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助産院出産(お産当日のこと)と助産院ごはん

日本では、助産院でのお産は全体の約1%にも満たない少数です。「助産院って、どんなところ?」「入院中の過ごし方は、どんな様子なの?」と気になっても、知る機会は少ないかもしれません。
私は2人目~4人目を、助産院で出産しました。今回4人目の産後の様子をお産当日~退院日の4日目まで、noteにまとめていこうと思います。

お産当日の赤ちゃんの様子

①助産院は、生まれてからずっと赤ちゃんとママは一緒に過ごします。

助産院には「ベビー室」「新生児室」と呼ばれるお部屋はありません。赤ちゃんは生まれてからずっと、ママと一緒のお部屋で過ごします。お産当日や産後1日目は、ママは横になって休んでいることが多いため、オムツの交換や泣いた時の対応は、立ち会っている家族や助産師が行います。

②生まれてから約2時間、赤ちゃんが穏やかに起きている「ゴールデンタイム」と呼ばれる時間があります。

赤ちゃんは裸のまま、ママの胸の上でぬくぬくと過ごします。(病院では「カンガルーケア」と呼ばれるような感じで)ママと赤ちゃんは肌と肌を直接触れあって、温め合って過ごします。この時間は、赤ちゃんが穏やかに覚醒していることが多く、自分でママの乳首を探して吸い付く赤ちゃんもいます。

③(私の場合)スピード出産だったためか、お産当日、赤ちゃんは胃袋の中にたまった羊水を頻繁に吐いていました。(そのため、あまり授乳はできなかった。)
お産の当日は、赤ちゃんもママの子宮の中から、空気中に生まれ出てくるという、大きな環境の変化に対応しなければなりません。そのため、お腹の中の羊水を吐き出したり、うとうとしたり、反対に泣きっぱなしだったり、色々な反応をする赤ちゃんがいます。
この時期、小さく生まれたなどの特別な事情がなければ、沢山の量の母乳やミルクを飲む必要はありません。うまく授乳ができなくても、心配しなくて大丈夫です。

お産当日のママの様子

①お産後5時間は、横になって休みます。
出血が多くないか、気分は悪くないか、1~2時間ごとに助産師さんが診てくれます。骨盤や骨盤を支えている筋肉や靱帯が疲労している状態なので、なるべく横になって過ごすと良いです。
骨盤をまっすぐ左右対象に整えるために、骨盤ベルトやゴムチューブで骨盤を支えることがあります。
私は、約7時間後にお産後初めて歩き、おトイレに行きました。

②産後には「後陣痛(こうじんつう)」と呼ばれる子宮収縮の痛みがあります。子宮の戻りをよくして、出血を防ぐための大切な痛みです。授乳をすると、「オキシトシン」という子宮を収縮させる作用のあるホルモンが出るため、痛みが増すことがあります。
 私は4回目の出産ということもあり、この後陣痛がとってもとっても痛かったです。お産の回数が増える程、子宮が戻るためにより強い収縮が必要なため、後陣痛が強くなる傾向があります。

③膨らんだお腹は、産後すぐには戻りません。
10ヶ月かけておおきくなったお腹。子宮はおへその高さくらいまで小さくなりますが、お腹はゆっくり戻っていきます。

お産当日の助産院ごはん

助産院は最大でも2~3名しか入院しないため、食事もそれぞれの好みや体調に合わせて作ってくれることが多いです。私が入院中は、私しかいなかったため、私の疲労度や状態に合わせてお料理スタッフが作ってくれました。


横になって食べられるように、おにぎりが提供されることも多いです


疲労感が残っていたので、あっさりした昼食でした。


炊きたてのごはんは、おかわり自由でした。

明日は、お産後1日目の赤ちゃんとママの様子、助産院ごはんについてまとめます。

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