「ウェビナー」花見シーズンとマーケティング
昨日東京は28度を超えるなど150年観測以来3月としては最高気温まで上がりました。上着が要らないほどの厚さで都心部は人も多かったため半袖で問題ない天気でした。まだ桜が本格的な咲いてないためもう少しさくらシーズンを楽しめるのは良いですが、やはり異常気象で今年も大変な一年になりそうで少し心配です。
aixは外国のマーケティング関係者向けに日本のマーケティング及びプロモーション関連記事をポスティングしながら毎月ウェブセミナーを開催しております。今月もアメリカをはじめヨーロッパやアジアなどから非常に多くの方々が参加していただき非常に活発な質問などや感謝のメッセージをいただきました。今回のセミナーを準してくれたaixのスタッフの皆さん本当に誇りに思っています。これからももっと新鮮で役に立つインサイトで世界のマーケッターたちを魅了させてくださいね。
基本海外向けのセミナーですので英語の資料ベースに英語で進行しましたが、皆さんにも共有したいと思います。
セミナー動画は下記の弊社YouTubeチャンネルにてご確認できますので興味ある方はどうぞご視聴お願いいたします。(英語)
日本の皆さんは既になじみのある話題だと思いますし、新生活がスタートするこの時期になるとみんなわくわくする時期の話ですが、外国人の目線から考えると非常に興味深い話になります。スタート時点が違うことになるわけですね。なので国際ビジネスやグローバルマーケティングが難しいと感じる方も多くいらっしゃると思います。同然外国から日本に向けて適材適所にマーケティング活動を行うのも非常にハードルが高いことです。
弊社も日本から海外に向けてアプリを成長させたい。海外向けにPR活動をしたいけどどのように進めればよいのかわからない日本の会社向けにインバウンドマーケティングサービスを提供しておりますが、下記のような心構えや準備が必要かと思います。
日本からグローバル市場に向けてマーケティング活動を展開する際には、文化的な違い、市場の特性、そして法律や規制の違いを理解し、それに合わせた戦略を立てる必要があるのです。以下に、国際ビジネスやグローバルマーケティングにおける重要な注意点とTipsをいくつか整理してみましたのでご参考ください。
1. 市場調査と文化的適応
まずは市場調査: ターゲットとする市場の消費者やユーザー行動、好み、ニーズを深く理解するための詳細な市場調査が不可欠です。特に文化的背景、価値観、タブーに敏感であることが重要です。市場調査は定性調査、定量調査、ユーザーインタビューなど色々手法がありますが、既に我々のサービスを利用しているユーザーがいる場合は実際ユーザーインタビューでインサイトを得るのも非常に有効な調査方法になります。ただ、最近は個人個人が世代という枠では取られない多様化が進んでいるため一般化するのはリスクがあります。加えてSNSの影響力はますます増加されているため、ソーシャルリスニングにる市場やユーザー調査で思いもよらないインサイトを得るケースも増えています。サービスやプロダクトの状況に合わせて市場調査を最適化する必要があるでしょう。
ローカライゼーション: 言語だけでなく、文化的なニュアンスにも配慮した商品やサービスのローカライゼーションが必要です。例えば、広告キャンペーンやウェブサイトのコンテンツは、ターゲット市場の文化や価値観に合わせて調整する必要があります。実際理論的にはみんなわかる話だと認識しているものの、実際行動する時や意思決定プロセスには反映できない会社が多くターゲットとしているマーケットに合わせた本当のカルチャーライゼイションがスムーズにいかないケースが多くありますので経営陣が基準を持って進めていく必要があるし、費用が掛かることになります。ただの翻訳や現地化がローカライゼーションだと勘違いしないように注意する必要があります。
2. グローバルブランド戦略
一貫性と柔軟性のバランス: ブランドの核となる価値は一貫性を保ちつつ、地域によっては商品の特性やプロモーションの方法を変える柔軟性が求められます。マックやバーガーキングなどのグローバル企業も現地化してきたヒストリがあるので今は自然なマーケティングやプロモーションが行われていますが、初期はかなり文化の差を感じながら試行錯誤してきたと思われます。柔軟な体制や柔らかい頭脳が必要なシーンが多いのがグローバル関連領域だと思います。
ブランドメッセージ: 明確でわかりやすいブランドメッセージを設定し、それを各国の市場に合わせて適応させる必要があります。ブランドの認知度向上と信頼性の構築には時間がかかるため、長期的な視野が重要ですし、わかりやすく表現するのが良いでしょう。市場調査の結果をベースに(3C分析:自社、競合、顧客)自社のUSPをベースに簡潔で刺さりやすいキーメッセージの準備は必須だと思います。これさえ決まれば後は効率よくマーケティング活動を進めていくのみでしょう。
3. デジタルマーケティングとSNSの活用
ファーストクッキー問題やアップルのATTなど基本的にデジタルマーケティング領域ではデジタルマーケティングデータだけでは顧客を正確に把握するのが難しくなっております。もちろんこの傾向はもっと強くなりマーケティング担当は非常に悩ましい環境になるでしょう。ただ、マーケティングの本質を考えると何も変わってないのだと言えます。結局デジタルマーケティングデータで確認できたユーザー層と実際ユーザー層が一致していると話せないためです。そのぐらいユーザーのニーズは環境によって自分の考えによって想像以上に変化していく時代だからそのそも正確に把握するには限界があるのではないかと思います。このような世のだから本質のところであるユーザーとのコミュニケーションチャンネルを確保するのが大事だと思います。その意味ではSNSは非常に欠かせないものでしょう。ただ、日本と韓国、アメリカなど国々によって人気のあるSNSには差があるのも事実です。もちろん世界単位で人気を集めているSNSも存在しますが(YouTube、インスタグラムなど)現地に合わせたチャンネル戦略は重要だと認識しておいてください。
デジタルチャネルの選定: 各国で人気のあるソーシャルメディアプラットフォームやオンラインチャネルは異なります。各市場で効果的なプラットフォームを選定し、それに合わせたコンテンツを作成する必要あり。
インフルエンサーマーケティング: 地域に根ざしたインフルエンサーとの協力は、ブランドの認知度向上やターゲット顧客との関係構築に効果的です。インフルエンサーを通じたマーケティング活動は、文化的な誤解を避けるためにも重要な戦略です。ただ、フォロー数重心ではなく、実際投稿したコンテンツにどのように反応しているのかエンゲージメントを確認する必要があります。それからマイクロインフルエンサーを含め多様化していくユーザーニーズも考えて総合的な施策を考える必要があるのです。なぜかというと世界的にインフルエンサーバブルともいえるほどコストが増加しているためです。
4. 法律と規制の遵守
地域ごとの法律と規制: 製品安全基準、広告に関する規制、データ保護法など、ビジネスを行う各国の法律や規制を理解し、遵守することが必須です。特にEUはデジタル市場法などによる規制が強くなっています。もちろんこの法案はアップル、Google、Tiktokなど一部のプラットフォーム企業に当たりますがGDPRなど個人情報保護などに関する法律などは全ての企業に影響されるためです、実際ヨーロッパの国々はプライバシーに非常に敏感であるため日本と韓国に比べてもユーザーのサービス選定基準がはるかに厳しい面があるのです。
知的財産権の保護: 特許、商標、著作権など、グローバル市場でビジネスを行う際には、知的財産権の保護にも注意を払う必要があります。サービスのフォーンとからイメージだけでなく様々な領域で気を遣う必要があります。
少し話が長くなりましたが、弊社の海外向けのセミナー資料をご紹介させてください。
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