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1つぶのおこめ(小学校中学年男子に読みきかせた本を紹介)No.21

1つぶのおこめ
デミ(作)
光村教育図書

「さんすうのむかしばなし」とサブタイトルがついているように、
算数を使って王様を懲らしめる
というお話です。

今日は米粒を1粒
明日は今日の倍の米粒を
明後日はその倍の米粒を
更に次の日は…と
1粒の米粒がどんどん大きな数になっていくのを
一緒に読んでいると、

最初は面白くなさそうだな…と眺めていた我が子も
最後はどうなるの?どうなるの?と
身を乗り出して話を読み進めました。

今日は1粒
明日は今日の倍だから2粒
明後日は4粒
その次は8粒
その次は16粒…
計算してみると、15日を過ぎたあたりから
驚くほどの数になっていきます。
算数の楽しさがわかる一冊です。

この法則、どこかで聞いたことがあるような…と思っていましたが
思い出しました。

ムーアの法則 です。
半導体の集積率が倍々で増えていくというもの。

ムーアの法則なんて言われても子供はピンと来ませんが、
絵本で知らず知らずのうちにこの法則に触れて
算数に興味を持ってくれるようになると嬉しいですよね。

絵本、と言っても
算数好きーを生み出してくれるジャンルの本で、
私は好きな一冊です。

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