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睡眠の不思議!

哺乳類や鳥類などの恒温動物の脳は、外部からの情報を処理し、身体をうまく働かせるため発達してきました。

人間の睡眠は、他の動物も同じように起こる生理現象ですが、睡眠の役割には「脳と身体の休養」そして、「脳内情報のコントロール」があります。

大脳は、エネルギー消費が多い器官です。上記の脳と身体の休養と脳内コントロールが必要です。
哺乳類は、大脳の活動を低下させることで休養させるのが睡眠です。

この睡眠をする為には、深部体温を下げることが必要です。
深部体温とは、内臓や脳などの身体内部の温度です。体内温度が下がると、代謝が下がり、休息状態になります。

人間は深部体温がさがりはじめ、だんだんと眠くなることが明らかになっています。それは、手先や足先より熱を逃がすことで深部体温が下がります。

赤ちゃんの手足が温かくなることで、深部体温がさがり、眠くなるのもこのためです。冷え性の人は、熱を上手く逃がすことができず、不眠になりやすいわけです。


大脳の認知機能や思考、意欲などを司る「前頭葉(前頭連合野)

触覚や視覚の感覚の処理や視覚からの情報を基に手足や体の運動を司る
                   頭頂葉(頭頂連合野)

睡眠不足になると上記の機能が低下して注意力・集中力が低下し、記憶と定着や意欲の向上、感情のコントロールに支障をきたします。

脳が最高の状態で機能させるには睡眠はとても重要な働きをしています。


赤ちゃんの眠りの事で前述のとおり述べましたが、

なぜ人は眠くなるのか?

恒常性維持機構(ホメオスタシス) 疲れを感じ眠くなる

生体時計機構 夜になると自然に眠くなる

上記二つが補いあって働くためです。

恒常性維持機構(ホメオスタシス)
身体を動かすスポーツでは脳や身体の疲れを回復する為に睡眠が必要になり眠気を誘います。このように脳や身体の休息回復をする為に恒常性維持機構(ホメオスタシス)が働きます。

生体時計機構 
体調や疲労に関係なく、体内時計により夜になると眠くなります。夜になると睡眠を促すメラトニンが徐々に分泌されて眠くなります。この働きは
脳の視床下部にある、視交叉上核(しこうさじょうかく)で調節されています。

我々は、気づこうが気づかなくても、いつも身体は、私たちを何とか生かそうと働いているとしか思えません。過去がどんな人でも、今まで生かされていることの感謝は忘れないようにしたいものです。また、未来は今日今の瞬間の連続が続く限り未来永劫に私たちは生かされます。

今日無事に済めばまた明日といきいきと生活していきたいものです。
当たり前と感謝大きな差です。当たり前と思わず、当たり前に守られていることに感謝できる生活をしていきたいものだといつもながら思います。


次回は、睡眠の不思議のその1を綴っていきたいと思います。


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