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本日もつつがなく。

いつもより1時間早く保育園に送り届け、仕事仲間でもある友人とモーニングへ行く。朝8時半。グラスワインを頼む。「朝っぽいやつ」。

食べ終わったら、地下鉄に乗って、早稲田で降りて、石段登って、お参りして、行列に並んでお守りを買う。全読点に「おしゃべりして」が入るが割愛。

1年前、会社を辞めた次の日に訪れた穴八幡宮だ。

「大変楽しゅう1年でした。今年もどうぞよろしゅう」
ちょうど読んでた『ちはやふる』の詩暢ちゃん口調で感謝とご挨拶をば。

「目標を持たない。過去をパッと振り返ったとき、初めてわかると思うから」
直前に読んでいた原稿を反芻しながらぼんやり振り返る。

同じく目標を持たず会社を飛び出して、はじめたことは5つ。

・ジムに入る
・ワインを勉強する
・人に会う
・本を読む
・目の前の自分の仕事をする

なんてことない。会社員時代にもやればできたのにやらずにいたことたちだ。

それをやったからとは言わないけど、書くのが楽しいなーとか、編集も楽しいなーとか、紙媒体の今この瞬間を封じ込める好きだし、生態系の仕組み考えるみたいなWEBもやっぱ楽しい。
1人で黙々とタイピングするのも、チームでセッションするのもいい。我が物顔で仕切ってる現場もあれば、人見知りでこそこそしてる現場もあって。あっち行ったりこっち行ったりしてたら1年経ってた。早え。

通り過ぎた人もいたけど、出会った人は圧倒的に多くて。
ひとつの顔にならずにいられる日々は、我武者羅というほど熱くはないけど、遮二無二って感じで。

ちょうど1年経った日に、推しが表紙の雑誌の見本誌が届いた。表紙巻頭に名前を入れてもらった。

ねえ、これを幸せと言わずしてなんという?

目標ではないけど、自分にとってうれしい状態というのな「ぜんぜん違う仕事をしてる友だちに、仕事の成果を見つけてもらえて言葉をもらえる瞬間」ってのがある。
地元の友だち、大学の友だちの嫁、フリーター時代のバイト先の子から連絡がきた。

とにもかくにも、順番通り行ってないだけで予定通り。
2年目も目標作らず、転がっていこかな。

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