ボストンに移住して、来週で丸一年。ボストンでの暮らしが、ああ、結構好きだなあ、、と、想えてきた今日この頃。天候に惚れ込んだカリフォルニアへの数年後の移住を、つい最近まで現実的な流れとして、パートナーと共に描いていたものの、あれ、ボストンは住めばかなり都かも？ずっと住み続けるのありかも？と、今では想えています。

ボストンの日本人コミュニティにて、一年間大学院へ行くために、二ヶ月後からボストンに小さな息子さんと共に滞在するものの、現地の情報がわからなくて不安だ、、といった投稿を拝見し、彼女に手を差し伸べながら親しくなる中で、おなじような人たちがすこしでも安心できたらいいなぁ💕という想いで、筆をとることにしました。ボストン行きをご検討する上で、もしくは、確定したものの行く前に安心感を高めておきたいな、と願う方に向けて、お役に立てる内容となれば幸いです。

背景、どういう経緯で私はボストンにいるのか？

まず簡単に背景を。テック業界で働いていた六年前、28歳、品川駅にて、スーツ姿で俯き気味に大勢の人が歩いている光景を目の当たりにし、違和感を感じたのか、あれ、60歳になったときに東京に住んでいる絵が浮かばないや、、とハッとし、じゃあ、住みたい街を探しに行こう、とアメリカとヨーロッパを無期限で訪れることを決めました（簡略ですが）。（それまでに、ひとりでバックパックにてアジア各地を訪れていたので、これまで探索していない地を検討することに。）

日本を発って三日後に、シリコンバレーにある洒落たコーヒー屋さんで陽気にひとりでお茶していたところ、今のパートナーが隣に座り、興味津々に話しかけてきてくれて、、私が各地をひとりで動き回っている中で、サンフランシスコやボストン、（ニューヨーク、）ドイツはミュニックなど各地で再会し、（私的には、これから先、どこに住むかが決まっていない状況であり、そもそも英語が壊滅的だったので、お付き合いするのはどうなんだろう、、などと頭でごちゃごちゃ思いつつも、大切ななにかがおなじな気がする、という直感で、）出逢って二ヶ月後にお付き合いがはじまり、、

直近の五年半は、なによりも自分の心身を見つめることが大切だと想い、仕事をしない選択をしていた私がボストンへ行ったり来たりを繰り返したり、起業家で多忙な彼の出張に合わせて日本や中国、イギリスなどで再会したりしながら、、コロナ禍では一年半逢わずな中で、一年前に再会し、その数ヶ月後に結婚した、という流れで、今、ボストンに住んでいます。（そして、今は、自分自身が Home Sweet Home となり、どこに住むかに固執することはなくなりました。）

と、簡易な経緯をお伝えしましたが、アメリカ人のパートナーが現地にいたり、住む環境が整っているケースは稀かとおもいます。ボストン滞在が視野にある人の場合、現地に知り合いが誰もいないところから始まる人が多いのではないでしょうか。それゆえに、情報を知っておきたいと思ったり、お子さんが一緒ならなおさらに事前準備をしておきたいとおもうのが、ごく自然な発想かなとおもいます。私の経緯上、みなさんが気になる点が抜けている可能性はあるかもしれませんが、以下、ご参考になれば幸いです。

そもそも、ボストンってどんな地？

• イギリスから独立すべく戦った歴史的背景があり、独立戦争の地、アメリカの発祥の地として知られている。

• MITやハーバード大学、音楽の名門校バークリー音楽大学などの一流大学含め、大学が多い学園都市。

• 医薬品業界が強い地で、日本の製薬企業もいくつか拠点を置いている。

ボストンに対する個人的な印象、他都市との比較

治安が良い印象

• 都心部から離れた郊外の地域に寄っては多少注意を必要とする地があるかもしれない？が、ニューヨークやサンフランシスコのように、意識を張り巡らせておかないと、、というような印象はない。

• 携帯だけではなく、携帯の充電コードですらも、車の中に置いておくと、ガラスを破られて盗られてしまうよねー、ねーあるあるよねー、な治安度合いがカリフォルニアでは通常運転。

• ただ、日本より治安の良い国はSingaporeか世界中には存在しないに等しいので、平和ボケにはご注意を。たとえば、カフェに荷物を置いたまま注文やトイレに行った際に荷物を取られない可能性は低いかも？

交通の便が良い印象

• 空港含め、都市圏には（それ以外の地にも）、Tと呼ばれる地下鉄が通っている。

• ニューヨークやカリフォルニアなどにも地下鉄や鉄道はある。が、プラットフォームや電車内含め、気を許してはいけない緊張感がつきものだったりもする。ボストンの電車内では気を張ったことは、私の場合は数度くらいかも。

