私、音楽が大好きです。

でもね、昔はそれこそジャニーズとか
アイドルとか顔がタイプの人の音楽を聴いてた。
ビジュアルから惹かれてたから
もちろんどんな曲を出しても好きだし
ちゃんと全曲歌えてた。

聴く音楽が変わったのは大学1年生の時。
当日付き合ってた人はいわゆる
バンドマンに憧れるマッシュ系男子。

RADとかBUMPの曲をたくさん教えてくれて。

でもその時は彼への愛情と憧れで
聴いてたから彼が好きな音楽でしかなかった。

その彼と3年付き合った頃に
自分が聴いている音楽は自分が本当に
心から好きなんじゃなくて
彼が聴いているから好きだっただけって
気付くようになった。

とある人がきっかけでMr.Childrenのライブに行った。
いわゆる、にわかだったしちゃんとした
アーティストのライブなんて初めてだったけど
その時に気付いたら泣いていた。

泣くなんて言葉でしか
伝えられない自分が憎いけど
本当に自然に泣くってこのことだったのよ。

そのあと毎月のようにたくさんの
アーティストのライブに足を運んだよ。

マカロニえんぴつ、sumika、緑黄色社会…etc

今聴いてるアーティストに共通するのは
ブッ刺さる歌詞を書いてくること。

個人的にはね、マカロニえんぴつとsumika。

sumikaのライブはいうなれば　
圧倒的幸せ空間。

現代で生きてるとさ、適当に扱われる言葉で
溢れていて。常にSNSやLINEが付き纏って。

顔も全く知らない人間に傷つけられて。
それゆえに自分も誰かを言葉で殺していて。
なのに自分が結局可愛くて。
迷惑かけないように、嫌われないように必死。

だけど彼らはまっすぐな言葉を投げつけてくる。

sumikaのボーカル片岡さんの言葉で
【今日、来るという選択をしてくれてありがとう】
というのがある。

これまでに来てくれてありがとう〜という
アーティストは山ほどいて
そのときは対して何も思わなかったくせに
この言葉聞いた時に、全てのことは
自分の選択であって来ると決めたから
今の自分がこうして圧倒的幸せ空間のなかで
音楽に浸れていると実感できる。

彼は天才か？！！！！

それに対して、マカロニえんぴつは
【ありあまる音楽センスと等身大のロッカー】
とにかく、音楽センスが異常すぎる。
幅が広すぎるし毎回奏でられる音楽に
度肝を抜かれる。

ボーカルはっとりくんの吐息、歌い方のひとつ
とっても全く同じ瞬間がない。
等身大の彼らにしか作り出すことのできない
音楽。

これからビックバンドに
なっていく彼らを応援できることに
喜びしかない。

とにかく言葉が好きなら黙って聞いてくれ。
どう生きてきたら出来るんだってくらいの
言葉のセンスに溢れた歌詞だけで
お酒が進むんですよ、これまた。

愛子