12月12日
バンドネオン、アコーディオンは、絶滅危惧の楽器らしい。プロが使うのは戦前のドイツ製、新しいメーカーはない。楽器によって全て違うので、修理が難しく、新しいものを作る手間暇をかける人がいない。

フランス映画祭
マーメイドインパリ
44人をその声で殺した最後のマーメイドと、44度の失恋で愛せないエンターテナーの男の話。社会からはみ出した絶滅寸前の二人が出会い、障害を乗り越えようとする、その姿に感動する。
フランスで雑誌社襲撃事件が起きた年、15年冷凍保存された結晶板で生き返った監督からうまれた話。想像力が世界を変える。
リアルなファンタジーだからこそ、奇跡を起こせる。お互いが生きるための、再び会うための別れ。

王子動物園のパンダ
旦旦25才。24時間つきっきりの世話。何を食べるか、どうしたら食べるか、手間暇をかけ、想像し試行錯誤し、記録をつけ、健康を管理し、絆を深める10年、そして別れ。死ではないけれど、最期まで一緒にいられない悲しみ、未来。

映像の100年史
ナチスの狂気
出世欲の強い男が、収容所を作り多くの命を奪った。思想のない、想像力のなさが、主体性のなさが、狂気を生む
死刑のないイスラエルで施行された絞首刑

ケンゾーさんの突然のコロナによる死
悲しみとより自由になって魂は生きる

12月17日
祈りの首里城
昨年の焼失から、CGで最盛期の首里城が復元され、正殿と広場のラインがずれていることがわかる。
ラインの先には御嶽。
信仰儀式の場、京の内では古くから祭祀が行われていた。

12月22日
第7倍音 水の情報を変える
第11倍音 次の次元をつなぐ

バリのお祭り
サラスワティ
文章と芸能と水
観光と農耕の調和
善と悪を受け入れ調和を取ることが幸せ

阿部定事件
狂気か情愛か。刑期を終え40年近く生きる。本名を隠し結婚し、実名で演芸場にで、仲居をし、自分の店を持ち、最後は行方知れずに。痴女と聖女、歪められ祭り上げられた誰かを生きてしまった悲しさ。