• 混み具合は、日本で例えると、東京や大阪ほどではなく、京都くらいかな。

多様な人種が暮らしている印象

• ニューヨークとそう大きく変わらないほど、人種の坩堝感があるのではないかと。が、都心部で見かける貧富の差は、ニューヨークの方が圧倒的に大きい印象。それゆえに、ボストンは治安が悪くないのかなと想像できる。

• 中華街があり、大きくはないがジャパンタウンやコリアタウンが存在している状況が、アジア系が一定数暮らしていることの証かなと。

• カリフォルニアの中でも、ロサンゼルスはわからないが、サンフランシスコやベイエリアでは、アジア人が圧倒的に多く、人種の坩堝感はあまりない。

若い世代が多い印象

• （都市は田舎に比べると、仕事が多く、若い世代が集まりやすいというのもあるが、）ボストンの場合、他の都市に比べると、大学数が多いため、必然的に若い世代が多いことが想像できる。

• 同世代やすこし上の世代の、勉学に励んでいそうな人と交流をもちたい、とおもっている、20代〜30代の方には合うかもしれませんね。

運動している健康志向の人が多い印象

• （アメリカの都市に暮らす健康志向とキャリア志向の方には当てはまりそうですが、）早朝からジムに行ったり、川沿いを走っている人が結構います。感覚値で、、私がコロナ前に朝走っていた時は、少なくとも30人ほどにはランナーと Hi っていう感じでした。

• 日本でも、皇居沿いを走っているランナーは一定数いるかとおもいます。が、なんだろう、平日の早朝や週末の朝から、ひとりや、家族や友人と運動している人が圧倒的に多いなー！という印象です。

動物、小動物との共存を感じやすい

どのような日本人が住んでいる？

• 地の特性上、大学生もしくは大学院生、博士、研究者として数年間、

• 日本企業のアメリカ拠点ヘの駐在員として数年間、滞在している人が多い印象。

• また、アメリカ全土で言えることかとおもいますが（とはいえ、仕事の多い割と大きめの都市に限るのかもしれませんが、）、アメリカの大学を卒業するなどして、運と努力をもってしてアメリカのビザをなんとか取得して、アメリカ企業で働いたりして、長年住んでいらっしゃる人もいるでしょう。

• 他には、交換留学や語学留学先として好まれて、多くはない数とはいえ、一定数いるかなと。

• あと、現地の人と結婚して移住している人が一定数かなと。

ボストン行きが決まっている方や既にお住まいの方、もしかしたら、ボストン行きをご検討されている段階でも？、ボストン日本人コミュニティにて、気になることを問いかけてみられるのもありかもしれません。それぞれが必要な人や情報に出逢えることを願っています。

加えて。ボストンの情報が全般的に載っているサイトです。親切な日本人の方が作られたのでしょう。ご参考までに。

どの辺り（地域）に日本人は住んでる？

これまで耳にしたことがある＋日本スーパーがあることも踏まえると、、以下の地域にお住まいの日本人の方が多い印象を受けています。

• Brookline

• Arlington

• Central

気になる子育てや学校事情を知りたい

経験が未だないので私にはわからないのですが、、日本人夫婦向けに、日本人のベビーシッターコミュニティーがあるようで、複数の友人が活用しています。学校情報に関しても、情報交換をできるかもしれませんね。ご参考になれば幸いです。

もうひとつ。日本人女性が集う会で、英語を勉強するを主の目的としたコミュニティです。平日の日中開催という背景から、駐在でいらしている旦那さんと一緒にいらっしゃった奥様が多く参加されている印象です。教会をお慕いするとても親切な方々（日本人ではないです。メッセージのやり取りを通して、本当親切だなああ、って感じました。）による開催で、勉強会の一時間ほどは、お子さんを見てもらえるようで、お母さん的にはとっても有り難いとのことでした。（私は一度だけの参加ですので、適切な把握かどうかは、ご自身で参加されて確証されてくださいませ。）

日本人にとって安心につながりそうな情報、日本食や病院

日本食（スーパー）

私はあまり行かないので、詳しくない方かとおもいますが、、とりあえずスーパーなら以下があります。他にもあるのかな。お値段は、日本の数倍する感じかなあと。それでも日本食が恋しくなって、日本のスーパーに足を運ぶ日本人は多いのではないかとおもいます。

• Maruichi Japanese Food&Deli（H Martよりは安い感がある？）

• H Mart（韓国系なので、中国、韓国、日本の物が置いてある）

病院

Boston, Cambridge には日本人の医師はちらちらといらっしゃるようです。私は、日本人の Primary Doctor にお願いしています。ただ、医療保険制度がすごく簡易な日本と異なり、アメリカのはとってもとっても複雑で、、しかも高額で、、加入している保険内容に寄って診てもらえる病院が異なったり、ふら〜とは行けないので（行けるかもしれないけど、保険がカバーしてくれないので高額に）ご留意くださいませ。。今でも私はあまり把握していません。。（パートナーもわからないときがあるようですが、彼にお任せしています。）

