むろはしあい

1990年うまれ 新潟そだち 横浜もスキ 音楽ホール勤務 話を聞くのがすき 文字を読む…

むろはしあい

1990年うまれ 新潟そだち 横浜もスキ 音楽ホール勤務 話を聞くのがすき 文字を読むのは苦手 でも知りたいのでよむ 建築の「おいしさ」を味わいたい&伝えたい どうぶつ ラーメン 建築環境編集室

マガジン

  • なんやかんやで自分がスキ

    私、むろはしあいについて書いた記事をまとめる、 自分の 自分による 自分のための 承認欲求を満たす自己紹介マガジン

  • 30歳シングル女性建築士が自邸を構える話

  • 建築感想文

    建築にまつわる、見たもの・聞いたもの・読んだもの まとめていきたいと思います。

最近の記事

2024年 新年のごあいさつ

    • 都市は自分のエモーショナルとは全く関係ないリズムを刻んでゆく

      2023年11月初旬の小旅行について。 決して可処分所得は多くない身分ながら、年に1回は旅行に行きたいなぁと思っている私。昨年から実践している「新潟ではなかなか聴けない公演」にあわせて今年も旅程を組んでみました。 そしてその公演の会場が、学生時代を過ごした横浜だったのです。 エモい気分になりたい 公演の開催を知った時期に前後してちょうどこのころ、学生時代に対する郷愁がじわじわと自分の中で生じていました。 ・母校教員である菅野裕子先生の著書『横浜の名建築をめぐる旅』(エク

      • 30歳シングル女性建築士が自邸を構える話-4

         前回の投稿では、リノベーション対象である実家のマンションについてふれました。この記事では、自邸の設計コンセプトについて述べたいと思います。コンセプトは、大きくは以下の2つです。 家族向け住戸のマイナーチェンジ このリノベーションの目的は、自分ひとりのための住まいづくりです。いっぽう、設計の下地となる実家のマンションは4LDKという家族向けの住戸となっているため、少人数世帯向けの住戸へマイナーチェンジを行う必要がありました。  まず、一般に寝室として利用されることが多い個

        • 30歳シングル女性建築士が自邸を構える話-3

          実家マンションのリノベーションという方針に落ち着いた自邸計画。この記事では、リノベーション前の既存物件について述べたいと思う。 立地条件ー新潟のスタンダード 実家のマンションの立地について、身バレしない程度に解説させてください。前の記事でも触れたとおり、実家マンションがあるのは新潟市中央区です。  新潟平野といえば、信濃川・阿賀野川の2大河川が永い年月をかけ運んだ大量の土砂と、日本海の波と風が運ぶ長大な砂丘により形成された、日本では稀な、どこまでも平らな土地が続く場所。現

        2024年 新年のごあいさつ

        マガジン

        • なんやかんやで自分がスキ
          8本
        • 30歳シングル女性建築士が自邸を構える話
          4本
        • 建築感想文
          2本

        記事

          30歳シングル女性建築士が自邸を構える話-2

           前回は、標題の人物である私が自邸を構えるに至る契機について述べた。  その続きである本稿では、自邸の設計フィールドである物件選定について書き散らしたいと思う。 持家か賃貸か問題 「持家と賃貸はどっちがお得なの?」  これは既にあらゆる場面において語りつくされていることのようにも思いますが、私が目を通した限り、どのメディアでもこの問題の結論は「その人の生活スタイルや価値観による」で終わっているし、私もそうだと思っています。まぁ30年40年後の不動産価格や金利変動のことなん

          30歳シングル女性建築士が自邸を構える話-2

          30歳シングル女性建築士が自邸を構える話-1

           標題の人物は私。  現在、自邸は工事に入った。ようやく色々なことが落ち着いてきたので、近況報告の意味も兼ねて、ここから少しずつまとめていくことにする。 家庭の再構築 2020年は、世界中のあらゆる人々にとって生き方や価値観が大きく変わる転換期となったと思います。私の家庭環境においてもそれは例外ではなく、結果的に(世の建築家の多くが遅かれ早かれチャレンジするであろう)自邸を構えるまでの契機となりました。  2020年春。新型コロナウイルスの感染が日本の様々な都市でも広がり

