ゆきおんな(小学校低学年男子に読み聞かせた本を紹介)No.221

ゆきおんな
まつたにみよこ(著) ポプラ社

雪が降る地域には、様々な雪女伝説(?)がありますが、この絵本は
小泉八雲の「怪談」にある雪女のお話です。

父親の「もさく」と、息子の「みのきち」が山に狩りをしに出かけます。
いつもなら何かしら狩りで獲物が取れるのに、その日に限って何も獲れず、山の奥深くに入ってしまいます。
雪もひどくなり山小屋へ避難した親子でしたが、父親のもさくは雪女に殺されてしまいます。息子のみのきちは殺されずに済みますが、

「誰かに私(雪女)の話をしてはダメ」
と言われます。

それを守り、無事に生きて帰ったみのきち、結婚し子供ももうけますが、
嫁がいつまでも綺麗な事と、昔父親を殺した雪女をダブらせてしまい…というお話です。

子供にはちょっと刺激の強いお話のようで、
我が子は「話は知ってる。怖い」と言っていました(笑)。
小学校の3~4年生くらいになれば、話に対する気持ちとの線引きが出来るのかなと思いました。お化けが怖くなくなったり、子供同士で遊んで笑いあうと面白くなる時期になれば、こういったものも平気になるのかな…

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