（お風呂入らず3日が経ったある日…）

娘「アイスたべてから、おふろはいる」

私「今日は流石にお風呂入ってほしいな。お約束できる？」

娘「うん！」

（アイス食べ終わって）

娘「あ、コロッケたべるのわすれてた」

私「あれ？さっき、アイス食べたら？なんて言ってたっけ？」

娘「いやだ！コロッケたべてから入る」

（↑数回、同じ話を繰り返す）

私 「わかった、じゃあコロッケ食べたらお風呂入るのかな？」

娘「いやだ！」

私「さすがに3日お風呂に入らないから、髪もベタベタになってきて今日はお風呂に入ってくれると嬉しいなぁ。」

娘「いやだ！」（泣）

（↑数十回、同じ話を繰り返す）

私「じゃあ食べよう！コロッケ食べたらどうするんだっけ？」（イライラ）

娘 「おふろはいる」

私「そうだよね。じゃあ絶対お約束！」

（夕飯を食べた後）

娘「あんぱんまんみよう！」

私「え〜約束何度も破られて悲しいな。さっきも話したけど、さすがに3日お風呂に入らないと、身体が痒くなってきちゃうよ。入ってほしいなぁ。」（怒）

娘「かゆくならないの！らいおん見たいの！ハクナバナナみたいの」（泣）

私「バナナ（笑）じゃあ１曲だけ見たら入る？」

娘「うん！」

（↑を数回繰り返す）

私「もうさすがになしね。無理矢理お風呂に入れたくないから、一緒に来てくれるかな？」（ゲキ怒）

娘「いやだ！もう眠いから寝るんだ」

（娘、足のカサブタを見ている）

私「いや、３日間お風呂入らないのはさすがに、ママも嫌だから入れないかな？足の怪我が気になるなら、シャワーだけでもいいよ」（怒）

娘「いやだ！」（泣）

（↑を数回、繰り返す）

娘「シャワーだけはいる」

私「よし、じゃあ行こう」

足を気にしながらお風呂に入り、シャワーが終わると徐々にご機嫌になる

(夕飯を食べた後)
「あんぱんまんみよう!」
↑
これはきっと娘ちゃんの作戦だね！

娘「かゆくならないの！らいおん見たいの！ハクナバナナみたいの」（泣）
私「バナナ（笑）じゃあ１曲だけ見たら入る？」
↑
さらなる作戦だ!!

「いやだ！もう眠いから寝るんだ」
(寝室に移動する)
↑
おぉ~、ついに最後の作戦かな?

こういうやり取りは、このくらいの年齢のお子さんだと「あるある」です。

こんな時は、

1、約束を破っているのは実は誰かな?
2、子どもは何を嫌がっているのかな?
3、どうすればいいと子ども自身は思っているのかな?

と考えると解決のヒントが見つかるかもしれません。

ネガティブ感情は、何かを対処すべきだと警告するアラームのような働きがあります。あなたは状況を解決しようとして、いつもの決まりきった対応を繰り返しやすくなるのです。

・親が子どもを理解する
・子どもが子ども自身を理解する
・親と子の間に架け橋をつくる

「開いた質問」は

いつ、どこで、誰が、誰に、何を、どのように、どうしたなど・・・これらも使ってみてくださいね。

さらに「○○と□□と△△、どれにする？」や「繰り返して尋ねる」も「開いた質問」の一種ですね。

私「よし、お風呂入ろっか〜」

娘「だめ、いやだ」

私「（開いた質問ﾁｬﾝｽ★）いつ入ろうか?」

娘「だめ、いやだ」

私「じゃあ誰と入ろうか?」

娘「ばーばとはいる」

私「ばーば広島だから無理だ😂（質問ミスった・・）」

娘「ばーばとはいる! 😡」

私「じゃあ、どういう流れにするか一緒に決めよう」（と画用紙を持ってくる）

娘「・・・」

私「オムツは、いつ替える?」

娘「ねてからかえる!」

私「OK、寝てから、おむつね」(画用紙に、寝ている娘→おむつの絵を描く)

私「じゃあお風呂はいつ入る?」

娘「ごはんたべて、らいおんみてから」

私「ご飯食べてライオンキング見たらね」(と、それぞれ絵を描く)

私「じゃあ、まずは寝てください!」

娘 ごろーんと横たわる😂

私「じゃあ次はオムツ?」

娘 「おむつかえてから、たべる」

私「お！いいね〜」

(おむつ替え→夕飯→ライオンキングの後)
娘「じゃあニモみる」

(画用紙を見せて)
私「ライオンキング見たら、お風呂入るって書いてあるよ」

娘「かいてない!」(とペンでぐちゃぐちゃにする)

私（証拠隠滅してきた😂）静かに見守る

娘、若干ブーブー言つつ、すんなりお風呂に入る

私「今日はお約束守ってくれて、ありがとう!」

娘、嬉しそうにベッドでゴロゴロする

私「じゃあ誰と入ろうか?」
娘「ばーばとはいる」
私「ばーば広島だから無理だ😂（質問ミスった・・）」
↑
いや、娘ちゃんも無理だと分かっていて答えているだろうから、この質問もアリだと思います。

私「じゃあ、どういう流れにするか一緒に決めよう」（と画用紙を持ってくる）
娘「・・・」
↑
「一緒に決めよう」って「なかま」と「できる」ですよね。お互いに。ことちゃんも、ママの対応がいつもと違うパターンになったから、何か感じたのかも。

アドラー心理学の実践って、自転車乗りの練習みたいで、あっちへヨロヨロ、こっちへヨロヨロ、転んでしまうこともあるけれど、「できた！」っていう瞬間が嬉しいですよね。あいさんのエピソードシートを読んで、とっても勇気づけられました。ありがとう！！

なんだか嬉しくて嬉しくて・・・・・・!
今までと違う対応をするには、とても「勇気」が要ります。それを、こんなに軽やかに試せるあいさんの行動力に脱帽です。それにとっても楽しそうなのが何よりだなぁと思いました。あいさんが楽しんでいるので、娘ちゃんも楽しそうなんですね。ママと一緒に流れを決められたことちゃん、約束を守れたことちゃん(ママも!)、そんな娘ちゃんの健気さ・可愛らしさが、すごく伝わってきました。もちろん、ママの素敵さもね。