機嫌を取る
某番組での、みやぞんさんの言葉が話題になっていますね。
Twitterでも、時々似たような主旨のツイートがバズってるのを見かけます。
「自分の機嫌は自分で取る」
よく考えたら至極当たり前な話なんですが、
いわゆる「空気が読めない」人はこれが出来ていない印象です。
noteでは父の愚痴ばかりつらつらと書いている私ですが、
まぁ、彼もまた、「俺は機嫌が悪いぞ!」と全力でアピールしていくスタイルの男です。
帰ってくるなりドカドカと音を立て、
ハァー、ハァー、と大袈裟なため息と、チラ見。
家族の「どうしたの?」を待っているんですが
"そんなん知らねぇよ。"
↑これが言えりゃー良いんだけども。
手が出たり、大声で恫喝する古き昭和の男なので
とても面倒臭くて、いつもスルーしてしまいます。
話がそれた。
私は幼い頃「自分の機嫌で人を振り回してはいけない」といった文を漫画か何かで見かけて
そりゃそうだ。と感じ
トライ&エラーを繰り返してきました。
中学生の時に、委員会の場で大事な忘れ物をしまして。
「お前の失敗はしょうがない。けれど、それで落ち込んで黙っていても会議は終わらない」と一喝されたり。
フリーターになったころには
「そんなにイライラして文句ばっかり垂れるならスーツでも着て就職して出ていけ」と母にキレられたり。
試行錯誤を繰り返し、その中で最高に恥ずかしかったのが、成人して
「ちょっと馬鹿で
我が儘な位の女が可愛くてモテる」
と勘違いした私に
「まじで何なの。
お前の機嫌とか知らねぇわ。振り回すなや」
と好きな彼に言われて猛烈に反省するとか、そんなトライとエラー。
アルバイトや派遣等で様々な職種を経験して、
ピリピリイライラする女上司を見て生暖かい気持ちになって。
経験と失敗。若気の至りだらけ。
結婚した夫に、始めに
「イライラした時にお前に当たるのが嫌だから、その時は一人で寝たりヘッドホンしたりするから、ちゃんと言うから、触らないで」
と宣言されました。
そうか、イライラしそうだよ!今、自分で機嫌を直しているよ!と相手に伝えてもいいのか。
と、目から鱗。
宣言することで、冷静にもなれるし。
夫にならっていくうちに、だいぶご機嫌な私を保てるようになってきました。
若いときは、落ち込んだら、暗い部屋で大泣きするとか、暗い音楽を聞いて浸るとかしても
体力があるから戻ってこられるんだけど
今それやっても疲れてしまうし、健康な心身にただいま出来ない可能性もありますしねぇ。
今や「毎日楽しそうだね」とか「悩み無さそうで良いね」と言われる私。
そんなこともないけど、
人から見える私は、それくらいがきっと、丁度良い。
1986年生まれ。上京して12年目、母親になる事になりました。好きなものはサボテンと音楽です。