「死にたい」気持ちが溢れて止まらなくなる毎日

うつ病と診断されて何年経ったか数えるのをやめた。

会社員として、外に出て働くという行為ができなくなってから何年経ったか数えるのもやめた。数えるぶんだけ、自分の無力さだとか、無能さだとかがそのぶん可視化されるような気がするから。

最初は「消えたい」だった気持ちも、いつしか「死にたい」というとても現実的なものに変わっていった。

今もそれは続いているし、治るとか、消えるとか、そういうことにはならないと胸を張って言える。いや、こんなこと胸を張ることじゃないけれど。


私は拒食型ではなく、過食型のうつで、何かあるたびに食べて食べて食べまくって忘れたフリをして床について望んではいない明日を迎えることが多い。そのせいで、外で働けなくなってから体重は40kgほど増えた。

軽い人、一人分くらい増えて、そのぶん、不幸指数は増して行った。

なかなか減らない体重と希死念慮が、毎回毎日私を襲う。お風呂に入れなかったり、洗顔できなかったり、歯を磨けなかったりするだけで「私は生きてる価値のないダメ人間なんだ」と、自分で自分を否定していく。

外で働けなくなってから入らなくなったスーツ。もうよれよれで捨ててもいいのに、外で普通に働く「普通の人」に憧れて捨てられないままたまにクローゼットから出してぼーっと眺めて嫌になって仕舞うことの繰り返し。

こんな自分を変えたいけれど、どこから変えたら良いかわからない。

やりたいことはあるけれど、それが長く続かない。意思が弱い。

もはや、私はどう生きたら良いかわからなくなっている。

人並みの容姿に生活、働き方、気の持ちよう。

全部が欲しくて全部が足りないまま日々が進んでいく感覚は焦りだと思う。焦って空回りして落ち込んで、どん底になってまた焦って空回りして…。繰り返して生まれるものは履歴書の空白期間と、何も身につかないまま過ぎ去っていく時間だけ。それだけ手に入れて、前進なんてしてなくて。焦るなという方が無理。


どうしたらいいのかな。自分は何になりたかったのかな。何がしたかったのかな。


考えても答えが出たらそれに打ちのめされてしまう、弱々メンタルだから考えるだけにしておく。

そうしてまた、望んでもない明日が来る。

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