こんにちは。藍澤誠です。

記憶術のトレーニングをしていると前回書きましたが、記憶力のコンテストの１つに、トランプの52枚の柄と数をすべて覚えるという競技があります。

例えば１枚目ダイヤの３、２枚目クラブのキング、３枚目ハートの７・・・というように、５２枚のカードをすべて覚えます。１枚でもミスると０点。全問正解が大前提で、そこからより短い分数で覚えられたら勝ち、というものです。

私はまず人の顔の暗記練習、そしてランダムに挙げられた名詞の配列暗記のトレーニングを開始したものの、トランプの暗記のような実践的でない、手品というかショウのようなものについては、正直、トレーニングする気がまったく湧きません。しかし世の中に目を向けると、こうしたほとんど役に立たなそうなものの方がポピュラーなようです。

たしかに言語を問わない、世界共通というか、シンプルでわかりやすい競技ではあります。しかし、トランプがぜんぶ覚えられるようになったところで、その記憶方法自体が何の役にも立たなそうなのが残念すぎて、トレーニングする気持になれませんでした。