2023.7.7

気圧による頭痛に悩まされ、中々思うように過ごせず気が付くと7月に突入し、もう7日も経っている。七夕だ。
ボーっとしているうちに時間はあっという間に過ぎるし、睡眠もできてるのか寝れてないのかよく分からない。毎年この季節はそんな感じだ。

この間、THREE(下北沢にあるライブハウス)で対バンしたJurrasic boyzのりゅーしょー(Gt,Vo)もそんなようなことを言っていた。
彼のバンドは2017年くらいからの付き合いで、小さなミュージックバーで毎月顔を合わせては新曲を聞いたりストレンジャーシングスの話をしたりして、共に時間を過ごした『古株』と言っていい友人だ。
リハの時に久しぶりに彼と話していたら、ウルルが数回だけ演奏していた楽曲を覚えくれていた。
彼が足でテンポを刻みながらBメロくらいまで鼻歌で歌ってから半分くらい経ったあとでやっと思い出したのだが、たった数回しかやっていない新曲をインプットしてる彼の記憶力にまず驚いたのと、ほとんど覚えてなかった私にも本当にびっくりした。
ベースが古沢からアミちゃんに交代した理由からチューニング(3人の波長)合わせに時間を要して難産で産まれた曲だったし、それなのに記憶の断片しか残っておらずこのまま封印させるのは過去の私たちにとっても良くないことをしたと思った。なのであの頃録音したデータを掘り起こすことにしたい。どの時期のウルルも私にとってはS級の宝物である。

6月の中盤からウルルはぎゅうぎゅう詰めにライブの予定が入っており、毎週セトリと演奏時間に追われる日々を送っている。
こんだけがむしゃらに活動していると、結成初期の急進的な速度とリンクするものがあり、ほぼ週2でバンドメンバーに会っていると3人のピリついた雰囲気もより強くなる。
誰かが著しくハイになったりその逆もあったりして、この段階的なズレがライブに作用するのかなと思いきやライブは絶好に楽しくて、日常の何よりも現実的になれるから不思議だ。
ただ、たまに誰と戦っているのか分からなくなる時がある。このバンドがいつまで続くか分からないと常に思うし、いつでも辞めれる鍵を3人とも握っている。このことを忘れてはいけないとも思う。
言いたいことを全部言える関係がベストだとは思わない。良かれと思って言ったことが仇になって返ってくることもよくある。
他人は自分を写す鏡だ。
時には主観を削って他人と協調的になったり、伝えなければならない言葉の扱いに関してはどの場面でも常に自分に問われている。このチャンスを逃したら二度と出会えることのないであろう代わりのいない仲間だから、最強に他人になれる方法を私達はもっと探求するべきだと今は強く思う。

とにかく日々は続いていきます。全部抱えながら少しずつ整理して、ぼちぼちやっていくわ。
いつもウルルを気にしてくれたり見に来てくれる人はありがとう。
そうでない人も、めまぐるしく過ぎる怒涛の毎日を共に過ごしてくれたら嬉しい。
私の今月の目標は、飛んで火に入る夏の虫にならない。笑
灰となって散らないよう大事に大事に瞬間を演奏していきます。
今月もまだ楽しみな予定が沢山。体調に気を遣いながら、みなさんもどうか健やかに過ごしてください。

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