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これが、最後の「あした」かもしれない



私は父親を、23歳の時に亡くしました。

その時は大学を卒業して、
看護師として1年目の新人。

朝、出勤してカルテをチェックするだけで、
30分以上かかって、
それから山盛りの点滴準備。
その間も、容赦ないナースコールの嵐。

高齢の方の点滴は難しくて、
1回刺して失敗してしまい先輩に頼んだら、
「1回くらいで諦めないで」と言われ、
2回刺してやっぱり失敗してしまい同じ先輩にたのんだら、
「血管が痛んでしまうから、新人はやらないで」と言われ、
トイレでひっそり泣きました。

胃がキリキリする毎日で、
19:30にやっとやっとカルテを書き終わり、
父親が入院している病院へ面会に急ぐ。

面会時間は20:00まで。
19:55に病室の戸をそっとあける。

「お父さん、今日ね、先輩にこんなこと言われたよ。」
父はいつも、
「そうか、そうか」と聞いてくれた。



病室には10分もいれない。
「じゃあ、また明日ね。お父さん、おやすみ。」
できる限り特上の「作り笑顔」を父に向ける。

「毎日来なくても、いいんだぞ。
花の体が一番大事なんだからな。」

「うん、大丈夫。ありがとう。また明日。」

暗くなった廊下を、足音を立てないようにそっと歩く。



「また、あした」
いつまでその「あした」が来てくれるのか。

もしかしたら、
次の「あした」はもう来ないかもしれない。

それならば、いつその「あした」が来ても、
後悔しない生き方をしたい。

いつその「あした」が来ても、
「私はちゃんと、父にありがとうを伝えられた」と
胸をはれる人でありたいと思った。

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死をみつめることで、
自分の本当に大切なこと、
本当に求めている生き方が見えてきます。

死の捉え方が変わると、
日常の恐れや不安も軽くなり、
より自分らしく幸せに生きられるようになります。

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午後の部のみ ¥5.500
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