アファンタジア

こんにちは。藍澤誠です。

さっきいきなり気づいたというか自覚したのですが、私は目を閉じて物を思い描くことができないかもしれません。というか、反対に、目を閉じて物を思い描くことができる、という状態そのものが想像できないと言いますか・・・

目を閉じると、ぐわんぐわんして、たとえば映像を思い描くキャンパスらしきもの(背景)すらない、まさに「無」みたいな感じで、しいていうなら、揺れている水面に(しかも照度が足りない)絵を描こうとしているみたいで、そんなの不可能、不可能がゆえに、この状態が人間として普通の状態だと思っていたのですが(もしかしたら普通なのかもしれません)。

YouTubeを観ていたときに、「脳内に将棋盤を思い浮かべて」という表現をしていた人がいて、さっそくやってみようとしたんですね・・・ところが、私は将棋盤どころか、格子状の線すら思い描けません。1秒も思い浮かべられないのです。

目を閉じて、それをキープしておくことができない。将棋盤に限らず、リンゴだとか、漢字の「山」というような字すら、映像として思い描けない。さっきも書いたけれど、正直に言うと、思い描けるという状況がよく分からないんですけどね。目を閉じてから、目を開けると、この世界の複雑さというか情報量に圧倒されるというか、その都度、発見があるというか感動するというか・・・

こんな無限の情報をそこそこ抽象して、それなりに形づくる(結像する)ということですかね、思い浮かべられるってことは・・・一瞬、0.05秒くらいは浮かぶ気がするのですが、即消えです。

人の顔も、もちろん会えばだれか判るのですが、目を閉じるといきなりわからなくなるし、その像をキープできない。試しに、妻のマリネコさんの顔を目を閉じて思い描いてみたのですが(高校生の頃からいっしょにいるのに)ぜんぜん思い描けない。なんだかごめんね。。。

今、急に思いついて、逆にというか、その一方で、「目を開けている状態で思い浮かべられるのかな?」と疑問に思い、試してみたのですが、思い描けなさ加減は、ちょっとはましになるけれど、ほとんど同じですね・・・

あくまで、ふだん世界にある風景から、視覚として得られた情報をリアクションとして処理しているだけで、自分の側から情報を作り出すことができないのかな。でも絵は一応、少しは描けるよね・・・

そういう「目を閉じると思い描けない現象」(自分にとっては普通だったので、ひとつの現象として認識していなかったのですが)に名称がついているのかと思い調べてみると「アファンタジア」という言葉がありました。ただ、どのサイトを見ても、孫引きというか、似た内容ばかりで、世の中に浸透している言葉じゃないような気もします。

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