ひいずみわく

書評、日々思うこと、書いています。書くことで整理され、気づくことがあります。

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最近の記事

ある日の夢が現実になった日の記録

映画の撮影って、ほんとにやってるんだな。 映画のエキストラ、参加してきました。 うん。現実だ!!! 楽しかった!  初めてだったからね。

    • 内面掃除

      たまっていたものを捨てた。服も雑貨も紙類も。 こんまりさんのときめく基準でやれば半分以上要らなかった。 肌を出す服に惹かれる。 女らしい服に惹かれる。 女性は女神だ。 私は女だった笑 仕事は設営の仕事を続けるはずだった。 スケールもカッターも捨てていない。 月曜に映画のエキストラをやる。 私は女優になるんだ。 掃除をしながら、葛藤がたくさんあった。 新しい方向に行こうとしている私がいる。 過去が寂しそうにこっちを向いてる。 このまま……? もし明日死ぬなら? やり

      • いつもの私だった。

        きのうの現場では、待ち時間が長くて、人と、話すことが多かった。 いろいろ気づいたことがある。 私は人と、話すとき、純粋に掛け合いを楽しむときと。 純粋にその人に、関心があるとき、その人の情報を聞き出すときがある。 どっちも好きだけど。 どっちも、いつか終わりが来る。 ある人が、話さず、人と、じゃれ合ってるのを見て、スキンシップやスポーツや、格闘技っていいなって思った。言葉には表現できない、領域がある。 体育館の倉庫の中にあらゆる遊具が揃ってる。よっぽどみなとスポ

        • かなしみよこんにちは

          たぶん、前読んだときは、細部を覚えてなかったんだ。2回目読んだ今回は、初めて読んだ箇所が多々あった。個人的趣味により、主人公の愛の行為の描写を楽しんだ。でも一番可愛そうだったのは、アンヌだ。主人公の継母になるかもしれない存在だ。 19歳のとき書いた小説ときいて、びっくりした。石原慎太郎さんのときもびっくりしたけど、豊かな家庭に育った、満ち足りた生活と父を愛してる主人公の心持ち。サガンの生活、性格、環境を彷彿とさせる言葉の数々、愛なのか、わからないけど、最後に愛していなかったと

        ある日の夢が現実になった日の記録

          カラオケ

          最近人に会うことが多くて、疲れる。 今日は、待ち時間があったのでカラオケした。気持ちよかった!!!  夏が来る(大黒摩季)ありのままで(松たか子)紅蓮華(LISA)eyes to me(ドリカム) 今日の仕事は撤去。自分の体の中に膨大なフラストレーションが溜まっていて、大きな金属の棚くらい持ち上げれそうだった。 持ち上げたらよほど気持ちいいだろうに。 軽々と持ち上げてトラックに積んでいく、男性たちを羨ましく眺める。 セックス以外に気持ちいいこと(最近こればっかだな)

          愛する部分

          前に見た売春婦の映画で、その人の愛しい部分を見つけて、行為をするんだと、売春婦はいっていて妙に尊敬した。 加えて、男の人を好きになりやすい自分は、少し売春婦に向いてるのかなとも、最近思う。だんながブチギレるからそんなこと言わないが。 私の最近の惚れっぽい素行を見て、自分自身、きりがないなあと思っている。だんなのことを考えたら謹んだ方がいいし、子供にもそうだ。 やけに性欲が盛んなのは一体何なのかなと思う。愛されたい欲求? 手元にある、かなしみよこんにちは を読んだり、長男の

          神様に。

          そういえばずっと前に私は神様に出逢いたいと思ったんだ。 子供を産むことで、近づいた気がした、神様に。出産は貴重な経験だった。 ある本に、出逢うもの全部自分の鏡だよ、言われて、ああ、いま、私はこんな感じかぁと思いながら生きていた。 木を抱きしめたら、凄いパワーを感じて、いたるところに神様はいるかもしれないと思った。 電車の中で目をつむる。人の視線が気になるし、目を休めたいから。 確かに18歳の頃に比べたら、生きやすくなったかもしれない。 この前は嫌いだったららぽーとに感

          試してみた、人と話さないこと

          仕事場で、大体私は人と話しちゃうのだが、最近、疲れてきて、話すことが。昨日はあまり、話さないことにした。休み時間はちゃんと一人で休んだり、人と向かい合っての作業のときは、いつも流れで話しちゃうんだけど、極力話さなかった。そしたら、相手の人も気まずそうにしていたから、一言話しかけた。 最近耳が聞こえづらい。手話が羨ましい。 まあ私が会話する理由は、その人に関心があるときと、情報を知りたいときである。あと単純に話したいとき。今日話しかけたのは、まあ、空気が変わるかなと思って。

