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ブラックな社長に会いに行ってきたオモシロイ話。

はじめまして。幽霊が見える彼氏と銀河一イケメンな猫を2年くらい養ってます。男梅サワーが大好きです岩田愛加(27才/東京)と申します。

はい!note デビューしますよ!
というのも私、ここ1年は外知にたくさん触れたいと思って、いろーんなコミュニティやイベントに足を運ぶようになったんです。

でね?
せっかくお金も時間も掛けたのに、アウトプットがイケてないんすよ、なんかちゃんと学びを形にしたいモヤモヤを抱き続けて半年そして見つけたこのnote。え、UI/UX が気持ちいいいい!なにこれスキぃ!となって今はじめました。









って、ここまで書いて3週間くらい下書きのままでした。さて、いつまでnoteつづくのか。


▼TOMORROWGATE【ブラックな企業】との接触。2019/6/4 19:00~

どん!

TOMORROWGATE(トゥモローゲート)って会社、知ってます? 岩田的に超絶注目しているオモシロイ会社です。大阪と福岡に拠点を構えていることもあり、ずっと東京から会いたくて震えまくっていたところにこのツイート。


いくーーーーーーーーーーーん!!!!!
ってなってすぐに申し込んだ5月末が懐かしい。


▼西崎康平という男。

そもそも”ブラックな社長”とか言ってしまうあたり絶対に変な人だしTwitterでの黒い印象ゴリゴリの関西人なんだろうとな身構えていたらダウト。めっちゃフランクで軽やかな方でしたw。そして藤井フミヤに似ている。

【自己紹介】(ほぼ文字おこし)
昔から他の人と一緒っていうのを嫌う性格で、なんか他と違ったことやりたい、自分にしかできないことやりたいなって思っていた。原体験は父親の影響が大きく自営業で会社に行かず家にいるその姿を見ていて、"自分でモノゴトを作って仕事している姿"が背中がカッコええなって思った。

大学入って起業しようと決意したのが大学4回生。きっかけは就活だった。当時リクナビマイナビの時代だったから同じように就活を始めた。でも5分でやめた。というのも自分の人生がめっちゃイメージできちゃった。当時学生の浅はかな考えで、世の中きっとオモシロイ会社たくさんあるんだろうけど、たぶん就職すると、毎日満員電車に揺られて、会社に行って、仕事をするとハゲ散らかした上司から小言を言われて、さらに最初の3年間くらいは言われたことやるルーチンワークみたいな。で、アフターファイブで仕事終わって先輩と飲みに行ったら毎日会社の愚痴を言うみたいな・・・。別に社会人を悪く言っているわけではなくてw 学生時代のイメージとして聞いてほしい、そういうイメージができてしまった。おそらく10年で主任になって、20年で課長になって、ええとこ部長かな、みたいな。そこそこ有名な会社就職して30代でマイホームもって・・・幸せな家庭を築くみたいな。これはたぶん価値観やと思う、その生活が良い悪いではなくて。世間一般だとその生活って幸せだと思うんです。有名な会社に行ってマイホーム立てて年収も1000万もらってって。ただ、僕の価値観的にいって嫌だなと。なんか自分らしくないなって就活5分だけやって感じた。

結果、そんな会社が無いんだったら、僕があたりまえと思っていた会社と180°違った会社を創ろう。それが起業のきっかけです。

いきなり今から大学生が明日から起業したいと思ってもできない。そこで起業する為にたまたま入った会社が人材コンサルの会社。どんな志をもって就活してましたか?とかよく聞かれるけどホンマたまたま。ちなみに大学3年生のときに大学の先生にも憧れがあった。なんか自由に感じた。好きなことに突き進めていくの大好きだし、時間にも縛られない、好きな研究に没頭できるし、毎年若い子入ってくる。楽しいやんw もろもろ家庭の事情があって大学院に行けないことになり就活をはじめた。

