映画「正欲」を観て思ったこと

こんばんは。

 こちらの記事で以前、朝井リョウさん「正欲」を紹介しましたが、本日公開の映画を早速観てきたので、思ったこと、気になったことを書きます。ネタバレになるので、ご注意下さい…

 まずはストーリーから。
 原作の主要なストーリーがまとめられた感じでした。
 設定が結構変わっていました。佳道が物語の早々で地元に戻っていたり、なかなか妊娠しないーと嘆いている夏月の向かいの店の人が妊娠していたり。個人的にショックだったのが、結婚式の後に夏月と佳道が再開するシーンがないというのと、大也と八重子が話すシーンで、八重子が最後に食い下がってしまったことです。
 また、ぎゅっとまとまっているおかげで、セリフ量がかなり増えています。

 次は技術面について。
 水を使ったシーンがやっぱりいいです。水遊びシーン、めっちゃキラキラしている。それと対照的に、夏月と大也が1人で水を見るシーンは、いい影のつき方してます。
 ところどころ水音が散りばめられています。
 つまり私みたいな水好きにはたまらないです。(ちょっと作品のテーマと矛盾している気がするが。)

 役者の演技についてです。
 稲垣吾郎さん、この映画の基準となる断固とした正義を持ったキャラクターを、迫力満点で演じられていてよかったです。誰かがこうやって血眼にならないと、秩序ある世界は維持できないと感じました。
 新垣のほうのガッキーさん、素晴らしい表情ワークでした。
 磯村さんのこういう作品でのなじみ方、半端ではない。
 佐藤寛太さんの殻に籠っている感の演技、めっちゃ好きでした。
 東野絢香さん、あなた本当に映画初めて出たんですか。とてもフレッシュで、繊細で、解像度の高い演技でした。今後の作品が楽しみ。
 宇野祥平さんマジで好き。
 今度「カラオケ行こ!」で聡実くんを演じる齋藤潤さんが、佳道の中学生時代を。興奮している様子の表現よかったです。
少々語彙力が低下してしまいました。

 最後に、映画館Vaundy最高です。一聴の価値あり。

 心の声駄々洩れで、まとまりがない文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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