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母子手帳っていつもらえるの?

自己紹介

生理が遅れて「妊娠したかも…」と思ったら、妊娠検査薬を試し、陽性だったら産婦人科へ…。

妊娠がわかる時って、だいたいこんな流れではないでしょうか?

産婦人科で妊娠診断すると、「じゃあ次は○週間後に来てね〜」と、診察が終わります。

…あれ?
母子手帳っていつもらうの?

って思った方、いるんじゃないでしょうか?

私の勤務していたクリニックでは、だいたい妊娠8~9週頃の受診の時に、妊娠届出書をお渡ししていました。それを持って、ママには役所に行ってもらい、そこで母子手帳は交付されます。

多くの人は、妊娠が発覚するのが妊娠5~6週頃。
生理が1週間遅れて受診すると、だいたいその時期になります。

だったらその時に妊娠届出書をもらえないの?と思われるかもしれません。

妊娠届出書には、分娩予定日を記載する欄があります。
つまり、分娩予定日が確定してからのお渡しになります。

分娩予定日は妊娠8~11週の、赤ちゃんの頭殿長(頭からおしりまでの長さ)で決まります。
この頃はまだ赤ちゃんの首が動かないので、誤差がなく計測でき、分娩予定日の確定に適した時期なのです。

分娩予定日が確定すると、産院からもらった妊娠届出書を持って役所に行きます。その場で母子手帳をもらえます。
身分証明書などの書類が必要になると思いますので、産院からの説明をしっかり聞いておきましょう。

役所では妊娠の届け出と同時に、保健師との面談があります。
ママの体調や、妊娠・出産に際しての周囲のサポート状況などの確認のためです。

ママの状況に合わせて、
ママヘルパーやファミリーサポートといった社会資源や、
地域の助産師など、相談先を紹介してもらえます。

このように面談もあるので、時間には余裕を持って届け出に行きましょう。
また、この時期はつわりがある方が多いので、体調が悪い場合は遠慮せずに伝えてくださいね。

ママ本人が届け出に行けない場合もあると思います(つわりがひどすぎて動けない、切迫流早産で入院してしまったなど)。

ママでなくても、ご家族が届け出することもできます。
その場合、戸籍謄本などの書類が追加で必要になることがあるので、それも産院からの説明を聞いておくと良いでしょう。

妊娠期は、どこに行くにしても母子手帳を持ち歩くようにしてくださいね。

外出先で緊急事態が起きても、母子手帳にはそれまでの妊娠経過が記載されています。
どこの病院で妊婦検診を受けているのか、
分娩予定日はいつなのか(現在の妊娠週数)、
これまでの経過に異常はないか、
感染症はないか…。

母子手帳に記載されている情報に基づいて、周囲の人や病院側の対応が選択されることになります。


なにより、母子手帳をもらうと「私って本当にママになるんだ」と、なんだか温かい気持ちになります。(私だけかな?)

これからの子どもの成長も記録されるので、大事にしましょうね。


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