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note de あそぼ

笑いのツボが似てる友達と、やってみたいと思ったコント


これから出てくるお店の名前、映画や曲のタイトルなどのネーミングは全て架空のものです。
適当に浮かんだワードを組み合わせて作ったものなので、深い意味はありません。
単語の意味を考えるとおかしなことになるので、軽く流しながら雰囲気で読んでいただけると嬉しいです。
(もし、どこかで聞いたことあるネーミングがあったらご指摘くださると嬉しいです!自分で考えたものを載せておりますが、ご迷惑おかけするような事態になったらいけないので、使われてたらソッコー削除します)

長くなりましたので、お時間のあるときにお読みください。
お疲れになりましたら、そろっと退出してくださいね。

おつきあいいただける方はよろしくお願いします。



「もしもーし」
「はいはーい」

「ごはん食べに行くの久しぶりだね」
「そうだね、どこ行く?」
「やっぱりあそこでしょ」
「いつもの?」
「そういつもの、決まってるじゃん」
「ハングリーアングリーね」
「よしきた!」
「お店やってるかな」
「調べてみるよ」

カチカチカチ

「あれ?やってないのかなぁー」
「お休み?」
「うーん、あぁ定休日だったわ」
「残念っ」
「じゃあ、別のお店ね、あそこなんだっけー」
「南国風の飲食店のこと?」
「そう、思い出したよ アーミーヤーミー」

「アーミーヤーミーね!行ってみたかった!」
「よし決まったゼィ」
「おっけ〜い!あとでねー」
「了解!」


「やぁ、ひーさーしーぶーりー」
「ほんとだね、ひさしぶり〜」
「今年初?」
「初だね!」
「ええっ、もう10月だけど」
「わ〜 ほんとだ10月だ」
「早いなぁー」

「ごはん食べに行くだけなのにぃ、なんだかわくわくするぅ〜」
「するする〜」
「外食ひさびさだもん」
「うれしいね」
「短い時間だけどよろしくー」
「よろしく〜」
「さ、行こ行こ」

てくてく

「もうすぐ着くね」
「この辺だった気がするなぁ」
「そろそろ、お店が、見えてきてもいいのか と」
「思った け ど」
「看板、出てないよね?」

「えー」
「ちょっと待って〜」
「何?」
「ここだよね」

「お店変わってない?」

「アーミーヤーミー のはず だけど」

(ハングリーアングリーは事前に調べたのに、アーミーヤーミーは調べず店に向かったドジな2人なのであった)

「うっそー楽しみにしてたんだけど、まさか変わってるなんて」
「でもさ、そういうことあるかもしれないって」
「ぼんやり思ってたけど、ほんとにあるとは」
「あるとは、ね」
「がくっときちゃう」
「ねー」

「でもさ、お店は変わったけど、どんなお店かちょっと気にならない?」
「気になる〜」

「お店、なんていう名前かな?」
「えっと… ストロベリー?」
「ストロベリーランデブー」
「違うよ、それは隣のBARだよ」
「そうだ、ココ行ったことあるのにすっかり忘れてたよ」
「そうじゃん!一緒に飲んだじゃん!」
「あはは、最近忘れっぽいよねぇ〜ごめんごめん」

「あのおつまみ、なんだっけ…」
「ポテトムーン! かわいいよね」
「一口サイズの〜」
「そうそう!」

「かわいい?っていう?」
「それ言うなら おいしいよね、でしょ?」
「おいしい、うまかわいい」
「なにその用語」
「おいしいとかわいい」
「うまいとかわいい」

「馬なの?」
「いや、旨なの」

「どうでもいいけどサ」

「プッカピッカも負けないくらいかわいい」
「プッカピッカ、あとあじスッキリのお酒ね」
(おいしい、だよねー もうめんどくさいからつっこまない)
「すき〜」
「うん、すきすき〜」

「BARの話は置いといて」

「で? お店は」
「 チ コ リ ー   ナ ? 」

「チコリーナ・チコリーノ」

「自然食品扱ってます だって」
「雑貨屋さん併設なのか」
「あ〜 このお店、きいたことあったかも!」
「あれよ、ほら、昔さ、ヨーグルトにかけるやつ買ったじゃん」
「あれねー」
「なにジャムだっけ?」
「えっと、わー思い出せないよ、くやしい」
「なーにー?」
「限定販売の!あったよねー」
「あった、あった!」
「それここのお店で売ってたやつよ?」
「ほんとにー?」

(思い出せないまま時が過ぎる)

