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汚い心

ここ数日、心身とも少しざわついていて
好調というより、不調だった。

そして、先日
衝撃的な出来事が起こった。

今まで、苦手で好きになれなくて、
嫌悪していたある1人の社内の女性。

私のこともきっと嫌いなはず。
だから私ももっと嫌い。
身だしなみも私の好みじゃない。
美意識低いの?

と、私の汚い心が露呈していた日々だった。

そして、数日後
その人が子だくさんのシングルマザーと知る。

自分の母と重なった。
私の母は、女手ひとつで私を含め娘たちを育ててくれた。
 仕事がしんどくて毎日泣いていたし、
身体もぼろぼろ。
自分の身なりよりも、まずは我が子のこと。

私は同情したいわけではない。

ただ、自分を恥じた。

なぜ、苦手だとはいえ、私は
その人を裁いたのだろうか。


その人はその人なりのバックグラウンドがあり、守るべきものがある。

馬が合う合わないはあったとしても、
他者を批判するほど自分は立派なのだろうか。

ましてや、自分の母と重なる部分がある。

その人も、日々仕事に奮闘して、
上司に嫌みを言われながらも
淡々とこなしている。

わたしだって、その人の痛みを少しは分かるはずではないか。

なぜ、その人が辛そうなとき
嘲笑った気持ちでいたのか。


私は汚い。


いつの間にか、
私は自分が立派な者になった気持ちで
いたのではないだろうか。

とても、恥ずかしい。

 汚い心と向き合って、これからはもっと
謙虚に生きたい。

そう強く感じた。



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