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2023年振返り


はじめに

そろそろ2023年も終わりですね。昨日一昨日で仕事納めの方も多かったのではないでしょうか。私は明日朝のMTGで年内の仕事は終わりの予定なので、今年一年の振り返りを行っておきたいと思います。

抱負の振り返り

今年の抱負は、下記noteに書いた通り『紡ぐ』でした。

積み上げてきたこと同士を掛け合わせることで、もっと良い活動を生む可能性も十分にありますので、この辺りは自分の中でも当初の想いと、これまで積み上げてきたことをある程度割り切り、別々の活動として実施している事柄を「紡いで」行きたいと思う次第です。

https://note.com/aitwo/n/n088f136047c0

総括してみると、今年は抱負通り「紡ぐ」ことが出来たのではないかと思っています。どのような事を紡いだかをそれぞれ簡単に書いていきたいと思います。

紡いだこと

アトツギ × 地域DX推進

個人的には、アトツギとDXはかなり親和性が高いと考えており、言ってしまえばDX推進を元々行っていたからこそアトツギにも関わる決意をした、という事もありますが、その辺は長くなるので割愛。
具体的に紡いだことの代表は、7/5-7/7に行った西日本DX推進フェア内のトークセッションとして「アトツギDX」テーマを設けたことでしょうか。

このセッションだけではなく、農業DXに登壇いただいたイシハラフーズさんもアトツギで、石原さんをお呼びしたきっかけもStartup Weekend宮﨑だったので、ある意味「Startup Weekend×地域DX推進」も紡げたのでは、と考えています。

夜は北九州近隣のアトツギ達で懇親を深められたのも楽しかったですね。

起業家コミュニティ × アトツギ

起業家コミュニティ形成としては、2017年からStartup Weekend北九州の裏方を続けてきました。

この中でファシリテーター資格を得たたけぴーこと中村武氏と共に、大分県のアトツギ向け伴走支援プログラム「Gush」のバディを務めたのはStartup Weekend内の知見をもってアトツギ支援に取り組む掛け合わせになったかな、と思っています。

Startup Weekendとアトツギベンチャーは親和性が高いと思っており、その証左としてつい先日行われたStartup Weekend苫小牧での優勝者はアトツギだったり、Startup Weekend周南のリードオーガナイザーもアトツギだったりします。
各地のSWファシリテーターやオーガナイザーがSWコミュニティに留まるだけでなくアトツギに目を向けていただけると全国的な動きが加速するのでは、と考えています。(そしてそれは双方にとって良い影響を及ぼすとも)

地域企業 × 起業家コミュニティ

Startup Weekend関連でもう一つ。
SWは地域企業からのスポンサーをいただきつつ開催しているので、元々紡いでいるともいえるのですが、今年はさらにもう一歩進んだ事例が出来ました。
スポンサーいただいた企業の社内新規事業アイデアコンテストのファシリテーターも務めさせていただき、その中で、過去SWのコーチを務めていただいた方にも改めて講師として新規事業を立ち上げる際に知っておくべき考えなどをお話しいただきました。
SWのコーチは運営側と同様ボランティアで行っていただいているのですが、この際はきちんとお仕事として対応いただきましたので、コミュニティ醸成の次のステップとして、コミュニティメンバー同士の掛け合わせとしての地域活性化がアレンジできたのではないかと思います。
このモデルはそれこそ全国各地のSW開催地域でも同様に実施できるでしょうし、そうなってくると単なるイベント開催以上の価値を地域内に与えられるのでは、と可能性を特に感じられる事例でした。

北九州SWコミュニティ×他地域SW

またまたSW関連ですがもう一つ。

第10回を開催したSW北九州コミュニティはよく言えば円熟しており、その中からまた新たな動きとして、他地域のSW開催をサポートするような動きも出てきました。

長らくSW北九州でオーガナイザーを務めている北村さんが、ご自身に所縁のある久留米でのSW立ち上げを企図し、それにSW北九州のオーガナイザーや参加者が賛同してチームが形成され、スポンサーもSW北九州に所縁のある方々が手を挙げていただいています。
SW久留米の開催自体は来年3/1-3ですが、その動きの中でもファシリテーターとして務めさせていただいているのがとてもありがたいです。

実は鹿児島においても来年4/19-21に開催が予定されており、こちらはアトツギ界隈でお会いした方にとてもお世話になったり、会場とつないでいただいたのもアトツギ支援としての盟友だったり、そしてオーガナイザーのサポートとしてSW北九州からも参画していただいているのがとても良い流れと感じています。

北九州内コミュニティ掛け合わせ

これは正確には来年の話ですが、企画スタートしたのが本年という事でカウントすると、来年の1/17にコミュニティ横断型の新年会を企画中です。
自分たちのコミュニティだけでなく他のコミュニティも知る事で、参加者の皆さまが新たな居場所を見つけるきっかけになればよいな、と考えています。この詳細は年明けにでも公開されるものと思います(現在は各コミュニティ内で参加募集中)。
さらに振返ってみると、2020年にもITコミュニティ間の合同新年会を企画しており、実施後にコミュニティについて色々想うことを記した記事もありますので、ご興味のある方はお読みいただければ幸いです。