「あれも買ったじゃん」
「あれね、カカオ何%とか」
「ビター・デイズ」

「それだ、意外とおいしかったんだよね」

「いらっ しゃっ せー」
「ふたりでーす」
「こちらのお席へ どうぞ〜」

「もっと苦いかと思ったけど甘みもあって
あれなら続けられる!って」
「あの後何回か通販で買ってたよね」
「買ってた!けどお店の名前すっかり忘れてた ほ〜んと忘れっぽいよねイヤんなっちゃう」


「お、飲み物だけ注文しちゃおう」

「何飲む?」
「僕はビミ・ウォーター」
「なにその名前、ビミョーな水?頼むの?勇気ある〜」
「いやいや、知らないけどさ、美味の意味だと思うんだけど」

「ビタミンの略でございます」

「それは失礼しました」
(ふつう略さないだろ)
(伝わらないね…)

「俺は、そうだなぁ〜 チャレンジしてみようかなー これ、ワラ・ウォーター」

「わ、わら? 藁?」
「笑いのワラ、楽しいんじゃない?」

「店長の名前が かずよし でして
漢字で 和良
あだ名が、わら」

「わら 笑」

「店長独自のルートで
おいしいお水を仕入れておりますので
誰にもわからないような名前をつけました」

「わからないねぇ」
(その名前、売れるとは思えないよ〜)
(名前変えた方がいいんじゃないの〜)

「とりあえず、飲み物だけ先にお願いしまーす」

「かしこまりました、ビミとワラ……」

「ねぇねぇ、そこの映画館、ほーらー、何て名前だっけ」
「トチッタ・ネ・チッタ」
「そうそう そこでさ、タイトルなんだったっけ」
「話題のやつ?」
「そー、やってたでしょう観てきちゃった」
「何?」
「オクトーバーナイン」
「あ、やってたー」
「あの中堅どころのグループ、出てたよね?」
「キングストングスジェネレーションズのこと?」
「うん、それそれ、キントンG、出てたね」
「キントン、そんな呼び方するの? 栗きんとん…?」

「中身覚えてないけど、だいぶ前に観た?かな?」
「覚えてないの?それだめじゃん」
「ダメー 笑」

「ほれ、見てみぃ〜 パンフレットでしょ、
オリジナルグッズこれとこれと…」

注文した水が運ばれてきた

「ご注文はお決まりですか?」
「何頼む?」
「えーっと ポーク&ジュー」
「それと クレイジーコリンキーね」
「おお、このお店にもあるんだ!
よかったー!食べたかったよ」
「初めて?」
「うん、初めて」
「この前ちがうお店で頼もうとしたらちょうど終わっちゃってて、やっと食べれるわ」

「そ れ だ け で、いっか お願い」
「かしこまりました〜 ポーク、クレコリ…… 」

「映画はさぁ、ポップなコーン片手に観るよね〜」
「いーや、何も飲まず、何も食べずに観るよ」
「え?何も飲まず食わずで?」
「観入るよ」
「観入るの?」
「みいるで思い出したけど
ミ・イールさんって何やってんだっけ?」
「あの人はね、この前テレビで観たよー どっかの誰かと歌ってた」
「バックバンドに… ノーキョープラモデルサーキュレーター」
「は?バックバンド? 家電の名前かと?」
「楽団だよ」
「ガ、ガクダン… わけわかんないけど、なーんか強そうな名前!」
「そっか、ミ・イールさんは歌い手か」
「そだね」

「でも誰と歌ってたのか」

(考え込むふたり)

「思い出したよ ハリケーンJr.」
「あ、Jr.来日してた!」
「だよね〜 何歌ってた?」
「曲のタイトル?」
「ブラックポイズン」
「わぁ、激しいやつ、きたねー」
「きたきた〜」

「それと シルエットウォーク」
「おぉ、ミドルテンポの」
(ストッキングっぽい名前だ…)
「流行ったよね」
「流行ったか? でも懐かしいなぁー」
(ストッキング? 関係ない、関係ない…)
「みんなで踊ったよね そろーり、そろーり」
「それ踊ったっていう?」
「言うのー」
「いいの〜」
(ストッキング、かぶってない、かぶってない…)


「ジャムの名前思い出したよ」

「チコリのジャム」

「え、そんな名前だった? チコリーナのチコリ」

「ひねりなし チコリね」
「はぁー なるほど」
「思い出せてよかったな 2人とも最近忘れっぽいけど な」

「な」


最後までお読みいただきありがとうございました!


なんじゃこりゃ〜 


つづく


\(^o^)/




お読みいただきありがとうございます♡ 感謝感激でございます♪