠だっただけに、最初は信じられなくて、
本当に嬉しかった。
それと同時に、こんな体で出産なんて出来るんだろうか!?という
不安も芽生えた。

妊娠が分かってから、ネットで検索しまくる毎日
「自然気胸で妊娠」というキーワードを入れて検索するが、情報があまりなく、
よく目にするのは「月経随伴性気胸で妊娠、出産した」というものばかりだった。
やはり女性で自然気胸は珍しいらしい・・・
それならばなおさら、珍しい一人としての体験記を続けよう!と思い、半年ぶりくらいの更新に至ったのだ。

・・・妊娠が分かってから・・・
まず、今まで通っていた病院に紹介状を用意してもらった。
通っていた病院は婦人科があって、産科がないこともあり、私の場合は
「婦人科の先生の紹介状」「外科の先生の紹介状」この二つをお願いした。
料金は一通分でよかったし、通常紹介文というのは3行程度の簡単な文章らしいが、
外科の先生は丁寧にCDRまで作成し、大きな封筒に準備してくれていた。(本当にいい先生です。)
これから通う病院は、交通機関を使っても家から30分以内で行けるところで、
呼吸器科と産婦人科の入った大きな病院にした。
(気胸手術の実績も調べてこの病院にしました。)

新しい病院の先生の所見では
陣痛に耐えられない場合は帝王切開になる可能性もあるとのこと。
和痛分娩(無痛分娩)も考慮しつつ、その場でこちらの判断に任せてくださいとのことだった。
出来れば帝王切開せず、自然分娩で出産したいけど、
自分の体は気胸手術からまもなく再発していて、頻繁に再発の可能性を持った体であること・・・
もう、妊娠したからには先生にお願いするしかない!

現在妊娠4カ月目
会社を2月末で辞めて、ゆったりと専業主婦をしながら過ごしている。
悪阻の時期は、胃のむかつきでオエッとなる度に怖くて肺を抑えた。(幸い軽い悪阻でした)
やっと悪阻もなくなってきたようだ・・

今気を付けていることは・・・
①天気予報をチェックし、低気圧が発達してくる日は出来るだけ安静にすること。
(雨の日・曇りの日は肺が収縮する為、負担がかかりやすい)
②外出する際は、こまめに休憩すること。
(疲れがたまってくると要注意。今までの経験上、とても疲れている時に再発している)
③辛い物は出来るだけ食べないこと。
(大好きだけど、東洋医学的には肺によくないらしい。妊娠中も×)
④生もの・カフェイン・アルコールは控えること。
(妊娠中は体の免疫が落ちているので、魚・肉・卵を生の状態で摂取すると中毒になる可能性があるそうです。)
↑気が付いたことはまた増やしていきます。

不安もあるが、今は前向きに楽しいことを考えながら妊娠ライフを送っている・・・
肺に異常があれば、まずは安静にすること。
レントゲンを撮っても、軽度ならば安静にするしかないので、
お腹の赤ちゃんのことを考えて、出来る限り自分で治すこと。(悪化しないよう体をコントロールする癖をつける)
安定期に入ったら出産に向けて、これから軽いマタニティーヨガ等で、
少し体力を付けていきたいと思う。

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