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石原良純さんのコメントに感じた違和感を考えてみたら、「親しき仲にも礼儀あり」に行き着いた

こんにちは、アジサシです。
ネット記事の感想です。

熊本県議の素行の問題もそうですが、
この記事では、それを報じるニュース自体への石原良純さんの苦言が言及されています。

熊本県議の素行は、あまりに横暴すぎだというのが僕の感想です。
そして、そんな人が議員なのね、と非常に残念に思います。

そして、石原良純さん(以降“良純さん”と表記)の発言。

羽鳥アナは「明らかにいい態度ではないと思いますけど」と言うも、良純は「でも、聞いたら『うち殺すぞ』って熊本では『どついたろか』ぐらいのことなんでしょ?」と熊本出身の森山みなみアナに聞いた。

森山アナは「結構軽い感じで言う人もいるかな、という感じ」としつつも「銃で撃って殺すという意味ではないが、タクシーでこれを言われたらかなり恐い」と説明。

上記ネット記事より

良純さんのこの指摘は、個人的にはあまりにおかしい指摘だと思います。
その理由を考えてみました。

結論として、良純さんの指摘にはある前提が抜けていると思いました。

「親しき仲にも礼儀あり」

いくら親しくても、礼儀を忘れてはいけない。という意味ですよね。

気心の知れた友人たちと、居酒屋みたいな場所で、仕事の愚痴を言いあっていたら、ひょっとしたら乱暴な言葉が出てくるかもしれません。
僕だってそういうことはあります。

僕は関西出身ですが、会話のキャッチボールがある中で、『どついたろか!』みたいなことを、冗談で言うことはありました。

そういう背景があるので、乱暴な言葉にも多少は寛容だと自分では思っています。(本当はよくないけど)

ただこれは、相手との関係があり、礼儀があるから許容できるものです。
親しくても無礼が許されるときと、礼儀を通さないといけないときがあり、
まさに「親しき仲にも礼儀あり」です。

親しい仲でもこうなので、ほぼ初対面の人相手には、よほどの事情がない限りは、そんなこと許されませんし、それくらいはわきまえます。

相手との関係を考え、TPOをわきまえた上での、乱暴な発言なら許容されるんじゃないかな、というのが僕の考えです。

戻って良純さんの指摘。
「でも、聞いたら『うち殺すぞ』って熊本では『どついたろか』ぐらいのことなんでしょ?」という発言が、
あまりに表層的で、あまりに思い込みの激しい発言だと感じました。

熊本県ではよく使われているかもしれませんが、
それだって相手との関係性がある上で使われているでしょ。
しかも会話の流れがある中で使われるでしょ。
会話の流れは、当然会話が成り立っているという前提です。

今回の県議の発言はどうか。
以下の記事が動画だったので、こちらを参考にしてみます。

個人的には会話が成立しているとは思えません。
まあ、酔っぱらってるから、
「運転手さん、聞いてくださいよ~。うんぬんかんぬんあって、腹が立ったからどついたろかって思ったんですよ。」
みたいな感じで、一方的にしゃべるケースもあるでしょう。
ただ、これくらいならタクシーの運転手さんは慣れていると思います。(勝手な偏見ですが)
でも、今回はちょっと違うと感じます。
運転手さんとは親しくもないでしょうし、どこか上から目線での「うち殺したろか」発言。
これは暴言と捉えられてもおかしくないと思います。

地元でよく使われていても、TPOはわきまえて使っている。
この県議の発言はそういうものから逸脱しているのに、
ひとくくりにして一緒のものと見なしているのは違う。
そう思ったため、良純さんの発言がおかしいと感じたのです。

良純さんのこの県議のニュースに関する発言には、他にも色々言いたいことはありますが、関係なくなってきそうなので割愛します。
ただもう少し、羽鳥さんのおっしゃるように、色んな考えの人がいるという前提で、
そういう物言いをしてほしいなと思いました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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