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神様のボート

面白かった。ずっと好きな人を想いながら暮らしている主人公を愛しく思った。途中くじけそうになって、私も辛くなって、なんで、早く好きな人はやってこないんだろう……。とヤキモキした。主人公は不安にならないんだろうか?16年という歳月をどんな思いで、暮らしたんだろう。私はなんども、主人公に同情した。主人公の生きる目的はあの人、宝物はあの人との間にできた娘さん。その娘に、もう、あきらめたらといわれてしまう。
娘も家をでて、一人暮らしをしながらもあの人を待ってる主人公。死んでるのと同じだと私は思った。あの人との思い出、思い出せる感触…。死んでいくんだろうなと思った。このままあの人に会えないままなら、主人公は死んでいくんだと。
私はそれを可哀想とは思わない。愛する人がこないなら、死ぬしかない。あたりまえのことだ。
神様であるこの小説の作者が、どんな結末にしたかは読んでのお楽しみ。
恋愛小説を読みたかった私を大満足させて、くれた本です。
最後の結末を読み終わったあと、私のもとに夢のようなシャンデリアが届きました。なんてタイミングだ。まるで私が読み終わるのを待っていたようなそんな感じでした。

すべての両思いのカップルたちへ
どうぞお幸せに………♡

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