とはいえ起業するには能力もスキルも無かったんで、じゃあ起業する為の力に3つ。

①新規営業の仕事である。有形でも無形でも何かしらのサービスを提供するためには新規営業力が必要だなと思った。
②経営者と仕事できる。人脈と経験が必要だと思ったんで、経営者から盗もうと思った。
③稼げる仕事である。起業するとなったらオフィスや人の採用にお金が必要だと、歩合制でやればやるだけ稼げる仕事を選んだ。

って条件3つ絞ったらたまたま人材だった。でも運が良かった一番良い業界だった。経営をやっていうく上で人って一番切っても切り離せない、とくにサービスが成熟していないスタートアップとかベンチャー企業とかって、人次第なとこがある。たまたまだけど、人の事業に携われたことはめっちゃ運が良かった。で、5年務めて辞めてTOMORROWGATEを創業。


▼TOMORROWGATEとは。

TOMORROWGATEの事業は主に3つ。

・採用ブランディング事業
・関西人事交流会コミュ二ティ運営
・求人媒体”WORKEY”の運営

スタッフはわずか18名(めっちSNSで露出しているだけに意外!)
大阪オフィスと福岡オフィスの2拠点。
「GoogleMAP 見てほしいんだけど福岡オフィスは弟の家ですw 拍が付くでしょ。出張ベースで福岡対応します。常駐スタッフは大阪ですw」(家ワロタw)


▼採用ブランディング事業とは。

みなさんブランドって聞いたことありますか?
”GUCCI”でも”Louis Vuitton”でもブランドってありますよね。

トゥモローゲートは”企業のブランドをつくる会社”です。

どういうことかというと・・・


大手企業や人気企業って、学生さんが会社を見つける前からその会社に行きたいなってと思ってエントリーしてくれるし、入社したいなと思って説明会いくし、面接して内定出たときに泣いて喜んで入社を決めてくれる。

かたや、TOMORROWGATE含め、中小企業は学生さんは会社を見つけた段階では興味本位なんですよね。「なんやブラックな企業?あやしい、でもとりあえずなんかオモシろそうだな。」って感じです。

じゃあ、会社説明会でこういうプレゼンテーションをして~というように、学生さんの興味度や志望度を上げないといけないですし、選考会を通じても他社と同じように「志望理由なんですか?」と「学生時代頑張ったことなんですか?」とやってては興味度なんて上がるわけがない。

じゃあ、そこで、どういう選考会を提供すれば、
・仕事を理解する
・思想を理解する
というような選考をプログラムとして組んでいったり、コンセプトから企画からデザインからと提供している会社です。事務所を改装、会社HPをリニューアル、リクルーティングサイトや、SNS運用の提案や、求人広告の企画やパンフレットまで、映像PRやプレゼン資料などなど、すべて提供している会社です。


▼TOMORROWGATEの特徴。

TOMORROWGATEのスタッフの半分がクリエイター。人材系の会社ってスタッフの8割が営業なんだけど、企画・デザイナーの割合がすごく多い会社という特徴ある。

【将来的に営業を無くしたい。】

人事コンサルやってたとき西崎社長はめちゃめちゃ売ってた。前まで予算100万しか使ってないのに2000万も使ってくれたりとか、いろんなことを提案した。ただ反面、売上も多かったけどクレームも多かった。
予算100万が2000万を投資するとなったときに、20倍の費用対効果を求めてくる。100万で100人説明会来ていたら、2000万使ったら2000人くるやろと。そうではない。費用対効果って単純に倍数計算になるわけではない。500~1000人が良いレベル。で、たくさん応募きた、採用もした。でもすぐ辞めよった。なんでやねん!って、いや知らんねん。って話から、

”採用の根本は企業づくり”だと。

どれだけ外見を良くしても、中身を良くしないと絶対に良い採用に直結しない。という体験から採用ブランディング事業へ。”自分たちは何者なのか?”というところから提案する採用コンサルをすることに至った。


