2024年3月1日、株式会社FLOWは、設立2年目を迎えることができました！

会社員として働きながら、複業でフリーランス広報を始めた3年前は、まさか自分が起業することになるとは思ってもみませんでした。

代表である私ひとりのマイクロ法人ではありますが、メイン事業である伴走型の広報支援サービス「ふたり広報」のチームメンバー（業務委託契約）は16名、案件ごとのパートナーも含めると20名ほどの体制になりました。

昨年は、法人設立の初年度でありながら、計3ヶ月は海外に滞在し、仕事・プライベート問わず、やりたいことは全てやったと言っても過言ではない、20代最後を飾る激動の1年でした。（退職・起業・結婚・離婚・移住を1年でやることある…？）

というわけで、いろいろあった昨年ですが、今回の記事では「会社経営」に焦点を当てて振り返りたいと思います。

起業1年目に取り組んだ具体的なアクションを包み隠さず書いていくので、法人化を考え始めた方や、個人の仕事を育てていきたい方のお役に立てたら嬉しいです。

株式会社FLOWの経営戦略MAP

チーム化を検討し始めた2年半ほど前に、「あたらしい旅行を、デザインする。」を掲げ、創業した旅行会社、令和トラベル代表の篠塚さんの「経営戦略の作り方」について書かれたnoteを読みました。

そこに書かれていた戦略MAPがとても具体的（こんなにオープンに出していいんですか！？という内容）で、すぐに自分の構想段階のサービス「ふたり広報」に置き換えてMAPを書き始めました。

その時点では、81個のマスは全て埋まらず、半分ほどは空欄だったと思います。

ただ、ことあるごとにMAPに立ち返り、メンバーからのアイデアをまだ空白のマスに書き込んだり、できたものは色を塗りつぶしたり、常に更新するようにしていました。

手書きで書いたものを使用していましたが、このnoteを書くにあたり、データ化し、さらにアクションを書き足したものがこちらです。

さらに、MAPに書かれたアクションを「完了済み＝DONE」と「進行中＝In Progress」、「未着手＝色掛けなし」に分けて整理してみました。

アクションプランが書かれた64マス中、完了済みが30、進行中が10という結果に。この1年間で、進行中のものも含め、全体の約65%ほどのアクションに着手できている状態ということがわかりました。

MAPにしてみると、領域ごとの進捗や、全体としての達成度が可視化できるので、次にするべきアクションも整理できます。

ここから、さらに具体的に達成できたこと、これから取り組みたいことを文章として残したいと思います。

法人化1年目に達成できたこと

「ふたり広報」の累計支援数が50社を突破

2022年1月に、伴走型の広報支援サービス「ふたり広報」を立ち上げてから約2年が経ち、累計支援数は50社を超えることができました。

ふたり広報では、Webサイトやロゴなどのデザイン制作も担当していますが、広報の企画〜運用では、半年以上の中長期的な契約が全体の80%を占めています。

特に、コーポレート広報・採用広報のご相談が多く、業界は人材・不動産・観光・物流・マーケティング・テクノロジーなどさまざまです。

これまで100%知人・紹介経由でご依頼いただきました。お世話になった皆さま、ありがとうございました！

「ふたり広報」のブランディング強化

ありがたいことに「ふたり広報」の名前で認知いただける機会が少しずつ増えてきたこともあり、商標登録を行いました。

新たにロゴも作成し、ふたり広報としてのブランディング強化が図れたのではないかと思います。

▼商標登録・ロゴ作成の経緯

また、2周年を記念して「特別対談」も企画。尊敬する経営者・PRパーソンの方々からお話をお伺いすることができました。

Marbleスクールのコミュニティ化

2023年1月に、書く＋αのスキルが身に付く「Marbleスクール」を開校。これまでに40名以上が受講し、先月2月からは3期がスタートしました。

▼スクール運営の振り返り

そして、スクールを起点として、書く仕事をたのしく続けるをコンセプトにした「Marbleコミュニティ」をリリース。

スクール卒業生、一般参加者の方を合わせて、50名以上にご参加いただき、立ち上げ時に思い描いていた「書く仕事の継続」を実現するコミュニティとして着実に成長していることが嬉しいです。

