Aikomi(あいこみ)

認知症の方と介護者、家族をつなぐための、デジタル技術を活用した非薬物療法の研究・開発を…

Aikomi(あいこみ)

認知症の方と介護者、家族をつなぐための、デジタル技術を活用した非薬物療法の研究・開発を行っている会社です。認知症の方の精神安定を通じて、コミュニケーションの円滑化を図り、認知症と共に生きることのできる社会を目指しています。 https://www.aikomi.co.jp/

最近の記事

認知症の母をもつ従業員のつぶやき

皆さんこんにちは! 株式会社Aikomiの木南です。 認知症の方々とそのご家族のため、施設で介護をなさってる方々のために コミュニケーションを円滑にするためのシステム開発している会社で コンテンツディレクターをしています。 私の母は認知症です。 発症して10年くらい経ちます。 レビー小体型認知症から前頭側頭型認知症に変化しました。 今日から私の母との介護生活の話をたくさんしていきたいと思います。 認知症のご家族を持つ皆様と色々な思いを共有できたらいいなぁと思っています。

    • ちくわと母

      こんにちは。株主会社Aikomiの加藤潤一です。 前回までは、認知症に関わるご本人やご家族を中心にお話してきました。 今回は少し趣向を変えて、私の母に関するお話をご紹介できればと思います。 弊社のサービスをお使い頂く際には、ご家族様に下のような内容で、ご家族様が覚えてらっしゃる認知症ご本人様の生活史や嗜好等をお聞きします。残念ながら認知機能が低下していると弊社からご本人に直接インタビューすることは困難なため、ご家族にお聞きするわけです。 インタビュー後に多くのご家族様

      • 働く x 認知症のお話

        こんにちは。株式会社Aikomiの加藤潤一です。 前回は認知症になったご両親への家族の想いについてご紹介しました。今回もご家族にまつわるお話をご紹介したいと思います。 昔は自営が多く、子供が親の仕事を見たり手伝ったりする機会は結構あったかと思いますし、社会的にも家族ぐるみのお付き合いもあって会社と家の距離が近かったような気がします。 ご家族様に認知症の親の生い立ちをお聞きすると、会社勤めの方よりも元農家の方であったりご自宅で商売をなさっていたりという方が多い傾向です。特

        • 家族の想い x 認知症

          こんにちは。株式会社Aikomiの加藤潤一です。 前回までは、認知症者の方の趣味や生い立ちに関連した写真や動画で変化が起きるという話をしてきました。いい事ばかり言ってきたわけですが、今回は少し考えなければいけないお話をご紹介します。 認知症の方を持つご家族にとって、昔の親に戻って欲しい、少しでも状態がよくなって欲しいと思う事は当然かと思います。弊社の製品を使ってみたいというご家族の多くが、そのような想いを持ってご相談に来ていただいています。 ただ現実は残酷で、認知症が元

        認知症の母をもつ従業員のつぶやき

          言葉 x 認知症のお話

          こんにちは。株式会社Aikomiの加藤潤一です。 前回からほぼ1年も間が空いてしまいましたが、 これまで自分の人生に関連した写真や動画による、認知症の方だけでなく一番身近な家族の変化についても紹介してきました。 統計にもよりますが、認知症の方の約4分の1の方は介護施設にいらっしゃいます。その場合一番身近な方は、施設で働く介護スタッフの方になります。 当然認知症の方と介護スタッフの方の間の関係性は、施設で住んだり働いたりする上で重要です。またその良し悪しは、人間ですのでお

          言葉 x 認知症のお話

          家族 x 認知症のお話

          こんにちは。株式会社Aikomiの加藤潤一です。 前回までは、認知症者の方の趣味や生い立ちに関連した写真や動画による、認知症の方への変化について紹介してきました。 ご家族様にインタビューさせていただく際には、アルバムにある写真をお借りすることがあります。 今回はそのような、ご家族の写真の例についてご紹介したいと思います。 インタビューさせて頂いたのは、ある認知症の女性の長女様でした。 その中でいつも通り趣味や生い立ちについてお尋ねしていたのですが、ご家族の話題になった時

          家族 x 認知症のお話

          琴x認知症のお話

          こんにちは。株式会社Aikomiの加藤潤一です。 前回は浅草の写真が、神戸在住の認知症の女性に変化をもたらした事例についてご紹介しました。 今回は、ある大正琴に関わるお話をしたいと思います。この方も女性で、神戸のある介護施設に入居されている方でした。 いつも私が認知症の方と接する前には、初めにご家族とお話をさせて頂きます。ご家族によれば、その方は認知症になる前はものすごくこだわりが強くアグレッシブな方だったそうです。 60歳過ぎて大正琴を習い始め、その後師範となり、色々

          琴x認知症のお話

          浅草x認知症のお話

          こんにちは。株式会社Aikomiの加藤潤一です。 前回は私が起業するまでの経緯についてお話しました。 今回からは、前回の「パーソナルソング」のように、認知症の方に適したコンテンツを提供することで認知症の方に変化を生み出した、そんな事例を紹介していきます。 我々の拠点は横浜ですが、神戸の介護施設様ともつながりがあります。今回紹介するのはそこで実際に体験したお話です。 神戸の介護施設でお会いしたのは、80歳代の女性の方でした。 「普段は落ち着きがなくて、介護職員や他の利

          浅草x認知症のお話

          Aikomiってなに?

          初めまして。株式会社Aikomi(あいこみ)の共同創業者/取締役副社長の加藤潤一です。 この公式アカウントでは、Aikomiのことを皆さんに知ってもらうための記事を書こうかと思っています。ただ、つらつらと説明しても私の雑文では伝わる気がしませんので、会社活動の中での様々な事例を紹介する予定です。そこから皆さんに自由にAikomiの事を汲み取ってもらえればと考えています。 今回は初回ですので、私がこの会社を起業するまでの経緯について少しお話します。 もともと起業前、私は大

          Aikomiってなに?