▼大事なのは理念の具体化。

理念とかVISIONってすごく大事だと思っている。でも抽象度が高いよね。昔はとりあえずMISSION・VISIONだけでやっていけてた。

ところが、10人を超えたときからすごく違和感がでてきた。同じことを言ってるはずなのに伝わり方が全然変わってきた。同じメッセージを伝えているはずなのに、かたやめっちゃポジティブに捉えるのに、かたやめっちゃネガティブに捉える・・・、とか、捉え方に違いがでてきた。

これはまずいな。ということろで設定したのが”VISION MAP”。


▼VISION MAP=自分たちは何者なのか。

TOMORROWGATEが、少なからず「何かオモシロイことやってるよね!」って言ってもらえることが増えてきたのも、この原点とも言える”VISION MAP”があるから。

【経営者】側は、
想いを絶対に持っているはず。でも、できれば言葉にしてみてほしい。
・自分たちが何のために会社が存在しているか。
・どういう世界観を作ろうとしているか。
という目指すべきVISION。はっきりしてほしい。

【社員】側は、
社長との距離が近いなら、こんなのもらってきたよ~って、ぜひ一歩踏み出して”VISION MAP”を共有して見せてあげてほしい。それでもっとオモシロイ会社が生まれたら、僕らがきっかけになれているので、仕事ほしいとかではなく、自分たちでできるようになるのが一番良いから、是非そんなきっかけになればうれしい。

【”ブラック”な理由】
コーポレートカラーで何で”ブラック”なんて言ってるの?とかを明記していく。オモシロ可笑しく”ブラック”な企業と言っているわけではなくって、ちゃんと意味意図があって”ブラックな企業”って名乗っている。

たとえば、「僕たちのコーポレートカラー”ブラック”です。冒頭で話したように、僕ら変な会社創りたいと思って起業しました。今までにないような価値観とか想いを持った会社を創りたい、今までにないような制度を持った会社を創りたいと創業したときに、絶対、変な奴らを集めないと変な会社ができないなと思った。変なやつら集めようと思ったら、いろんな個性を集めなきゃいけないな。色んな個性・色んなカラー、そんな色が集まってめちゃめちゃ混ざると”黒になる”じゃないですか。ブラックになるじゃないですか。あとはモノゴトをシンプルに考えたいから、できるだけシンプルで実行可能でオモシロイ提案をしたいなというのを”白”とか”黒”の思想に込めた。そして、独自の哲学がある、何者にも染められないんだという想いが”ブラック”には込められている。」

こう明言していると、社員がちゃんと同じことを答えられる。なんとなく”ブラック”、黒に設定しているんですって答えない。こういうコンセプトで~って全員が同じように語れるのがすごく大事。

【3つの経営理念~MISSION・VISION・VALUE~】
TOMORROWGATEの経営理念は3つの工程からできている。

【MISSION】存在意義
【VISION】目指す方向性
【VALUE】守る価値観

でも、これらはいずれも抽象度が高い。このままでは社員が行動の判断ができない。”VISION MAP” っていうのは判断軸を定めてあげる目的もある。


「世界一変わった会社」とか「オモシロイ」の定義って何?

これよく聞かれる。その都度その都度、社員がなんとなく答えてました。これをハッキリさせようとなって「オモシロイ」これをきちんと言語化したのが、

「ささる」「あがる」「ひらく」

この3つのキーワード。これを定めて何が良かったかというと、僕らやっていいことと、やったらダメなことが、めっちゃハッキリした。

顧客に企画を提案するときとか、社内に新しい制度をつくるときとか、今やっている総選挙とか、社員の企画とかは、これ「ささる」「あがる」を通してでしかアウトプットしないというルールがある。

【「ささる」って?】
ココロに突き刺さるの「ささる」これもまた抽象的だから、じゃあどういう状態?っていうのを10項目上げている。

【ささる】ココロに突き刺さる
①今までにない
②関心や興味を引く
③脳に記憶される
④感動する
⑤驚きびっくりさせる
⑥気づきをあたえる
⑦涙がでる
⑧衝撃をあたえる
⑨幸せな気持ちになる
⑩笑顔がこぼれる

