産後パートナーシップの鍵は、「目的意識の定め方」にあり。
出産で陣痛が起きるときも、産後に授乳するときも、赤ちゃんを抱っこするときも、「オキシトシン」という愛情ホルモンが出る。
「愛情ホルモン」というと、温かいつながりをイメージするけれど、オキシトシンは「赤ちゃんを守る」ためのホルモンであり、実は「外敵」に対しては、攻撃性が高まる作用もある。
「この人は、共に赤ちゃんを守る仲間だ」と認識すれば、オキシトシンは繋がり愛を深める作用をする。
でもひとたび「この人は、仲間ではなく、外敵だ」と認識されてしまえば、その人に対してとても攻撃的になる。
だから産後にパートナーシップを深めたければ、「この人は、大切な仲間」と感じ合うことが、何よりも大切。
料理をして食事を用意することも、掃除をして過ごしやすい環境を整えることも、仕事をして生活費を稼ぐことも、「赤ちゃんを元気に育てるため」という「共通の目的」だと認識するといい。
頻繁な夜間授乳がツラかった時に、「仕事で疲れているから」と、夜通しグーグー眠れる夫のことが、羨ましくて責めたくなったことがある。
「なんで、わたしばっかり、こんなにツラいんだ」と。
でも、私は「赤ちゃんを元気に育てるために」夜間授乳を頑張っていたし、夫も「赤ちゃんを元気に育てるために」一生懸命、働いてくれていた。
夫婦はお互いに「敵」ではなく、同じ目的に向かって頑張る仲間なんだ。
もしも自分がツラいのであれば、相手を責めるのではなくて、「どうすれば、もっと負担のかからない方法で、共通の目的が達成されるだろうか」と一緒に考えるといいのだと思う。
「ツラいな」と感じる時は、とても頑張りすぎている時。
だから、相手や自分を責めてしまう前に、お互いに甘えあえたらいい。
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助産師hana【子育てを、安心であたためる】
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