          30歳シングル女性建築士が自邸を構える話-1

          普通の女の子に戻りつつある話

          この春、環境を変えました。 専門分野である建築意匠の仕事をはなれ、公共施設の維持管理を行うことになりました。少し退屈な感は否めないのですが、中学の頃から利用してきた思い入れのある建物なので、気持ちも入ります。 そこで思うのが、というか社会人になってからずっと感じていた違和感でもあるのですが。建築で仕事をしてるときの自分って、なんか普通じゃないなと。建築で学生をしてたときの自分はこんなに非人間的じゃなかったはず(同級生からどう見えていたか、それはわからないけど)。 専門分

          普通の女の子に戻りつつある話

          ソール・ライター Instagramのない時代

           2019年4月28日、 「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展」を観に行った。  場所は新潟県立万代島美術館。会期は2019年3月9日から5月9日までとなっており、この10連休後、次の木曜日で終了となる。この新潟での回顧展を済ませると、作品たちはニューヨークのソールライター財団へ帰ってしまうというから、日本にとってもこれが最後の機会といえる。  わたしも新潟に住んでいながら、この展覧会の情報はあまり受信されることがなく、危うく見逃してしまうところだった。

          ソール・ライター Instagramのない時代

          +5

          桜が咲く季節、皇居乾通りの一般公開に参加しました

          桜が咲く季節、皇居乾通りの一般公開に参加しました

          +5

          建築感想文ー嘉山の家/トクモト建築設計室

           2019年3月16日から17日にかけて、新潟市に拠点をおくトクモト建築設計室が手がけた住宅「嘉山の家」の内覧会が催されました。その際の感想を以下に述べたいと思います。 新潟市北区・旧豊栄市 敷地は新潟市北区嘉山。  北区というエリアは合併前の旧豊栄市の行政域とほぼ一致し、建築界隈では青木淳による「潟博物館(ビュー福島潟)」や安藤忠雄による「豊栄図書館」「葛塚中学校」などが立地していることでピンときやすいのではないか。  嘉山地区はJR豊栄駅から南東に1㎞離れた住宅地であり

          建築感想文ー嘉山の家/トクモト建築設計室

          なんやかんやで自分がスキ

           最近自分のことが好きになってきたかもしれないと思う。  これは自分にとってはあまり馴染みのない感情で、きっとしばらくすると「やっぱり自分なんて大嫌い」と思い改めるかもしれないので、この記事は自分にとってのタイムカプセルのようなもの。こんな風に考えていた時期もあったのだと思い出すための忘備録になるのだと思う。 自己肯定感のつよい人たち 昔から、自己肯定感のつよい人が苦手だった。わたしは自分が不完全な人間であることに悩み続けているので、「自分のことがスキ」と言えることが羨ま

          なんやかんやで自分がスキ

          建築感想文ー完成見学会vol.1/Ploot

           2019年2月20日から24日にかけて、とある住宅の完成見学会が催されました。場所は新潟市中央区柳島町。設計と施工は株式会社Plootが手がけたもの。この完成見学会での感想を以下に記したいと思います。 港風がただよう街 この住宅が立地する新潟市中央区柳島町は、信濃川が日本海に流入する河口付近の左岸エリアにある。いわゆる「新潟島(日本海と信濃川と関屋分水路に囲まれた、島状の地域)」に属しており、中央区のなかでも比較的古いほうの街である。付近には新潟市歴史博物館「みなとぴあ」

          建築感想文ー完成見学会vol.1/Ploot

          自分の人生に「note執筆」を加えてみる

          きっかけ 1年くらい前からSNSからのリンクで見かけるようになったnoteに参戦してみることにした。大きなきっかけがあったわけではなく、ぽつぽつと自分の中にたまってきた「何か始めたい」「でも何ができるだろう」がだんだん大きくなってきて、ある夜シャワーを浴びながら「そっか、こういうことなら始められるかも!」とスイッチが入った瞬間が突然やってきたのだった。 わたしになにができるか ものづくりの分野に従事していながら、むかしから自分がつくりだす「モノ」にはあまり自信を持てたことが

          自分の人生に「note執筆」を加えてみる