参考例として、先日、医師に相談があって30分ほどビデオ会話した際の請求は$150でした、、（保険が$120カバーしてくれましたが、）まあ、なんせとりあえず高いんです。

駐在で会社がカバーしてくれるような人ならよろしいかとおもいますが、語学留学や観光などの自己負担でしかない状況でアメリカを訪れる場合は、必ず医療保険はおすすめしています。本人がどれほど注意深くとも、社会の中で他者との接点があるのであればなおさらに、不慮のなにかが起こらない確証にはならないのでね。望まずして大きな事故に遭った場合、医療費で破産する家計があってもおかしくないんじゃないかなあ、、って。

かなり近い親族の実体験を一例として。頻繁に海外旅行している夫婦が、成田からハワイ島への旅行中・飛行機での移動中に、旦那さんがくも膜下出血を起こしていたことがわかり、ホノルル着後に緊急セスナで病院に運ばれ緊急手術して、二週間入院、、ということが六年前にあったのですが、治療費が1,200万円、セスナ費が750万円だったようで、、日本のクレジットカード会社に上限を上げてもらった上で、一括でお支払いしたとのこと。まあ、こちらはかなり稀なケースかと思いますが、それでも治療費・入院費などは本当に高いので、、（ちなみに、数ヶ月前より、アメリカでは物価が一層に高くて、食品も日本の二、三倍はする感覚です。）日本らしい安くて質が高くてケアも良いものをどこでも得られる感覚でいると、あれ、、ってなるかもしれません。頭の片隅にどうぞ。

アメリカ移住前に、生活に必要な物を揃えておきたい

駐在や会社からの留学で、家が既に決まっていても、時差ボケもあるし、土地勘もないし、そもそも移動したばかりで心に余裕もないし、（学校や仕事もすぐにはじまるのでそれだけで精一杯だし、）（冬だと寒いし、雪で歩けないし、）（子連れだと必要なもの自体が多いので、こどもを片手で手つなぎしながら、大荷物を抱えられるのは現実的ではなさそう、、）みたいな感じで、生活に必要なものをちゃちゃっと揃えること自体にも、ああ、大丈夫かな、、と日本にいるときから気がかりに感じる方はそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。

ということで、私が使っているものを、リスト化しました。これがベストだ！！と私自身思っているわけではないですが、アメリカでは一般的な品だとおもいます。到着して間もない頃は、心の余裕があまりないかなーとおもいますので、消耗品をどれがいいかな、、と細やかに選ぶ気にならないのではないかとおもいます。（私は基本的には自然なものを活用したい人ですが、パートナーの幼少期からの馴染みというか好みもあって、これらの商品で今のところ落ち着いています。）ご自身の気持ちがすこしでも楽になるようにしてさしあげてくださいませ。

https://www.amazon.com/hz/wishlist/ls/25PVSKKFLMKGB?ref_=wl_share

方法としては、Amazon US のアカウントを事前に作成し（住所とメールアドレスだけで作成できるはず？）、アメリカに着く翌日や翌々日くらいに（鍵の受け取りが終了している日以降に）、家に届くようにしておけば、めっちゃ楽かなあと想像しています。

ちなみに、サブスクリプションして購入すれば、多くの商品が15％オフになるので、最初からサブスクで購入するのがお買い得です、おすすめです。商品を必要とする間隔がわからない場合は、私の場合、とりあえず三ヶ月の設定にしておいて、次のサブスクが到着する予定日である一週間前？など変更可能日までに変更しています。そして、気に入らなければ、二度目をキャンセルすればOKです。

以上です。他に思いつかなかったため、今回はこれだけにしますね。（ボストンというかアメリカへの語学留学に関しては、別途にして書くかもしれません。リクエストをいただいたので。）アメリカでの結婚やグリーンカード申請について気になる方は、以下をどうぞ。

日本から旅行・留学・出張・駐在でボストンに行くんだけど、わくわくはありつつも不安だ、、とか、知り合いがいれば安心だ、、みたいな方は、私がどれほどご協力できるかはわかりませんが、気楽に我が家に遊びにいらしてくださいませね。私が家にいて体調が良ければ、どなたもWelcomeです💛Facebookよりメッセージをいただければと。（FBのアカウントがなければ、本ブログでコメントくださいませ。確認する頻度はかなり低いので気付くのが遅くなるかもしれませんが。）

それぞれが、気持ちの良いスタートをきりやすい環境を、ご自身に与えて差し上げられますように。