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どんなにくたびれても、感じる隙間さえあれば。

今週は寒い。

それは社交辞令的な「寒いねぇ」が減り、
言葉を言いかけて飲み込んで絶句したくらいの「すわっむ…」が増えてきたから、余計にそう思う。今日も例外でなく、コートから出ている素手がちょっとだけ痛い。。

こんな時、身体は温かいものや美味しいものを欲しがる。最近は恵比寿ガーデンプレイスの地下にある、山半という愛媛は松山発のうどん屋さんを利用することが多くなった。
温かくて美味しいものを求めると、恵比寿は割高な街だ。

寒さがこたえる時期には、身体や心も疲れが出てくる。現に、周りのメンバーは次々と風邪のような、よくわからない症状で、熱を出したり、咳が出たり、いろいろだ。
自宅では子供が常にいろんな菌を持ち込んでいるから、常に注意はしている。

体調を崩したり、心が不安定な時は誰しもあるものだけど、そんな時に「美味しくない」とか「おもしろくない」とか「美しくない」ということが増えてくると、それは赤信号なんだと思う。

つまりは「感じる」センサーが鈍ってきてしまうと、人生全てが灰色になって、無味無臭な味気ない風景になってしまう。

今日みたいに青く晴れた日には、
空を見上げて、青さを感じて「ラッキーだな」と思ったり、
ランチのメニューをじっくりと眺めて、
その色合いを確かめたり、
淹れたコーヒーの液面の輝きに「キレイだ」とか呟いてみる。

つまりは、美しいものを美しいと感じて、
そうを言えるマインドセットだ。
それを確かめる。
あえて、そうした「ひと呼吸おく時間」を作ってみる。

日々を過ごしている中で、
美しいとか、キレイだとか、美味しいだとか、
本当は貴重な感覚を、たくさん見逃してないか?
それを、もう一度じぶんに聞いてみるんだ。

週末もそうした対象のモノを眺めたり、
好きな番組をゆっくり観たり、
エネルギーを感じる人に会ったり、
おもわず頰がゆるむような美味しい食べものを食べたりする。

それ以外のほとんどのことは、ほんの些細で、人生にとっては取るに足りないことばかり。

#今日のコーヒ #エッセイ

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