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プログラマ濱松を読み解く~能動的学習のススメ~

Airitech (エアリテック)社員にスポットライトを当てることで、Airitechの社風を明らかにしていくインタビューシリーズ。

今回は、DX3でプログラマとして活躍されている濱松 伴充(ハママツ トモミチ)さんに、これまでのご経歴や初めてのリーダー経験やAiritechに入社し第一線で働きながら感じている自社の課題やこれからリーダーとして一緒に働いていく方へのアドバイスなど、インタビューさせていただきました。

濱松さん、本日はよろしくお願いします。


濱松さんはご自身をプログラマとしてカテゴライズされている理由を教えて頂けますか?

好きな人物ではないがビルゲイツでさえ、自身をプログラマーと規定しているので、営業上顧客に出す名刺にはなんと書こうとかまわないが、ソフトウェア開発にかかわる人間はプログラマーと自己規定すべきと思っているからです。

濱松さんの今までのご経歴について教えてください

■使用言語:C、C++、Delphi、Java、PHP、Python、VBその他
■フレームワーク/ライブラリ:J2EE、Struts、Spring、Flask
■開発環境:コマンドライン開発、統合環境
■経歴:  
1991-2000 ガラスメーカシステム子会社にてソフトウェア開発要件定義~運用保守までリーダーとして参画  
2000-2006 多種業種向けのソフトウェア開発、ベンダー管理、新人教育担当長等  
2006-2015 準大手ゼネコン向け基幹システムの改善、保守、運用  
2015-2018 メガバンクシステム更改でのホストファイルシステムからRDBへの移行、証券会社システムDBチューニング、独立行政法人基幹システムのホストからLinuxへの移行でのDBA  
2018-2021 AWS上に構築する新聞社向けオンライン紙面作成・管理システム(3新聞社に展開)のサーバーロジック側サブリーダー

初めてリーダー業務をした時のことを教えてください。

ソフトウェア業界に入って最初に担当したシステムはリーダーが設計フェーズの途中で心身に問題を来たし、出社不能となった為でした。
私は他業種経由で入った中途入社であり、その時点では最も年長者であったためリーダーとなりました。その後、開発フェーズに入り開発経験が豊富な上位者もチームに入ったが開発に専念しており、進捗管理、顧客との連携は私がそのまま担当しました。
入社時研修ではCOBOLを学習し情報処理技術者試験もCOBOLで受けていたが、実際の現場ではC言語で、自社の周辺でC言語を使用しているものがおらず開発フェーズでは苦労しました。
また異業種からの転職であったためIT業界でのドキュメント作成も当初は右も左も分からずエンドユーザーや受け元の大手メーカーの方にはご迷惑をおかけしたのが今も思い出されます。しかし、リーダー不在となり急遽リーダーとなって四苦八苦していることを、エンドユーザーの担当部長や受け元のPMも知っており、いつのまにか気に入られ、「はまちゃん、はまちゃん」と可愛がられ長年のお付き合いにつながったのはいい思い出です。

Airitechにjoinしたきっかけを教えてください。

前職では、待機者を出さないことが第一でした。AWS上の新聞社案件を受けていた派遣先が左前となり契約更新しないことになった際に、急遽アサインされた案件がシステムの老朽化対応の一環としてのOracleのバージョンアップを担当することでした。通常であれば移行後の動作検証を入れても1月程度で済む作業だが、システム並行運用、切り替えまで、たいした貢献することもなく約2年間拘束されるもので、単価も安いものでした。
待機者を出さないのは大前提だが、AWSサーバー側設計、実装、引き渡し経験を生かすものやDBAとしての業務を並行営業で探すのではなく、最初に面談しOKを出した顧客に決定されたことで前職企業に対する失望感が高まり転職活動を始めました。
内定をいただいた企業の中で、一番技術を大事にする(技術者を単なる取り換え可能な人月商品ではなく、付加価値を高め適切な業務にアサインする)イメージがあったためAiritechに入社することを決定しました。

Airitechでの主な仕事内容を教えてください。

現在オンプレミスで稼働しているシステム間連携システムをAWSへ移行するにあたり、使用要素AWSサービスのご提案、設計、製造、(工程が進めばテスト、教育等)を行っています。現在1システム担当中だが、同一AWS上プラットフォームへの別途2システムの移行、他の方式によるシステム間連携システムの開発に関しても提案中です。

濱松さんからみたAiritechの魅力を教えてください。

技術を大事にする姿勢です。それでいて、一本足打法では無いことによる安定感(一つの特定言語、技術、プラットフォーム等に深く依存すると時代が変わった際に表舞台から去って行ったソフトウェア開発会社が多々あるため)がある点です。 今後も特定サービスで大きく儲け日本を代表するリセーラーになったとしても、いざというときのために複数の軸足を確保していってほしいと願っています。

濱松さんの今後のキャリアやスキルアップについて教えてください。

とりあえずはAWS上へのオンプレ環境からのリプレースを最初から最後まで任せられる人間でいたい(AWSの技術を大々的に売りにするのではなく、オンプレ、クラウド両方を知っていてUnix、Linux上のオンプレからCloudへの移行は任せられるという)と考えています。
ただし、AWSに固執するのではなく、その時々に案件が多くなっているが、技術者が飽和状態になって単価が下がる前の技術を、延々と追い続けます。

リーダー経験を経てこれからリーダになる人に持っておいてもらいたいマインドを教えてください。

これは高尚なマインドの話ではなく最低限リーダーに必要な点だと、自分が失敗して再度行わないように得た教訓となります。
夢や希望のある話ではないが、 受注するため、利幅を確保するために、営業や上長から、与えられた人員、顧客と握ったスケジュールであっても、 お客様のため、メンバーを守るためにも問題が顕在化する前に、人員増強、スケジュール変更を自社上層部に対して訴えることが出来る人材であることです。 進捗管理は現物確認で行うこと、ただ自分ですべて見れない量なら、サブリーダーを立て現物確認の必要性を教育することだと考えています。

濱松さんの思うAiritechの現状の課題を教えてください

Airitech立ち上げ以来のメンバー以外は、他社より高い給与に惹かれた人が多いと思うが、こういった人はAiritechでスキルアップした後、転職仲介業者から声がかかれば再度転職していくと考えています。これには若手リーダー研修を受けている人も含まれると想定されており、 明快な答えはありませんが給与面以外にAiritechにいてよかったと思えることを増やしていく必要性があると思います。 ルーズベルトの炉辺談話、 チャーチルの演説 のような地に足をつきつつ、大目標をかかげる談話を社長より繰り返し意識的に伝えていただくと若手社員にとって将来にわたって、Airitechという組織に帰属することの価値が増すのではないかと考えています。

濱松さんの思う今Airitechに、必要な人材はどのような人材ですか?

今というよりも、いつの時でも 自らの意思で必要なことを学習することが出来る人材です。色々会社がサポートしたとしても意思が無い人は学習しないですし、時間外に学習するのはおかしいと言う人もいるが、まったく違った技術分野に会社都合で配置転換する場合は業務時間中に教育を受ける、学習するのは理解できるが、そうでない場合はプログラマーとしては実行すべきことと考えています。
  

年末年始の業務過多の時期に細やかなご回答いただきありがとうございました!


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