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深夜ラジオの雰囲気

 オードリー・若林正恭さんの「ナナメの夕暮れ」という本を買った。

 数ある本のジャンルの中でも、わたしはエッセイが特に好きだ。
小学校(確か)6年生の時、人生で初めて自分で本を買った。それが若林さんの「社会人大学人見知り学部 卒業見込」だった。
 他人の人生を疑似体験することの面白みを知ってしまった。画面の向こう側の存在だった若林さんが、恥ずかしくてスタバでグランデを頼めなかったことがあると知り、あまりの人間臭さにとても親近感がわいた。

 その後もエッセイを読んだが、特に気に入っているのは、若林さん、星野源さん、朝井リョウさんのエッセイだ。
 星野さん、あなたはそんなに変態だったのか(いい意味で)。
 朝井さんと肛門は、これ以上ない名ライバルだ。

 この3人には、ちょっとした共通点がある。それは、オールナイトニッポンのパーソナリティを歴任していることだ。
(現在、星野さんが火曜日、若林さんが土曜日のパーソナリティ。朝井さんは過去にオールナイトニッポン0をやっていました。ちなみに今日(9/2)の0は、朝井さんが担当するそうです。)

 深夜ラジオは、日常のたわいのない出来事をただ話すだけなのだが、それがとても面白い。コーナーに送られてくるハガキ(メール)職人たちの、絶妙なボケ具合も見どころだったりする。
 そのどうでもいいことに全力を尽くす姿勢が、私は大好きだ。多くの人が気づかないことにスポットライトを当て、ただ楽しむ。そんな風に、日常を楽しめるようになりたいものだ。

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