これら状態ですよね?
笑顔がこぼれているかー?とか、今までにないかー?とか、YES/NOで判断できる。この10項目のうち5項目以上を満たしている状態を「ささる」と定義する。

ささってると、何をやってもいいのか?と、違う。TOMORROWGATEの「オモシロイ」の価値はそうではない。「ささる」と併せて「あがる」が存在する。

【「あがる」って?】

【あがる】定量的な成果が上がる。
①アクセス数が上がる
②エントリー数が上がる
③コンバージョンが上がる
④モチベーションが上がる
⑤売上げが上がる
⑥利益が上がる
⑦定着率上がる
⑧質が上がる
⑨生産性が上がる
⑩スピードが上がる

ファンが上がる。採用の募集が上がる。生産性が上がる。とか、これも10項目のうち5項目以上を満たしている状態でないと、あがってないというのが「あがる」の定義となる。

この「ささる」と「あがる」を組み合わせて顧客の扉を「ひらく」開いていく、TOMORROWGATEなので。それをバチっと開いていくこと、それが僕らの考える「オモシロイ」「変わっている」の定義。

ちなみにこれはまだまだ未完成。どんどんブラッシュアップしていく。おおきな、MISSION・VISION・VALUEの守る価値観は変わらないけど、これら(価値観)を達成するための手段は、毎年ブラッシュアップしていきたいと思っている。

【Q:”VISION MAP”誰がつくったか?】
役員が作った。24時間でつくった。1泊2日の役員合宿。去年(2018年)の秋。目指している方向がずれてきていないか、今のうちにハッキリしておこうと思ってやった。24時間ほぼ寝ずに。創りやすかった。想いや考えはもともとあったから。伝えるように言葉にするという作業だけだったから24時間でできたけど、自分たちでやりたいことだとか想いとかめっちゃ整理しなきゃいけないので0からの場合は時間かかる。2か月後に全社員で合宿。このシートを共有してブラッシュアップする時間を設けて、僕らの会社ってこうだよねって共有した。

【Q:10項目のうち5項目以上を満たしている状態の判断は?】
マネージャーなどの管理職が判断する。今、権限移譲をどんどんしていっている。ヒマになってきてTwitterなど新しいことを始められるようになった。昔は業務をめっちゃやっていた。顧客全部見てたし、打合せ出てたし、企画考えてたし・・・、未来のことを考える時間がない。今はいい流れになってきている。

【Q:今後、来そうだと思うユニークな採用トレンドは?】
あくまで個人的な意見として。新卒とか中途という枠組みがなくなってくるなと思ってる。働き方も多様化している中で、長いこと新卒一括採用の流れが加速しているけどもっと加速して、さらに若い子たちに、若いファンを作ることがもっと大事になってくるのではないかと思っている。
TOMORROWGATEは来月、小学校に広告を打ち出す。小学校って親子新聞が配られる。帰りの会とかに配るやつ。親子新聞のテーマがお金。で、わかりやすくお金ができる仕組みを見せる、そしてお金が生まれる現場に行ってこようという流れで、大阪のオフィスに小学生を呼ぼうと思っていて、その告知を新聞でやろうとしている。
何かって小学生の頃からTOMORROWGATEを知ってほしい。ファンづくりかなと思っている。あんまりないでしょ。小学校に広告を出すって。小学生をオフィスに呼ぶっていうのもあんまりない。そういう意味では、今後採用はどんだけ若い子に指示されるかが大事になってくる。どうやって、小学生・中学生・高校生って・・・。
なんかね、今の人事って、目先を考えたがるとこあるかなと。来年の4月に10人取らなきゃいけないからどうしよみたいな。それもうちょっと追いついてないかなと思ってまして、もう考えが古いかなと、追いついてないかなと、もっと早い段階から企業を知ってもらったりとか、ファンづくりをしていく。
それが採用という目的だけではなくって、TOMORROWGATEという存在を知ってもらうことに価値があると思っていてTOMORROWGATEのオフィスに小学生を来てもらって、仕事ってこんな楽しいんだって、ワクワクするもんなんだよっていうのを、TOMORROWGATEを通じて知ってもらうことにめっちゃ価値があると思っていて、めっちゃ時間かかるんだけどね。
今でいうと今年から高校生がオフィスにくる。Twitterで来る高校生ってめっちゃ優秀。会社やってる子とか来る。大学生より優秀で意欲的でどんどん質問してくる場合がある。関西イベントするとき、高校生と大学生も呼んで、オブザーバーとして居る。すると学生からしか質問こない。この子達にもっとTOMORROWGATE知ってほしいなと思っている。