          試してみた、人と話さないこと

          人といること。

          人といると疲れる。家族でさえも。家に帰ったら、今日は疲れたぁとふくれっ面して過ごしたいんだ。 今日は仕事で沢山の人といた。3人も派遣として配属されたけど、正直そんなにいらない気がした。前日の仕事が進みすぎてて、掃除しかやることなくなっている。 肉体労働ではあるけれど、自分はここにいていんだろうかという、精神的に自信のない沼に陥っていった。現場の一番偉くて怖れられてる人が違う現場からやってきて、私達にテキパキビシバシ指示をだしてくれた。 ぼーっと3人で手持ちぶたさで待ってるより

          人といること。

          セックスについて

          100日後にセックスするさんの投稿が好きでよく読んでる。最近やっと奥さんとセックスできたようで、私も嬉しかった。 でも奥さんがあまり気持ちよく感じていないようで、100日後さんは複雑みたいだ。 そりゃそうだよね。お互いに気持ちよくなりたいものだよね。 でも大丈夫、100日後さん。ゴールは見えてきてるよ。たらちゃんが気持ちよければいいよ、って奥さんの言葉、愛を感じるなあ。 もう少しだよ、がんばれ。 私はセックスについての理想が高い。実は旦那と初婚の頃、セックスをよくしていて、

          セックスについて

          恋について

          ずっと恋がしたかった。昔は芸能人を好きになってた。しばらく誰も好きにならない時期があった。一回外国の俳優さんを好きになりかけたが、すぐに冷めてしまった。ドラマのタイトルみたいな恋愛ニート状態だった。 といっても、私は結婚していて、5人の子供もいる。それでも、恋がしてみたかった。 だんなはかっこいい。特にスーツ姿が。とても常識的でしっかりしている。だんなとは初めて会ったとき、一目惚れをした。でも、直ぐに冷めてしまった。だんなとはいまは、子供のめんどうを一緒にみる同僚みたいな、

          ひとのセックスを笑うな

          山崎ナオコーラさんの本は初めて読んだ。映画をみようかな…と思ってたんだけど、本の方に先に出会ってしまった。 すごく読みやすくで、感性が柔らかくて、女性作家の醍醐味を感じる。  恋をしたことがある人はたぶん夢中で読むだろう。恋の喜びから、退廃から、再開から、惚れた側の悩みなど。会えない期間の耐えられない気持ちの、でも、その感情を受け入れようとする主人公のきもちがわかる。 最後、自分が相手に必要とされてないことを感じた主人公のボタボタ流れる涙を、どうすることもできない。 恋をした

          ひとのセックスを笑うな

          神様のボート

          面白かった。ずっと好きな人を想いながら暮らしている主人公を愛しく思った。途中くじけそうになって、私も辛くなって、なんで、早く好きな人はやってこないんだろう……。とヤキモキした。主人公は不安にならないんだろうか?16年という歳月をどんな思いで、暮らしたんだろう。私はなんども、主人公に同情した。主人公の生きる目的はあの人、宝物はあの人との間にできた娘さん。その娘に、もう、あきらめたらといわれてしまう。 娘も家をでて、一人暮らしをしながらもあの人を待ってる主人公。死んでるのと同じだ

          神様のボート

          老人と海

          この本を読んで、思ったこと。 魚を食べたい。海水を、泳ぐ魚の塩分が私の舌に迫ってきた。主人公が時々、船上で食べる、生の魚。全て美味しそうだった。大魚と闘うための食料。栄養分。 最初読み始めたとき、雑多な日常の最中に、ふと、開いたこの本が私を海と老人と魚の世界に連れて行ってくれた。新鮮な潮風を吸い込んだような清々しさがあった。しばしのリフレッシュ、気持ちよかった。 あとがきで、ヘミングウェイが、恋をしているときに、この原稿を書いたときいて、嬉しくなった。心が華やいでいるとき

          わたし

          坂東眞砂子さんの著者近影を眺めた。高知生まれ、イタリアに行ってる。直木賞を初め数々の賞をとっている。「わたし」を読む前に、「鬼に食われた女」を読んだ。描写が凄い。一気に惹き込まれる。鬼になるということはどういうことなのか?を考え始めた……。 「狗神」を探したが、図書館の本棚には置いてなかった。他のタイトルをみてみるが、あまり興味がない。唯一、「わたし」は読もうと思った。自叙伝に間違いないから。 家に帰って読む気はなかった。図書館の椅子とテーブルで読み始めた。高校時代、生まれた

          moonlight

          人と人の間にあるもの。愛。一瞬でもそれにふれることができたら、幸せだ。それが男でも女でも関係ない。たまたま男同士だっただけ。あるいは女が苦手だっただけ。人には色んな事情がある。主人公はつかの間の幸せから普通の日常に戻る。そして、かつての恋人と再会する。蘇るあのときの心と体の触れ合い。 自分を愛してくれた。その事実が尊い。再会したときも、変わらない自分を見つめる眼差し。ただそれだけで泣きそうになる。 ありがとう。僕を愛してくれて。