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私にとっての「福祉」とは:生活インフラとしての愛生会0

まず始めに愛生会の事業戦略の前に、私にとっての「福祉」とは、という話を書きたいと思います。

福祉の定義として、辞書などには、福祉とは「幸福」や「公的扶助やサービスによって生活の安定、充足」というものがあります。

ここに高齢者福祉であったり、障がい者福祉であったり、いわゆる種別と呼ばれる対象者ごとに分かれた施設や援助、サービス、相談支援などがあります。

が、私にとっては、少し違います。

私にとっての福祉とは、
「誰しもが、普通に暮らすこと、普通に暮らせること」
だと考えています。

愛生会での事業においても、介護が必要となった高齢者、支援が必要な障がい者、児童などいわゆる種別ごとの事業も行っていますが、そういった区別だけでなく、すべての方にとって普通に暮らすこと、住みやすい地域を作ること、そのお手伝いができるのではないかと考えています。

この社会は様々な障がい、課題、生きにくさを抱えた方がいらっしゃるかと思います。しかもある日突然病気になる、事故に遭う、身内を失うなど、日々過ごすなかで、できれば遭遇することは避けたいようなことに遭ってしまうことも事実です。

私にとっての福祉とは、どんな状態、どんな状況になったとしても、普通に暮らす、自分らしい生活を営み続けることを、手助けすることです。

私が愛生会での事業展開の理念に、「生活インフラとしての愛生会」を掲げているのも、この「誰しもが、どんな状況になっても、普通に暮らすことができること」という思いがベースにあります。

次回から愛生会の成り立ち、そもそも生活インフラってなに?という話を書いていきます。


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