▼続、「世界一変わった会社」とか「オモシロイ」の定義って何?

目指す方向性【VISION】
世界一変わった会社で、
世界一変わった社員と、
世界一変わった仕事を創る。

めっちゃ壮大なVISIONでスケールがでかすぎるw 
ある時、学生に質問した「世界一変わった会社ってどこ?」って聞くと、9割の学生が「Google」って答える。Googleがトップにいて、じゃあいざ目指すとなると、なにやろう・・・ってなってしまうので、長期のVISIONをもっと細分化しようと形にしてできたのが中期VISION(5か年プラン)

「大阪で一番オモシロイ」といわれる会社へ【中期VISION】
▼達成要件
①サービスが面白い(ビジネスモデル)
②クリエイティブが面白い(企画力・制作力)
③社員から見て面白い(従業員の働きがい)
④働きかたが面白い(社内制度)
⑤顧客や求職者が見て面白い(対外評価)
⑥オフィスが面白い(職場環境)
⑦メンバーが面白い(働く社員)
⑧社長が面白い(経営者)

2022年までに「大阪で一番オモシロイ」会社につくろうと、中期VISIONとして掲げた。

目標設定において大事なのが2つあって、ひとつは”期限を切る”ということ。「大阪で一番オモシロイ会社になろうぜ!」って言っているだけでは達成できない、具体的にいつまでに?と、ふたつめは”定量的な達成基準を決める”というのが目標設定において大事である。裏を返せば、この2つがあれば目標に向かって取り組める。そして出てきた達成要件として8つの「オモシロイ」項目。この8つの項目をやっておけば、大阪で一番オモシロイ存在になれるのではないかという仮説。そこに向かって動いている。

定量的な、”具体的な行動・動き”で、分かりやすいのは僕(西崎社長)

具体的な行動・動き:⑧社長が面白い(経営者)
情熱大陸出演、Twitterフォロワー10万人、WBS出演、1000人規模のイベントセミナー実施、箕輪編集室より「採用ブランディング」の本を出版

情熱大陸にでるとかは会社から課せられたMISSIONで、自ら出たいと言ったわけではなくてw 大阪で一番オモシロイ会社になるために出なきゃいけなくなった、ということです。
Twitterのフォロワーで10万人は、関西圏のオモシロイ会社の経営者のTwitterフォロワーで5万人前後。数を追いたいわけではなくってコアなファンを10万人つくりたい。なんとなくファンを増やすということではない。情熱大陸に出ていて、Twitterフォロワー10万人いて、WBS出て、1000人いてのセミナーってなったら、まあまあ有名なオモシロイ社長になっていると思う。

"VISION MAP"は、これが全て良いと言っているわけではない、ただ、個人的な経営者の感想としてやって良かった。やることとやらんことがめっちゃハッキリしたし、たとえば、いま人材紹介が儲かるからやりましょう!ってなったときに、TOMORROWGATEの方程式だと、売上も利益もめっちゃ「あがる」やん、「あがる」かもしれんけど「ささらんよね」って、どこでもやってるし僕らはやらんと判断できる。

【Q:MISSION・VISION・VALUE 浸透する上でやっていること。】
ひとつしかなくて、VISION MAP に沿った行動をやり続ける。「ブラックな社員選抜総選挙」も「キャッチコピー募集」もそう。オフィスなんかもそう。

