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作者と作品は分けて考えるべき?【#マンガの話がしたい】

特にSNSがひろく使われるようになってから、漫画家の先生が自ら発信されることも多くなりました。

そうすると「マンガは好きなのに、発言とかが好きじゃない」なんていうお話が耳に入ってくることもチラホラ。なんなら「発言が好きじゃないから、もうマンガは買わない」なんていう意見も聞いたことがあります。
作品としての「マンガ」と、「それを描いた漫画家」は同一視すべきなのかという問題ですね。

これわたしの中ではひとつ答えを持っています。
ずばり「同一視するべきではない」です。

作品は作品。作者は作者です。勘違いしてほしくないのは、作品は漫画家先生の一部であることは間違いありません。ただし、同時にそれは一部に過ぎないということもまた間違いないと思っているのです。

どんなひどい言動や、かたよった見解を披露していらしたとしても、作品が面白いなら面白い。作品が好きじゃないなら好きじゃない。そうやって分けて考えるべきです。SNSでの発言が目に余るようでしたら、むずかしいことを考えるまえにミュートいたしましょう。


――と、
――は、
――いえですよ。

わたしはよしながふみ先生の作品が大好きで、よしながふみ先生ご本人のことを大好きだと強く思いこんでいたりします(笑 
やれ作品を読んで、その物語の奥の深さやキャラクターの作りこみに感嘆し、インタビューを読んではわかるなぁさすがな言語化能力の高さだなぁと賞賛する。読むたびにそんな思いを強固なものとし、結果的にいまでは"よしながふみ"という人間自体を好きだと言いきってしまってまったく過言ではない状態なわけです(笑

だからねぇ。
どんなに偉そうなことを言っていたとしても、そういう感じで思いこめてしまうのですから、方向は逆とはいえ「作者と作品を同一視する」という考えがまかりとおっていても何の不思議もないわけですよねー(笑 やだやだ。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という格言も古くからあるわけで、そうそう簡単に割り切れないのが人間というものですよね。仕方ないといえば仕方ないのかもしれません。
……かといって、それで作品を嫌いになってしまうとか、敬遠してしまうのはもったいない話。あなたが読んでおもしろいと思った作品は、間違いなくあなたにとっておもしろい作品なのですから。


#エッセイ #マンガの話がしたい #マンガ感想文 #マンガ #漫画 #よしながふみ

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