時間のない方にもかいつまむと、ポイントは下記の部分です。

コミュニティとは「共通の属性を軸として異なる利益を持つ人間が集まったもの」であり「どうあるか(to be)」に力点が置かれ、「信頼ベース」で運営されるもの、という事です(と、私は考えています)。

一言でいえば「居場所」ですね。居場所はただ「居る」ことが役割であり、そこで何するかなどは二の次ですよね。

https://note.com/aitwo/n/nddc1daf0ebf3

これからも居場所となるコミュニティが増えていく事を願っています。

北九州市内新規事業担当者の掛け合わせ「One Kitakyushu」

最近私は「新しいことを始める人の応援」を自身のモットーとして色々動いているのですが、その中でも市内企業の掛け合わせとして推進しているのが、北九州市内の新規事業担当者のコミュニティである「One Kitakyushu」です。
こちらはStartup GoGoの岸原さんが福岡で始められた「One Fukuoka」の兄弟コミュニティとして立ち上げ、実は2020年頃に起動しようとしたものの某流行病のせいで延期を余儀なくされたものだったりします。
元となった「One Fukuoka」については下記をご覧いただければと思いますが、北九州は福岡ほど大手企業の集まり、という位置づけにはしておらず、中小企業内でも新規事業の立ち上げを担当されている方が横のつながりを作れるような場にしていけばと考えています(と言いつつも、仕事を求めてくるような場ではなく、お互いが挑戦していることを応援し合い、その中での経験談が共有できるような場でありたいですね)。
ベンチャー/スタートアップ企業向けのコミュニティは他にも色々あるので、既存企業でありながらも新規事業に取り組もうとされている方々の居場所となっていただけることを願っています。

このOne Kitakyushuについて、第1回を9/26、第2回を12/7に開催し、それぞれ40人近くの方がご参加いただけて、改めてニーズを痛感したところです。

次回開催は来年2月末から3月頭頃を予定していますので、ご興味がある方はお声がけください(申し訳ありませんが、前述の通りコミュニティは共通の属性を軸とするものなので、お声がけいただいてもお断りするケースもあるかもしれませんが)。

その他よもやま

紡いだことを中心に記してきましたが、この他いくつかよもやま的に。

Startup Weekendファシリテーターとしての活動開始

これまでも書いてきたように、今年はSWファシリテーターとしての活動を開始した年でした。
経緯等はさんざん引用してきたので割愛するとして、8月のSW熊本を皮切りに、名古屋、田川、苫小牧と場づくりを担わせていただきましたが、これらも非常に貴重な経験になったと感じています。
元々SW以外でもファシリテーターは務めさせていただいていましたが、SWは同一プログラムだからこそ、対象となる地域や参加者の違いや、細かいプログラムの修正により、どう参加者体験が変わってくるのかの検証も出来るのが興味深いところです。また、自分自身のファシリテーターとしての軸も改めて振り返ったりフィードバックをいただいて明確化できるのもありがたいです。

キャンプだらけ

これについては先日の記事で振り返ったので詳細割愛(笑)
ただ、キャンプがあるからこそ自分の中での思考整理だったりモチベーションの促進も出来ていると感じているので、今年ほどではないものの来年もキャンプにはいきたいですね。ちなみに下記記事では15回と書きましたが、書いた翌日に結局キャンプ納めに行ったのと、抜け漏れがあったので都合17回行ったことになります。

子供の成長

最後にプライベートについて書くと、娘二人がそれぞれ5歳、2歳になったことで、特に長女は感情表現もしっかりしてきたことから私が家を空けることを寂しがるようになってきて、これはこれで自身の活動を見つめ直すきっかけにはなる、というのが正直なところです。
ぶっちゃけた話、これまでは可愛いだけの物体的な見え方だったのが、人格を持った存在としてどう付き合っていくか考えるようにもなり、自分自身のリソースをどの程度割り振るべきか、みたいなことも考えさせられますね。
当然のことながら父親は私一人しかいない中で、その他の活動においても自分がやるべきこと、他の方にお願いすることなどのバランスも含めて来年以降はますます試行錯誤になりそうです。

おわりに

ということで、2023年を振り返ってみました。
思うと色々やってきましたが、最近つくづく感じるのは「人生は暇つぶし」ということ。
これは別に投げやりになっているわけではなく、どう暇をつぶしながら自らのリソースを社会や家庭に割り振っていくか、なんてことを考えてます。もちろん暇も大事だし、それこそ基本は暇でいたいし、何かお声がけいただいた際に自分のリソース不足が原因でお断りするのもつまらないので、どうやって暇を増やすか、という事も大事だな、と思いつつ。
一方で、投げやりではないとは言いつつも、結局は暇つぶしなので、真剣には取り組むけれども深刻にはならない、というマインドも大事かなぁ、と思う今日この頃です。
そんなわけで、2024年はどんな暇つぶしが出来るか楽しみでならないですが、長くなってきたので抱負はまた年明けに書くとして今年はこの辺で筆をおきたいと思います。

皆さま良いお年を!

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