会社のブランドを創るうえで、やってはいけないことが、言ってることとやってることが違うっていうのは一番あかん。

ファンが離れていく、言っていることとやっていることが一貫していることがめっちゃ大事。経営者がTwitterやってほしいひとつの理由がそれ。世に宣言しろと、あんだけ言っている。なんかいったら恥ずかしい。世の中にどんどん発信して宣言してほしいと思っている。Twitterなんか辞めとけと、社員が冷蔵庫に入ったりとかトラブルの元が流失したらどうすんねんとw 言われるけど、単純にどっちがメリットがあるかという経営判断でしかない。リスクがあることは当然理解している。それ以上に得られるものが大きいなと思うからTwitterを推奨している。情熱大陸に出るというMISSIONを課せられたからTwitterを始めた、だって知名度いるでしょ。世の中にもっと認知していかないと思って始めて、とりあえず会社の思想とか哲学とか知ってもらおうと思ってTwitterから始めたらオモシロイなってなって続いていった。

【Q:どうやったら社員がTwitter初めてくれるの?】
これはもう、楽しませるしかない。強制させるのは無理やなって思う。社員の9割5分やっているけど最初から全員やっているわけではなかった。Twitterはじめてオモシロイよって社内に言って話まくっていたら徐々に増えていった。やりたくなる施策【SNS手当】はじめた。それまでは6割だったのが9割超えた。企業PRしてくれた社員に月々お金だすよってw お金目当てというよりは、そんなことやってくれる会社がオモシロイなって思ってくれて始めてくれた。

とにかく、理念とかVISIONに沿ったアクションをやり続ける。創って終わりはNG。これに基づいて行動するということが大事。

例①)合同説明会。
これ黒い椅子買ってきた。合同説明会ひとつとっても、普通けっこう質素でしょ。ブースに飾り気のないパーテーション並んでいて、パイプ椅子が並んでて、公民館みたいなデスクに、人事のおっさん座っていて・・・。でも、僕らの理念VISIONにそうとこうなる。僕らは他がやらんことやろうと言っているのに、同じことやってもオモシロくないでしょ。パイプ椅子いらんとw 椅子50脚買ってトラック2台チャーターして社員朝6時から行ってそれをブースに突っ込んでw デザイン自分たちでして世界観を伝えた。ちなみに匂いもする。匂いがするブースって聞いたことある?匂いって記憶にすごく重要。オフィス移転するとTOMORROWGATEの匂いも作る。

で、今日伝えたいのはTOMORROWGATEステキでしょっていうのを伝えたいわけではなくて、こんなことやらないとだめだよ。っていうのを伝えに来た。だって、みんなそうだと思うけど、ドキドキワクワクしたいじゃないですか?ときめきたいですよねぇ?普通でいいねん、は普通でいいねんって会社に行ったらいい。でもたぶん今日来ているメンバーは少なからず、オモシロイことしたいとか、人と違ったことをしたいとか、それこそドキドキワクワクしたいと少なからず思ってるのかなと僕は思っている!そのために、何かしらこういう動きとか行動をやりたいなと思って今日は話をしている。

例②)「ブラックな社員選抜総選挙」
難波駅の柱18本買った。18本に単純にTOMORROWGATEっていう”ブラックカンパニー”って乗っててもオモシロくないなと。せっかく、ほぼすべての社員がTwitterやってるんだったら、Twitterを絡めた企画できないか?っていうので「ブラックな社員選抜総選挙」簡単に言うと社員の人気投票ですね。
6/1~1カ月間で、社員がフォロワーを何人増やせるかっていうレースです。遊びですね。で、優勝者は僕が寿司おごるwしょうもないでしょw
でもなんかしょうもないことをやっているのがオモシロいなっていう。最初は企画立てたとき100万くらい賞金でって話もあった、けど「あがる」かもしれんけど「ささらんよね」。よくあるし・・、だから社長が寿司おごるくらいが面白いんじゃない?この規模間でやっている企画なのに寿司おごるくらいのがアホでしょw
社員それぞれ好きに自分で企画を考えてる。好きにやってるけど、俺らの哲学は踏み外すなよ、上長確認しろよ、って言ってる。じゃないととんでもないヤバいのが出てくる。

