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キムタクの思い出 第2子リリースまであと28日(予定)

2020年2月9日、臨月に突入した。第2子のリリースまであと28日(予定)らしい、しびれる。

ーー第1子リリース時の育休中は、「言葉が出てこない、私はもうだめだ……(今なら言える、復職したら即戻るから心配するなと)」「毎日があっという間に終わる、ここ数カ月のことをなにも覚えていない……(今なら言える、産後数カ月は当然のことだと)」と落ち込んだので、どうでもいいことであっても、一日一行であっても、日常の記録を残すことに意義があると思い、ここに記す。

昼食後、第1子が産まれる前に夫と行っては、各々読書をしていたコメダ珈琲へ。遅めの昼寝を始めたお子を見ながら、今日も各々本を読んだりスマホを見たりして過ごす。夫「出産までにやり残したことあるかねぇ」私「一応リスト化して日々消化してるよ。でもライブは行きたいねぇ」夫「キムタク見に行かなくていいの?」

2017年の冬。昼ごはんを買いに表参道を歩いていると、目の前に一台の車が停まった。車から降りてきたのは、木村拓哉と明石家さんまだった。その場にいた人たちは全員、キムタクに釘付けになった。男女問わず、声にならない声をあげていた。私は、気付いたらマスクを外していた。「キムタクの前ではちゃんとしなきゃ」といった感情が沸き起こったのだ。表参道からゴールドジムに入っていくまで、ほんの十数秒のことだったが、キムタクはパーフェクトにキムタクだった。キムタクが去った後も皆フワフワしていて、言語化が間に合わない中でも「すごいものを見た……!」という興奮を表情で共有していた(これは『さんタク』の撮影だった)。

最高のキムタクの思い出を反芻していたとき、冗談みたいなタイミングで夫のスマホに木村拓哉のライブ「TAKUYA KIMURA Live Tour 2020 GO with the Flow」へのお誘いが届く。「は??? 今??? マジで??? すごい!!! 1時間半後に始まるじゃん!!! 携帯のバッテリー持った??? お財布持った??? 行ってらっしゃい!!!」と興奮しつつ見送る。

昼寝から目覚めたお子と二人で帰宅。私のかばんを頭からかぶり、ケラケラ笑うお子。かばんで遊び倒した後は、はっさくを剥いていた私の腰に抱きついて、「ばぁ!」とこちらをのぞき込んでくる。産まれて1年8カ月、毎日「尊い……!」と思う瞬間がある。来月には「お兄ちゃん」になるけれど、「別にお兄ちゃんの役割を背負う必要はないぞ、今と変わらずマイペースに生きてくれよな……!」というお気持ちでいる。

キムタクのライブを見た夫は、感情があふれて嗚咽していたらしい。夫のそういうところを私はとても愛している。

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