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「家庭と仕事」はバランスをとるより、ごちゃまぜの方がうまくいく。気がする。

よく、「仕事と家庭のバランスをとりたい」、「子育てか、キャリアか選べない」などと聞くことがある。
妊娠する前は「子育てをしてみたいけど、助産師としてのキャリアはこのまま積みたいし、仕事と家庭と両立できるのだろうか」と不安だった。

いざ、子育てが始まって、言葉も話さない我が子と1対1で向き合う日々。一日が秒で過ぎていく感覚。一生懸命に子育てしているけれど、「今日一日、何をしていたの」と聞かれても、「えっと。何をしていたのかなぁ。子育てを頑張っていたような気がするのだけど」と、頭にはてなマークが浮かぶ。疲労感だけは、確かに体に残っているのだけれど。

4人の子どもを育てている今、「仕事と家庭のバランス」がとれているかと聞かれたら、やっぱり頭にはてなマークが浮かぶ。
助産師という職種のせいなのか、フリーランスという働き方のせいなのか、「仕事」と「子育て」をはっきり線引きできないのだ。
「仕事」と「子育て」は独立したものではなく、「わたし」という大きな器の中に分別もせずにごちゃっと放り込んでいるような状態。

子育てで培う能力は仕事に活かせる。そして仕事で得た知識や技術は子育てでも役に立つ。このnoteの投稿だって、「子育て日記」のようでいて、妊娠出産や子育ての情報提供のようでもある。

「仕事」というのは、それがどんな職種や職業であっても、「誰かのお役に立つこと」「誰かの人生をサポートすること」なのだと思う。だから、「子育て」という「我が子の人生をサポートする」ことと、共通点が多いのだ。

「子育て」は決して、キャリアの妨げなどにはならない。物理的に「やること」が増えるのは確かだけれど、「限られた時間の中で、何を優先して何を省くのか」を考えながら、自分の人生の過ごし方を考えることは、とても意義があると思う。

「4人も育てながら、仕事もこなす」と思ったら大変そう。でも実は、「子育てしている」感覚も、「仕事をしている」感覚もなく、ただただ、自分らしく生きているだけのような気がしている。

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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