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複業の仕事はどうやって見つけるの?ちょっと差がつく5つの営業術

こんにちは、会社員(正社員)として働きながら、個人事業主として毎月平均10社の広報・デザイン業務を担当しているパラレルワーカーのあいです。

フリーランスとしては4年、複業を本格化させたのはここ2年ほどですが、実はフリーランス一本の時よりも複業をしている現在の方がクライアント数は多く、特別な営業をしなくても定期的にお問合せをいただけている状況です。

今は個人よりも、代表を務める「ふたり広報」というフリーランス広報ユニットとしてお仕事を受けることが多いですが、今のところ30%が知人、70%が紹介です。(新規のお問合せももちろん大歓迎です!笑)

「へぇ、もともとの知り合いや紹介が多いなら、再現性ないじゃん」と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください!

もともとの繋がりに聞こえますが、この3年間会社で「営業」を担当したことで、そのスキルが身につき、複業のお仕事のチャンスもたくさん得られるようになったんです。

実際、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2022」によると、仕事獲得経路で最も多いのは「人脈(知人の紹介を含む)」だそう。

つまり新規営業をしなくても、フリーランスの仕事は成り立つ可能性が高いということ。

今回はクラウドソーシングやエージェントを使わなくても、自分の仕事を育てることができる、半径10メートルから仕事を獲得する営業術をご紹介したいと思います。

ちょっと差がつく5つの営業術

1. 自分の仕事をサービスとして可視化する

フリーランスの最初の1歩はポートフォリオ作成だと思いますが、次の1歩を踏み出すなら、サービスサイトの作成がおすすめです。

https://futari-kouhou.com/

例えば自分の広報支援サービス「ふたり広報」では、なぜこのサービスを立ち上げたのか、という理由まで伝わるように、このような構成でサイトを考えました。

▼ふたり広報のサイト構成
①クライアントさんが感じている課題
②課題を解決するための仕組み
③具体的なサービス

想いの部分に共感してお仕事のご相談をいただけたり、わかりやすい!と言ってもらえることが多いので、作って良かったなと思っています。

デザイン&構築も、ふたり広報のメンバーにお願いしました。せっかくならサイトも実績になるようにこだわって作れると良いと思います。

サイト作成の際は、ぜひふたり広報にも相談してくださいね!(営業)

2. B to Bの市場に入り込む

個人の仕事をするとき、最初に悩むことのひとつが"見積もり"ではないでしょうか。

わたしの場合は企業で営業を担当したことで、日々見積もりを見比べて作るようになり、その悩みが激減しました。

平均的なPRエージェントや制作会社の見積もりはこのくらいだから、わたしのチームではこのくらいの予算感で提案してみよう!と、 個人事業主でありながら、BtoBの視点を持つことができるようになったのです。

対フリーランスと対法人で、金額感が変わることはある程度仕方がないことではありますが、せめて法人価格やメニューは把握して、納得できる契約を結ぶ交渉力を身につけられると良いと思います。

3. さらに1歩踏み込んだ提案をする

広報のお仕事は、中長期的な目標を追うので、基本的には半年以上の継続契約を結ぶことが多いのですが、なかには単発のライティング案件やLP制作のお仕事のご相談もあります。

そんな時に、担当領域から少し踏み込んだ提案をすることを心がけています。

例えば、LPの制作だけのご依頼でも、ロゴや動画作成を提案したり、運用フェーズで記事制作もできますよ!と伝えてみたり。

単発でのニーズがあるということは、アウトソースしたい"領域"が必ずあるはずなので、そこがどの範囲なのか、他にもお手伝いできることはないかをヒアリングして、ご提案すると喜んで追加発注いただけることが多いです。

4. 想いや好きなことを伝える

わたしは誰かに仕事をお願いする時に、スキルはもちろんですが、その人がやりたいこと、好きなことにマッチするかを重視しています。

例えば、取材のお仕事があった時に、トークテーマが「アート」であれば、よく美術館に行っているライターの○○さんにお願いしよう!という具合に名前が思い浮かびます。

お茶が好きなフォトグラファーさんと日本茶ブランドさんの取材を担当(photo by Eri Miura)

この時のポイントは、ライターというスキルの条件はあるけれど、好きという気持ちは他のライターさんとの"差別化"になるということ。

なので、わたしも好きなこと、関心のあることは積極的に口にするようにしています。えっと…旅とビール、ホテルが好きです!(営業)

5. クライアントワーク以外のアウトプットをおこたらない

指名で仕事を獲得しているフリーランスの友人は、自分の作品づくりをとっても大切にしています。

フォトグラファーさんであれば、プライベートで作品撮りをしたり、ライターさんであれば、好きなテーマで記事を書いたり。

そうやってクライアントワークだけではない、お金にならない自己表現や種まきができる人は信頼を得て、やりたい仕事が少しずつ実っていくはず。

もちろん交友関係にも言えることなので、直接的な仕事以外の仲間との関係や新しい出会いを大切にすることも大切です。自分が紹介で仕事が欲しいのであれば、自ら進んで友人に仕事を紹介できるように真っ先に動いていきましょう🙌

来月が不安にならない状態で、仕事をプレゼントできるフリーランス目指そう

フリーランス仲間と沖縄にて

フリーランス1本で働いていたとき、仮に今仕事があったとしても、来月は仕事があるかなぁと不安になることが多々ありました。

会社員×複業の強みは、そもそも会社に所属しているので、その悩みが無くなること。複業はプラスαと捉えて、金銭メリットにとらわれず、好きなことを複業にしている人が多い印象です。

フリーランスの場合は、なるべく中長期的な契約を結んで、毎月営業をしなくても仕事の見通しが立つ状態を目指すと、心にゆとりができるはず。

そして、自分だけでは回らないほど仕事の相談が来るようになったり、自ら企画を考えて仕事を生み出すことができるようになれば、フリーランス仲間に仕事をプレゼントできるようにもなります。

まずは自分の仕事を安定させ、それから周囲の人へその仕事を渡していく。そんな循環をわたし自身もつくっていきたいです。

▼複業をテーマにマガジンを書いてます✍️

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