▼Marbleコミュニティについて

法人2年目にやりたいこと

MVV策定・理念浸透

これまで「ふたり広報」「Marble」の各事業にフォーカスしていたのですが、今後は株式会社FLOWとして会社の指針を持って前に進んでいきたいと思い、MVV策定のプロジェクトをスタートしました。

コンサルティングをお願いしているgoodbuff Inc.代表 みずのけいすけさんによるワークショップを通じて、実現したい未来や届けたい価値を言語化しています。

策定したMVVをもとに、コーポレートサイトやカルチャーデックを作成し、発信・体現するところまで年内に取り組みたいと思います。

▼FLOWの理念づくりプロジェクトについてはこちら

「ふたり広報」 in 福岡スタート

今年2024年1月から、本格的に福岡と東京の二拠点生活をスタートしました！

1ヶ月に1回、1週間程度は東京に滞在する予定ですが、残りは福岡拠点になるため、福岡でのお仕事にも積極的に取り組みたいと思っています。

先日は、Marbleスクール2期生で福岡を拠点に活動するスタートアップ広報支援ECHO代表の園田さんと合同で、福岡のクリエイター交流会を実施しました。

私自身がチームに入る体制で、福岡での広報支援・取材も可能ですので、いつでもお声がけくださいませ！

「広報戦略プラン」リリース！伴走型広報の強化

記事やプレスリリースの作成など、具体的な施策単位で担当することが多かったのですが、準備期間を経て、中長期的な指針となる広報戦略の初期設計から「ふたり広報」で担当できる体制が整いました。

「目標を見失ってしまう」「発信が続かない」「成果が見えない」といった広報で陥りがちな“壁”を乗り越えるための指針となる、広報戦略を約1ヶ月間で一緒に描きます。

既に4社の広報戦略支援を担当し、効果を実感いただいています！（その様子は後日記事にて公開予定です）

「広報戦略プラン」の説明資料も作成しましたので、ご希望の方は下記フォームよりダウンロードいただけますと幸いです。

📎「広報戦略プラン」資料ダウンロード

【編集後記】起業1年目のリアル

とここまで、真面目に語ったのですが、もう少し「起業1年目のリアル」に迫った編集後記を書いてみたいと思います。

まず2月の決算を終えて思うことは、ゴールの見えないマラソンで、最初の給水ポイントを見つけて、やっと少し息をつくことができたような気持ちです。

今回、記事を書くことで脳内の整理ができましたが、やらなければいけないこと、やりたいことの両方を抱えて、道なき道を走っている状態が昨年の1年間でした。（さらに、プライベートのアップダウンもあるのが、人生の難しいところ）

息切れをしそうになりながらもそうやって走り続けていると、これまで知らなかった「景色」に出会うことがあります。

中でも、人生初のピッチにチャレンジしたことは、ビジネスの視座を1段高める経験になりました。（久々に連日徹夜で練習し、本番はお腹が痛くなるくらい緊張しました）

ピッチで垣間見えた、「今まで世の中になかったものが形になる」瞬間を自ら生み出したい。そんな風に感じた出来事でした。

社会人1年目で、企画職を希望していたにも関わらず広報配属になり、涙目だった自分が、まさか広報を軸とした事業で起業をするとは思いませんでした。

遡れば、英会話の成績が学年最下位だった学生時代の私からすると、海外に数ヶ月のあいだ滞在し、仕事をしている未来も全く想像できなかったことです。

きっとこれからも数えきれないほどの岐路に立ち、予測不能な展開が待ち受けているのだと思います。

自分の人生のジェットコースターぶりに、ひとりではめげそうになることもありますが、大切な仕事仲間と友人のおかげで、絶叫しながらも、日々を楽しむことができています（笑）。

また新しい景色を見るために突き進んでいきたいと思いますので、2年目もどうぞよろしくお願いします。

Go with the Flow.
FLOW, inc. CEO / Ai Tabata