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現在の洋画壇屈指の鬼才・長谷川光一氏

春陽会に長谷川光一氏という洋画家がいます。1963年生まれで、名古屋のガス会社に勤務しながら作品を発表していて、化学プラントをモチーフに生命が胎動するような不思議なイメージを独特のマチエールとともに描き出しています。公式サイトに作品が大量にアップされているのでご覧下さい。

これらの作品群を見れば、長谷川光一氏が洋画壇屈指の鬼才で、質的には現在の洋画壇の重鎮を凌ぐレベルであることが分かります。しかし、大手美術マスコミや美術館学芸員が団体展を無視している為か、現状は殆ど無名で、また、美大・芸大を卒業した美術エリートでないためか春陽会の内部でもそんなに扱いの良い画家ではありません。絵の質の高さを考えれば毎年春に国立新美術館で開催される春陽展で常に第2室、第3室に作品が展示される幹部会員になってもおかしくはないのですが。

この記事をご覧になって長谷川光一氏の作品に惹かれた方は是非毎年春に国立新美術館で開催される春陽展に足をお運び下さい(春陽展は名古屋、大阪を巡回しますので、地方在住の方はそちらに足をお運び下さい)。実物を間近で見れば圧倒されること間違いありません。また、雑誌『美術の窓』や『月刊ギャラリー』には長谷川光一氏の個展の紹介がなされていることが多いので、そちらも是非ご覧下さい。

団体展を見回っていると大手美術マスコミや美術館学芸員が無視しているが故に、また、団体展の内部で幹部会員の覚えが目出度くないが故に才能があるにも拘わらず日の目を見ない洋画家がゴロゴロいます(そういう画家は仕事をしながら、或いは中学・高校の美術の教師をしながら地道に絵を描いているのですが)。そういう画家を紹介して顕彰することが私のライフワークの一つです。

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