【TOMORROWGATE流 ブレスト】
ブレストすごく大事にしてる。ひとりで創るということはほとんどない。いろんな考えが併せて出来上がっているのが大半です。
ブレストカードという、カメラの絵、テレビの絵、おばあちゃんの絵、亀の絵とかあって、メインテーマと掛け合わせる。「総選挙×カメ」のアイデアしか出していけない。とにかく数を出す。で、アイデアはいっせーので出すのがいい。順番に手を挙げていって~っていう、これ辞めたほうがいい。全員でどん!と出すのが一番、忌憚ない意見がでる。じゃないと他の人出しにくいでしょ。

【TOMORROWGATEのクラウドファウンディング】
いまオフィスを創っている。小学生を呼びたい。
オフィスにはすべり台、ハンモックとかあって「スペースを一緒に提供しませんか?」ってうクラウドファンディング。投資してくれた企業はスポンサーになってくれたら子供たちに起業のロゴが入ってるパンフレットを子供たちに渡したいなと。自分たちでやろうと思ったら無理したらできるんだけど、あんま意味ないなと。ひとつの文化として、大阪のこのスペースから、いろんな会社が協賛してくれることにめちゃくちゃ意味があるなと思っている。高校生にオフィス見学ツアーやってめちゃくちゃオモシロかった。仕事ってどんなんですか?働くってどういうことなんですか?って、今のうちから夢とか目標とか考える良いきっかけになったって喜んでくれた。いろんな社会人と小学生が交流できるとオモシロイなと思って。リターンもオモシロくしているからユーザーと一緒に楽しみながら盛り上げていきたい。


▼さいごに。ブラックな社長に会った感想。そしてなぜnoteを書いたか。

ここまでで約11000文字。初投稿でかなりの超大作になってしまったな。。。何故ココまでして詳細を記したか。それは私自身がブランディング事業を手掛ける仕事を生業としているからです。

企業の想いをオフィスでカタチにしていく立場として、全社員に読んでほしいと思って”社員に向けて”書いた。

私たちも、CI(corporate identity)をVI(visual idntity)と【オフィス・WEB・パンフレット】でカタチにするサービスを提供している。(案件の9割がオフィス)

そこで重要なのが、クライアントの”想い”や”VISION”を、私はその会社の社員のように身体に溶け込ませ憑依した状態で日々プランニングできているのか?と自問したい。自戒も込めて。

VISIONが抽象的なのであればもっと細かく定義していく必要があるし、クライアントが「具体的にどういう状態を目指しているか?」や「何者なのか?」というのを、まるで社員のように言語化できないとブランディングが実現できるわけがない。
何がすごいって、私がTOMORROWGATEの、MISSION・VISION・VALUEを語れるようになっていること。「オモシロイ」とは何かを語れるようになっていること。そしてそれを広めたいと想っていること。それってすごくないか?TOMORROWGATEの社員じゃないのに。”ブランド”と”ファン”をつくるとはこのことかと、たった2時間のトークイベントでまんまと体感しちゃったのである。

【個人へどう活かすか】
”VISION MAP”は、セルフブランディングを構築する上でも非常に有効的な思考法であると思っています。
・私の存在意義【MISSION】とは?
・私の目指す方向性【VISION】とは?
・私の守る価値観【VALUE】とは?
という、個人の在り方を言語化することで確固たる人生の軸となり、判断に迷うことが無くなり、豊かで幸せな人生を歩むことができる思考法であると感じた。

東京では初のイベントだったというTOMORROWGATEの西崎社長。
東京では初のイベントなのに西崎社長は名刺を忘れるw という一面すら「オモシロイ」という戦略なのではないかと感じざるを得ないブランディングでした。そしてやっぱり藤井フミヤに似ていた。

おわり。


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