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ロールモデルはいなくても大丈夫。レールを外れたらキャリアデザインは自由になる!

フリーランスになってよく聞かれるのは「ロールモデルはいますか?」という質問。

私自身も気になるところで、何人かの友人に聞いてみたこともあります。

そしてフリーランスの友人から返ってきた多くの答えは「うーん、あんまりいないかなぁ」というもの。

それはきっとネガティブなことではなくて、ロールモデルが不在でも自分が理想とする働き方は作っていけるということだと思うんです。

今回の記事は「ロールモデルが見つからなくて、どんなキャリアを描いたら良いかわからない」と悩んでいる方に読んでいただければ嬉しいです。

ロールモデル不在のフリーランス広報になるまで

わたしは現在会社員として働きながら、複業で平均月10社の広報を担当していますが、同じような働き方をしている広報の方にはまだ会ったことがありません(笑)

わたしの場合は、ファーストキャリアが企業の広報だったのですが、先輩たちは当たり前に所属している会社の広報を担当していて、複業はしていませんでした。

1社目から複業OKではあったものの、本業の忙しさと社長承認という関門があり、複業をしている人はほとんどいなかったように思います。

コロナ禍以前からフルフレックス、フリーアドレスという働きやすい環境ではありましたが、リモートワークはメジャーではなく、まして旅先で自由に働くなんて夢のまた夢でした。

無我夢中で2年間働いたタイミングで、「自分の理想の暮らしってなんだろう?」とふと疑問に思い、自分の"好き"の原点であるヨーロッパへ。

ヴェネツィアで撮影した1枚

そこで、車窓に映る美しい街並みを見て、自分が見たいと思った景色をいつでも見に行けるライフスタイルを実現したいと強く思いました。

いつでも自由に海外に行っている先輩が当時会社にいなかったので、つまりこのまま出世しても、理想のライフスタイルは叶えられないと思い、退職を決意。まずは海外拠点でフリーランスを実践している人に会い、解像度を高めてから、具体的なスキルを身につけていこうと思いました。

オーストラリアのビーチ

そこからセブ留学、オーストラリアでのワーキングホリデーを経て、いま現在は旅の会社で働きながら、フリーランスの広報になり、好きな時に海外に行くことができる暮らしを実現しています。

未来の自分をロールモデルとして思い描く方法

現在も次の目標に向かって試行錯誤している道の途中ですが(人生ってずっとそうですよね)、今のわたしは数年前の自分からしたら間違いなく理想を叶えているロールモデル。

▼3年前に思い描いていた理想の働き方
・好きなことを仕事にして、経済的にもゆとりがある
・思い立った時に行きたい場所に行くことができる
・仕事だけでなく、プライベートの時間も大切にしている

こんな状態になりたいなと思い描いてから、3年くらいの時間をかけて、やっと今、当時の理想は叶えることができたなぁと自分で思えるようになりました。

職場や身近な存在にロールモデルとなる人がいなくても、理想の働き方や暮らし方から“未来の自分をロールモデル”として描いていくことはできるはず。

誰かひとりを明確にロールモデルとしなくても、インタビュー記事を読んだり、実際にお話を聞いたり、いろいろな人の働き方に触れることで、その要素を組み合わせて自分の理想を形づくることもできます。

あえて具体名はあげませんが、こんな風に身近な人の尊敬するポイントを抽出して、自分の働き方に取り入れられないか模索しています。

前職の先輩:かわいいお子さんをふたり育てながら広報を担当。会社愛が素敵でした。

インターン先の先輩:海外経験が豊富で、旅のメディアを運営。国内外をアクティブに飛び回っている姿がかっこいい!

本で読んだ経営者:未経験から社会的意義のある事業を立ち上げ、持続可能なビジネスモデルを確立されていて尊敬。

ロールモデルを思い描くための質問

ロールモデルがいない場合、”1枚の写真”としてイメージできるくらい具体的に自分の理想の未来を思い描いてみてください!

これらの問いにひとつずつ自分の答えを持つと、自然とイメージが浮かび上がるはずです。

▼ロールモデルを思い描くための質問
・あらゆる制限を無くした時に、叶えたいこと
・仕事を通じて成し遂げたいこと
・仕事を通じて喜んでほしい人
・一緒に仕事をしてみたい企業、人
・パートナーや家族との理想の関係
・どんな場所で働きたいか
・どんな場所で暮らしたいか
・理想の1日の過ごし方
・理想の収入
・どんなことにお金を使いたいか
・どんな専門性を身につけたいか

フィリピンの離島にて

もしもあなたが正社員として週5日平日勤務をしているならば、平日に有給休暇を取り、好きなところへ出かけてみてください。

平日の昼間、普段オフィスにいる時間に、のんびりと過ごしている人は意外にもたくさんいることに気が付くはず。(わたしは前職を辞めた時に、時間を気にせずにランチができることに感動しました…)

一度乗ったキャリアのレールを降りることは勇気がいるかもしれませんが、フリーランスというレールのない世界に入れば肩書きは自由になり、自分の手でキャリアを描くことができるようになります。電車のように一定のスピードで進むことは難しいかもしれないけど、船のようにのんびり道中を楽しむことも、飛行機のような速さで物事を進めることもできます。

決められた時間、場所、仕事に捉われず、一度立ち止まってリセットしてみると、本当にやりたいこと、叶えたい暮らしを見つめてみてください。

👟

もしも働き方や仕事を自由に想像するのが難しいという人には、フリーランスの働き方・働き方を散策するメディア『toiro magazine』がおすすめ。

「少しでも多くの人が自分の生き方・働き方を自分で決めれるように」という思いから、友人が立ち上げたメディアで、名前の通り十人十色のお仕事や働き方に出会うことができます。

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