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思い通りにいかないことと駄々をこねること

昨日は楽しみにしていた予定がなくなってしまって、思い通りにいかなかった1日だった。そんな日のことと、今年33歳になる私のことを、ここに書き残しておこうと思う。

昨日は恋人と泳ぎに行こうと言っていた日だった。この1週間ほどのベルリンはいい暑さで、水に入るのもできる気温だと思ったから。今日からはそんなに暑くなくなる予報だったから、その前の日に、泳ぎに行っておこうということで。

ベルリンの人たちは、湖で泳ぐ。海はないけど湖にビーチのような場所があって、夏はみんな湖のビーチで泳ぐ。私たちも去年は浮き輪を買って、何度か湖で泳いだ。

私たちの関係が始まったのは去年の5月からで、泳ぎに行き始めたのはたぶん7月くらいからだった。だから夏をすべて一緒に満喫できたという感じではなくて、今年は去年よりも一緒に夏を楽しもうというのが私たちの思い。

5月なんて早くない?ではなく、5月でも夏のような日があったら泳ぎに行く。夏を少しでもたくさん楽しむために。そういうわけで、昨日はそういう計画を立てていたのだった。

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でも、急に横やりが入った。恋人に仕事の予定が入ってしまった。もともと別の予定があったから、昼下がりに出かけることにしていたのだけど、お昼くらいに予定が変わったから、じゃあその前に行こうという変更もできず。

私はしかたなく、他の予定を立てることにした。ひとりでアジアショップに行こうと。でもそれには、うちから片道1時間かかる。中途半端な時間から出かけるには気持ちが乗らなくて、時間だけが過ぎる。その間に家族との電話もした。


急に予定がなくなったから、やることがなくて暇になった私。「やることがないなんていいな」と母が言う。「そんな時はお風呂に入るに限る」とも。

でも私はSNS中毒なので、そんなことをしたら結局携帯を見始める。最近はさすがに見すぎていて、デジタルデトックスをしたい気持ちがあるけれど、私のお仕事はすべてオンラインだし、どうもデジタルデトックスと相性が悪い。

もともとSNSが大好きな私は、必要以上に見続けてしまう。その自覚はあるけれど、なかなか止められないんだよなぁ。お風呂に長く入ること自体も苦手なのに、いま入ったら結局SNS見るんだよな。と、母の案には気が乗らない。


そうやって過ごしているうちに、いよいよ時間は夕方に近づいてきて、アジアショップに行く案は取りやめた。だって、行ったらたぶん3時間はかかる。行ったら楽しいのだろうけど、ひとりで家を出るモチベーションがない。

じゃあもう妥協案だと、近くのお店にビールを買いに行くことにした。と、そこで、恋人の予定がなくなったので、一緒に行こうと誘う。「ひとりで行けるでしょ」と言われる。

こういうとき、最近の私はすごくごねる。一緒に行きたい、だって今日はあなたに予定が入ったから計画が崩れたんだからと駄々をこねる。

私は3人姉弟の長子で、駄々をこねることは早々に弟に譲った人生だったのだと思う(実際には覚えてないけど)。それが、今年33歳といういま、もう一度それを体験したいという感情が出てきている。我慢は嫌だ!と。


そういうわけで、昨日の私は、一緒に行こうと恋人に駄々をこねた。

「ひとりで行けるでしょ」「この距離だから迷子にならない、大丈夫」と、自分なりの論理でなだめていた恋人も、最後は折れて一緒に来てくれた。いつもごめん、ありがとね。

飲み物だけを売っているお店に行って、ノンアルビールとラドラーを合計9本、12ユーロ。だったこれだけのために来たの? かもしれないけど、私がこの日のことを取り返すには必要な9本。

すべて恋人が持ってくれて、一緒に家まで帰った。夕食時に一番小さな1本をあける。


ここまで含めて、昨日の私のごきげん的には必要なことだった。

思い通りにいかないことは、特に誰かと暮らしていたら、よく起きるのだろうけど。そんなときに勝手に我慢して、嫌な思いをためない。嫌なことは嫌、だからできないならこうしたいと、意志を表明することにしている。

その結果が、時には昨日のように「駄々をこねる」になることがある。でも、この私も好き。勝手に空気を読んだり、我慢したりしないで生きていたい。

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