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夏の終わりとGR②

GRⅢX。コンデジがまさかポートレートで使えるとは思ってもいなかった。

カメラマンさん(Kさん、とでも呼んでおこうか)と光と風が、私の味方をする。


当時の写真。若い。

前回も話した通り、ガチっとくる撮影というのは心に満足感を与えると同時に、水泳の後のような、心地の良い疲労感に見舞われる。
ドキドキさえもする。

お互い、良い撮影ができたのだろう。撮影後ご飯をご一緒した。


居酒屋で、自分たちの生い立ちや写真に対する価値観を語り合った。

Kさんに「これからどんな人やものを撮りたいですか」と質問した。
「誰かに密着する、撮り続けるみたいな。ドキュメントなのかな。」
と答えた。
いつもクールなイメージだったからびっくりした。

あ、この人ほんとは写真に対して熱い人なんだ。

もっと知りたくなった。

居酒屋にて。顔が赤くなっている。


はしゃぐ私

「ずっと誰かを撮り続けたい。」

それが私だったら良いのに、とさえ思ってしまった。

この日の夜も、風がつよかった。
帰り道、ニヤニヤが止まらなかった。
酔っているからだろうか。

何かが始まる予感がした。

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