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老人と海

この本を読んで、思ったこと。

魚を食べたい。海水を、泳ぐ魚の塩分が私の舌に迫ってきた。主人公が時々、船上で食べる、生の魚。全て美味しそうだった。大魚と闘うための食料。栄養分。

最初読み始めたとき、雑多な日常の最中に、ふと、開いたこの本が私を海と老人と魚の世界に連れて行ってくれた。新鮮な潮風を吸い込んだような清々しさがあった。しばしのリフレッシュ、気持ちよかった。
あとがきで、ヘミングウェイが、恋をしているときに、この原稿を書いたときいて、嬉しくなった。心が華やいでいるときは、素晴らしいイマジネーションが、寄ってくる。私も最近恋をしたので、ヘミングウェイも恋をしたんだと嬉しくなった。

私は海はただ、行って、足を濡らして、波を遊んで帰るだけだ。ほんとはもっと入り込みたいのに。
つかの間の読書で、海の世界に浸れるのは 本の金額以上の恩恵だ。

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